107分の「完全版」を。
いやはや、これは嫌いになれない。魅力的で惹きつけられるシーンやカットが沢山あって、それ以外のところについてはそれほど気にならないと云う、ダリオ・アルジェント作品ではありがちな>>続きを読む
こちらは初めてだったので、かなり豪華なキャストが出ていて驚く。
前作に倣えば、加藤夏希や真木よう子にもう少し見せ場があれば良かったかなぁ、と。まぁ、そもそもタイマンの接近戦が殆どなかったから、仕方がな>>続きを読む
薬師丸ひろ子×森田芳光。『里見八犬伝』での深作欣二監督との組み合わせも異色だったが、今回もなかなか奇妙な余韻が残った。誕生日の夜のシーンなんか、自分の中でどうにも咀嚼出来ていないような気がする。
野村>>続きを読む
2000年に劇場で観て以来、【特別篇】は今回が初めて。
やはり、柴咲コウと栗山千明が最高で、特に柴咲コウは本作の相馬光子役がきっかけでファンになったと云っても過言ではない。
この流れで、『Ⅱ』も行って>>続きを読む
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こういうことを真剣に突き詰めるタイプの作品ではないと判ってはいるのだけれど、それでもどうしても考えてしまうのは、そもそも今回の企画を持ち込んできた時から有吉はマッコイDを殺すつもりだったとしか思えない>>続きを読む
ナレーションが喜多嶋舞だったせいもあってか、同じ石井隆監督の『人が人を愛することのどうしようもなさ』と妙にイメージが繋がった。とすると、最後のアレは……。
ボカシを入れる前提だから、これくらい大胆なア>>続きを読む
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原作は未読なので、「で、結局その口紅ってどういう理屈?」と云う謎解きを求めていると、肩透かしを喰らうかも知れない。
観ていると、土屋太鳳と芳根京子の顔がどんどん似ているように感じられてくるから不思議だ>>続きを読む
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私達は『HERO』の久利生公平を知っている。だからこそ、最上の行動に作中で描かれている以上の特別な感慨を覚えてしまう。最上役を木村拓哉が演じたことで、より重層的な映画になったと思う。また、そこに松重豊>>続きを読む
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散歩している者は、どこを/何を見ているのだろうか――と云うようなことを考えたのは、東出昌大も出演していた『散歩する侵略者』からの連想のようでもあり、柴崎友香作品からのようでもある。それがもしカメラを手>>続きを読む
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……俺も好きだ。
これから繰り返し、何度も観たいと思った。いや、本当は終わるな!と願っていたのだ。映画が、と云うより何もかもが。
佐知子がね、とにかく魅力的で、これくらいのファンタジー加減が無性に堪り>>続きを読む
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ティセラ!
どうやら、《アンフェア》シリーズ以外の篠原涼子主演映画って初めて観たような気がする。
序盤、最初に回想シーンへ移ったところのダンスと云うか一連のパフォーマンスは、90年代と云うよりは寧ろ昨>>続きを読む
何に一番驚いたかって、主題歌がm-floだったことですよ。っぽいなぁ、とは思ったんですけどね。
刑事役の町田康がいい感じでした。
今月に入って連ドラを通して観たので、その流れで。
終盤に、一號が正木に云った台詞が凡てを表していたような気もしますね。
まぁ、もっとヒットしていれば『海猿』のようにシリーズ化していたのかなぁ、と。
ヒッチコックもトリュフォーも恐らく一本も観たことがないのに本作を観たのはただただ、黒沢清監督が出ているからでして。あ、でもトリュフォーが出演していた『未知との遭遇』は観てました。
先ずは、本作でも大き>>続きを読む
以前『宇宙からのメッセージ』を観た時、「大作路線の角川映画っぽい雰囲気を感じた」と云うような旨の感想を書いたんですが、同じ深作監督の本作はまさに“それそのもの”でしたね。
たまさかRPGっぽい劇伴も印>>続きを読む
十五年ぶりに『アカルイミライ』を再鑑賞したのは、本作を観るための事前準備だった訳です。
『アカルイミライ』のメイキングやキャスト・スタッフへのインタビューなどを通して、黒沢清に迫る。
本作が公開されてからも既に十数年が経過しているので、現在のピンク映画界の状況とはまた違っているかも知れないが、その時点までの振り返りとしては良かった。
撮影の様子が密着取材されている女池充監督の新作に>>続きを読む
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あの後、レオナはどうなったのだろうか?と考える。更にどこか別の場所へ移動したのか、あそこに留まりそのまま機能が停止してしまったのか、或いは……。
中村文則、初の映像化作品。監督は『パーフェクト・レボリューション』の松本准平。
内田慈と滝藤賢一が、やけに印象に残った。
ラスト、そうなるか〜。
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クイズが縦軸になるとは思っていましたが、『アタック25』のパートがあれほど長くしっかり描かれようとは。田中圭の出題シーンが如何にもそれっぽくて笑った。
最近、悪役の作品ばかり観ていたので、優しい父親役>>続きを読む
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②2003年の冬に、確か渋谷のシネ・アミューズで観て以来、十五年ぶりにU-NEXTで再鑑賞。
自殺した後の浅野忠信の存在感と云うか漂い方が、実に黒沢清らしいなぁ、と改めて(2018/09/01)。