新田畳さんの映画レビュー・感想・評価

新田畳

新田畳

わりと洋画が多いです。邦画は特にクラシックが好きです。ストーリーよりもテーマや演出重視で鑑賞してます。
採点はその日の気分に寄る所が大きいので、あまり厳密には付けてませんが、乳児の亡骸を映す作品はどんな作品であろうと0点を付けています。

映画(458)
ドラマ(0)

アメリカン・スプレンダー(2003年製作の映画)

4.0

時間もなかったので一時中断するつもりで見始めたのだけど、
結局最後まで一気に見てしまった。

生活を切り売りせねばならない息苦しさや働けども暮らしが豊かにならない切迫感を想像すると胸の奥がざわついた。
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.7

フィルムの質感とストーリーが絶妙なバランスを保っているいい映画だった。
デジタルで撮っていたらもっとトゲトゲしい映画になっていたかもしれない。

美術の色合いもティーンエイジャーらしい繊細だけど素朴な
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ジプシー・キャラバン(2006年製作の映画)

4.0

粗野で情熱的で素朴。
彼らを見ていると自分のこそっ辛く恥ずかしい部分に目を覆いたくなる。

美談で繕わずに素直さと芸術と共に生きられることは、何よりも幸せなことなのだろう。

彼らの会話の中に「ガッジ
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世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

3.3

とても見やすくてハートフルな内容だった。
悪い人が出てこないので人間関係に疲れたときに見るといいかも。

ただ、この役にはアンソニー・ホプキンスのインテリっぽい雰囲気が邪魔になってる気もする。
・・・
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.3

QUEENの再現度が高くて楽しめたけど、そこまでハマらなかった。

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.8

なんとなく陰鬱な終幕を思い描いていたのだけど、意外なほど爽やかに尚かつ綺麗に終着したのでいい意味で期待を裏切られた。

しかし父親が気の毒すぎる

ルワンダの涙(2005年製作の映画)

5.0

虐殺や殺戮シーンにカタルシスがある戦争映画は嫌いだし、こういった史実を基にした作品を見る度にその感性は正しいのだと感じる。

第三者が調停者になり得なくても、関係を断つことなく視線を送り続けること自体
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

5.0

進学せずとも、気の向くままに生きていけると思っていた。

いつも一緒にいる親友も、道端で何日間も野ざらしにされたままのジーパンも、廃線になったバスを毎日待ち続ける痴呆老人も、ずっと同じ世界にいてくれる
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冬の光(1962年製作の映画)

4.0

同じ日に視聴したリトル・ミス・サンシャインとはある意味対照的な作品だった。

神への不信が人の形(なり)を滅ぼすと見るべきか、それが本来の人間の姿と見るべきか。

形骸化した祈りのフリをする聖職者。
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

泣けた。
いかにもオーソドックスなファミリー映画にも見えるのだが、何か根底に熱いものを感じた。

映画の中に本当に必要なものは意図的に込められた「メッセージ性」などではなく、作り手の中にどうしようもな
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.4

戦争自体を正当化したり礼賛したりしてるわけではないのだが、少しでも戦闘シーンにカタルシスがある映画は怖いなと思う。

戦火の中で英雄を作るのはやはり間違っていると思う。
そして同時にそこで生まれざるを
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まともな男(2015年製作の映画)

3.4

「ドライブ中の家族の画」ってその家族の内情を表現するのに最も適した描写だと感じる。
同じ方向を見ている様に見えるからこそ、それぞれの思惑が散漫になってる様子が如実に出てしまうからだ。

結構楽しめた。
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劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス(2014年製作の映画)

2.5

金、賭け事、車、セレブ…内容が下品な上に俗っぽくて大変よろしくなかった。

吹き替えの声優陣が90年代のテレ東作品と同じだったが、あの名作アニメーションとは似ても似つかない雑な空気感に強いフラストレー
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セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

3.9

爽やかで見やすくてよかった。

「情」で結ばれた付き合いは愛や恋そのものよりも強固だし、個人的にはそちらのが尊いと感じる。

過去や未来を憂うとき、その情は刺激的な感情との比較により蔑ろにされる。
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黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

