新品畳さんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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ルーム(2015年製作の映画)

3.5

脱出劇なのかと思ったら、むしろそれ以降に重点が置かれた映画だった。

折り合いをつけねばらなくなるのは、命に理屈が潜り込む余地がないからなのだろう。
それを愛情という一つの雑な言葉だけで片付けるにはあ
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夜のとばりの物語 醒めない夢(2012年製作の映画)

4.5

影絵が作る想像の余地の広大さを知った。
緻密な「見た目」よりも大事な「形」がある。

それはどんな実写映画よりもずっとリアルな世界を見せてくれる。
心に実態を持たせてくれるのは言葉の持つ力だ。
新しい
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劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オリオンの矢(2018年製作の映画)

3.5

ベルくんの女たらしが健在のいつも通りのダンまちでおもしろかった。

アルテミスに関しては他の神々と比べても無個性のせいか、あまり魅力が感じられず、いかにも"劇場版用使い捨てヒロイン"といった印象が拭え
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ベルフラワー(2011年製作の映画)

2.6

いじけてる人間の映画って苦手だ。
暴力の中に万能性を見出して、それさえあれば異性を支配できるという妄想が見え隠れして見ていてきつかった。

酩酊具合は「マッドマックス」というよりも「荒野の千鳥足」を想
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僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

3.2

映画見てると他文化圏に対する偏った印象が如実に作品内に現れているものがあって、「この国はこういうものだよね」みたいな雑な扱いをしてるものに出会うと一気に興がそがれることがままある。
(ロストイントラン
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

4.0

去年くらいからちょいちょい摘み見しながら見終えた。
コーエン兄弟作品らしい殺伐とした明るさが西部開拓時代の雰囲気にこの上なくマッチしていて、非常によかった。

個人的には「早とちりの娘」の逸話が好き。
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グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

4.0

(コピーライトはともかく) 人間が生きる上で持たねばならない理性があることを教えてくれる良い作品だった。

この映画の重要なキーとなる「孤独感」はその渦中にいる人間の中に幻想を作りだす。
ある者は孤独
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白い。
フェチズム全開で最高。
お姉さんも(声以外)素敵だった。

お父さんがどうみても森見登美彦。

1922(2017年製作の映画)

3.5

彼がどんな道を選んでようと不幸みたいなものは付き纏ってきたように思う。
その中でも最悪を選んだどうかは主人公自身のみぞ知るわけだけど、
生活や慣習を守ろうと変化を望まないことがそこまで罰せられることだ
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.8

爽やかな小品。
主人公がベッキーに見えて仕方なかった。

ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.9

アメリカンニューシネマを久々に見た。
ご都合主義展開が多い新作映画ばかり見てるからか、妙に癒された。

生活をしている中で、スーパーヒーローがいない安心感に浸る時間が必要なときがある。

70年代のア
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セル(2015年製作の映画)

2.0

ふつうに面白くなかった。
ゾンビ映画の出涸らしみたいな内容。

この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2018年製作の映画)

4.0

面白かった。
「このすば」らしい平常運転でよかったし、いわゆる"劇場版"っポイ余計なこともあまりやってないのもよかった。

安心して今後の続編を楽しみにできる、良い映画化だった。

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.0

この監督の映画にはどれも狭小な箱に閉じ込められてるような息苦しさがある。
ある種のフェチズムなのだろうか。

映画館で見なくてよかったな、と思った。
リアルさへの飽くなき探求ってよりも
「不快なものこ
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岳 -ガク-(2010年製作の映画)

3.8

小栗旬の演技がかなりおばたのお兄さんに似てて良かった。

結構最後まで楽しんで見れた。
(最近アウトドアやり始めたから装備とか見てるのが楽しかったのだと思う)

天気の子(2019年製作の映画)

4.0

とても良かった。

最近は表向きに物分かりの良さそうな大作映画が多くて反吐が出てたので、クライマックスにはスカッとした。

背景のために人物が描かれているような特異な作品ではあるけど、それが「らしさ」
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.2

今までよりもおもちゃ同士の関係がなんとなく希薄に思えて寂しい気持ちになったし、
冗談めいていたとしても「ゴミ」という言葉をキャラクターが易々と連呼するのは見ていて悲しかった。

途中まで作って脚本も含
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.9

ハッピーではないが基本的にみんな楽しそうだし、悩んでるなりにどこか幸福そうな映画だった。
自立しないことで得られる物語と、物語があることで生まれる終わり。

「こんな男のどこが好きなんだ」という疑問も
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.9

ナカハラだけに思考能力と決断力がある映画だった。
えらいぞ、ナカハラ。

プロメア(2019年製作の映画)

3.0

テーマがシリアスなのにご都合主義展開のストーリーは辛い。
茶化してるわけではないのだろうけど、結局グレンラガンみたいなことしたいのであれば、このテーマでなくても良かった気がする。
最後の方ほんとに眠か
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ザ・サイレンス 闇のハンター(2019年製作の映画)

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あんまり面白くないし、緊張感もなかったので途中で見るのやめた。
音に関するホラー最近多いの気になる。

ネトフリの映画は見てるとどうしても浅薄な印象が抜けない

サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

2.9

なんだかボヤ〜っとした映画だった。
マット・デイモン最近こういうパッとしない作品ばかり出てる印象。

調べたらコーエン兄弟関わってるのに驚いた。どうしたんだろう。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

ノート暖炉に投げ入れたときに
「そっちー!?」ってなった。笑

最後の方のテンションもなんか笑った。

ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間(2018年製作の映画)

3.8

正直期待せず見たのだけど、面白かった。

特に透明人間の作画のクオリティが半端ない。

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.0

キャラクターの細やかな所作や豊かな演出。
そういった毎分毎秒に込められた丁寧さの積み重ねが素晴らしい映像体験を育むことを改めて教えてくれた。

手描きアニメってやっぱりすごい。

しかしながら、若女将
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