3.9

クリムト作品は個人的に好きなので、実際にウィーンのヴェルベデーレ美術館に足を運んで何点か鑑賞したことがある。

金箔の絵画のほとんどをオーストリアが所有し門外不出にしている中で、
あれだけ荘厳なアデー
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.4

ミシェル・ゴンドリー作品ということもあって様々な映像演出が見られるのを期待していたのだけど、蓋を開けてみれば奇抜な演出のないシンプルで素朴なロードムービーだった。

自分たちだけで作った車で街を抜け出
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.6

言葉がない、もしくはその対象を定めないまま発信される情報の不気味さ。

コミュニケーションにおいて、情報の発信者と受信者のやり取りを成立させるには、受け手側が「対象とする情報の認識やそれを得る手段を持
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結婚まで1%(2017年製作の映画)

2.3

結構つまらなかった。

言いたいことはわからなくもないけど、わざわざ映画で見たい内容ではなかった。
居酒屋の雑談レベルの話というか…。

中学生カップルの話みたい。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

2.7

恋人たちの映画というよりも、"完璧な両親"の映画だった。

衣装の配色がとても良い。

アーミー・ハマーは確かJエドガーでも同性愛者の役をやってた気がするのだけど、相変わらず絵に描いたようなイケメン。
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.1

いやぁ、よかった。

実際の加齢による顔の皺、体型の崩れ方がメイクなどでは到底表現しきれない年月の変化とそれが持つ重厚さを物語っていた。

9年、18年経ってもなお、画面に立つ二人のキャラクターがしっ
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.9

いい。ほんといい。

二人しか知らない時間があったこと、自分しか知らない真実があること、それを9年越しに語り明かしお互いの人生の確認をしあう。
あの時すれ違ったからこそ贅沢な幸福感は生まれ、それは新鮮
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.8

楽しめた。

国産ドラマにしたら、
「人情味溢れる下町育ちの元ヤン弁護士爆走記」
みたいになるんだろうな。

なんちゃって家族(2013年製作の映画)

3.9

いい具合にくだらなくて下品で朝から笑った。

娘役のジュリア・ロバーツの姪が可愛い。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

えも言えない良さがある。

終始一夜限りのカップルによる会話劇が中心なのだけど、盛り上がり方が爽やかな割に妙に生々しいリアルさもあって面白かった。
元は監督の実体験らしい…。

そりゃ楽しいだろうな、
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.7

父を三回殺す。

この映画には二種類の男が出てくる。
女を自分の支配下に置こうとする男。
精神的に脆く不器用だが心優しい男。

その二面性は敬虔なクリスチャンだった主人公の父親を暗示しているのだろう。
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青の炎(2003年製作の映画)

4.6

とても面白かった。
二宮くんすごい。そして20歳(当時)に見えないくらい若い…。

特に博物館のエスカレーターで共犯の計画を話すシーンが素晴らしくて好き。

いくら足掻いても見えない力に流されて堕ちて
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ホステル2(2007年製作の映画)

3.3

前作よりもB級感が増していて
グロさはあってもサスペンス要素は少なくなった様に感じた。

場所はチェスキークルムロフあたりなのか。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

面白かった。

とくに音楽が過去の日本映画っぽくて最高だった。

それにしても劇中の日本語がボソボソ喋りすぎて聴き取りづらい…。
変に日本人俳優使わずに全編英語でも良かった気がする。
それか大塚明夫と
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.2

前評判や感想をなんとなく耳にしていたので「絶対好みだ」と期待しながら息巻いて観た。
…が、正直全くはまらなかった。

普通の人間の目線の高さとは違うカメラアングルや現代音楽っぽい不穏な音楽など、不気味
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

2.5

なんだこの話…。

前半の1時間はすごく面白い。
後半は兎に角話がとっちらかっててイライラ。

終始ひたすら迷走するマット・デイモンが見られる。

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.1

人生の満足感については、今どれだけ幸せかという問題よりも「未来に対していい予感が持ててるかどうか」の方が重要だったりする。

過ちを正せばその予感が手に入ると思いがちだが、意外とそうではないのかもしれ
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.4

思ったより緩めでストーリー展開も王道の探偵映画。
終始肩肘張らずに見れた。

昨今の作品に比べると良くも悪くも古典的だし正直個人的には物足りなさも否めなかったけれど、昔の映画によくあったライトさと纏ま
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