ウルリケ・オッティンガー特集で観たのだが、いやこれは久々にぶっ飛んだ映画を観たなということで非常に面白かった。ちなみにウルリケ・オッティンガーは初です。他にどんな映画を撮っているのか知らんからオッティ>>続きを読む
傑作だと思いますね。これは素晴らしかった。
しかし本作のタイトルは『アダミアニ 祈りの谷』というものなのだがこのアダミアニという語は何だかピンとこないという人も多いのではないだろうか。俺も祈りの谷、と>>続きを読む
ぶっちゃけ『ほかげ』というタイトルと何やら戦後すぐが舞台ということ以外は何も知らないままで、塚本晋也の映画が面白くないわけないだろーが、という経験則を抱いて劇場へ行ったのだが俺の経験則は間違っていなか>>続きを読む
原作の方は子供の頃に読んだはずなのだが、なにぶん昔すぎて内容はほとんど覚えていなかった。その薄い記憶というのは予告編の内容とほとんど同じで、お転婆な少女が身体の弱い男の子と出会ってなんたらかんたらとい>>続きを読む
予告編を見るとわりと真面目な超常現象映画のようにも思えるのだが個人的には「いやこれはボンクラ寄りの映画に違いない…」と思っていて、実際に観てみるとやはり、真面目にトンデモ説を展開するようなある意味では>>続きを読む
よく動く形と鮮やかな色彩と楽しい音、それらと共にスクリーンに映し出されるのは光。この『ペルリンプスと秘密の森』という映画はそのようにして始まる。これが非常に示唆的というか、そこをどう受け止めるのかが重>>続きを読む
この『怪物の木こりは』予告編を始めて見たときに「な…なんて面白そうなんだ! まさに理想の三池映画じゃないか!!」と思って正直年末公開作品の中では『首』よりも『ナポレオン』よりも楽しみにしていたんですよ>>続きを読む
リドリー・スコットは割と好きな方くらいの監督だけど、どこが好きなのかっていうと”人間大嫌い”な部分で『最後の決闘裁判』なんかは人間なんか全員クソだよっていう冷ややかなメッセージを感じて超面白かったんだ>>続きを読む
『ゲゲゲの鬼太郎』は2023年現在で第6シーズンまでテレビアニメが作られているので超人気国民的アニメといっても過言ではないと思うし、大体10年に1シーズンくらいのペースで作られているので多くの日本人は>>続きを読む
菊川のストレンジャーでの北欧映画特集の2本目で、先日感想文を書いた『画家と泥棒』からのハシゴです。
ま、本作『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』も面白くはあったんだけど『画家と泥棒』>>続きを読む
菊川のストレンジャーでの北欧映画特集で観ました。
いや面白かった。ドキュメンタリーとは聞いていたがホントは脚本あるんじゃないの? 結構演出入れてんじゃないの? と思うくらいには面白くてちょっとびっくり>>続きを読む
メーサーロシュ・マールタの2本目です。『ふたりの女、ひとつの宿命』からのハシゴで今回の特集はこれで最後。
何となくメーサーロシュ・マールタの英語版ウィキペディアのページを見てみたらすげぇ多作の人でびっ>>続きを読む
俺の個人的な印象では数年前のケリー・ライカート特集の辺りから映画史の中で埋もれてしまった女性監督の作品を紹介しようみたいなムーブメントが生まれて、東京都内では主にアート系の作品をよくかけるミニシアター>>続きを読む
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非常に面白かったです。
初報の時点では、たけしが秀吉をやるのかぁじゃあおそらく天下人になった後の晩年のお話で芸能界の頂点を極めた自分と秀吉を重ね合わせて耄碌していく様を描くのかなぁと思ったが、あれ? >>続きを読む
まぁおもろいはおもろいんだけど、こんなもんかぁ、的な感じの映画でありました。こんなもんかぁ、っていうか既視感アリアリというか、若手の映画監督ってこういうの撮るよねというある種の麻疹的な映画というか、ま>>続きを読む
タイトルが『恐解釈 花咲か爺さん』でオソレゾーンとエクストリーム配給という組み合わせですからね、まぁ何をかいわんやというか、こんなもん真面目に観てどうすんのよ? っていう映画でした。大体分かるでしょう>>続きを読む
早稲田でのイオセリアーニ特集延長戦五本目にしてこれがラスト。長編1本と短編数本を見逃したがこれで大体イオセリアーニは観たかな。残りの短編群とかもまたどこかで上映していただきたい。
それはともかく、映画>>続きを読む
早稲田でのイオセリアーニ特集延長戦四本目。
これも面白かったですね。発表されたのは本作『月の寵児たち』の方が先なのだが、俺が観た順番では『群盗、第七章』の方を先に観ていた。それで思ったのは『群盗、第七>>続きを読む
早稲田でのイオセリアーニ特集延長戦三本目。
本作『落葉』がイオセリアーニの長編デビュー作らしいが、すでにこの時点で俺が好きなイオセリアーニの作風というのは完成されていたんだなとよく分かるような映画で、>>続きを読む
早稲田でのイオセリアーニ特集延長戦二本目。
いやこれも面白かったっすね。タイトルは『四月』というだけで何だか素っ気ないシンプルなものだが内容もそれに負けじとシンプル。シンプルっていうかほぼ台詞なしのサ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
本作『火の鳥 エデンの花』はかの手塚治虫の代表作『火の鳥』シリーズの中の『火の鳥 望郷編』を映像化したものなのだが、なぜ望郷編ではなくエデンの花などというサブタイトルに変更したのか、観る前はその理由が>>続きを読む
予告編で何となく画の雰囲気が良かったので観てみたけど面白かったです。ちなみに原作は未読。未読どころかタイトルも原作者の名前も知らないというアンテナの低さっぷりだった。確かビッグコミック刊とか字幕に出て>>続きを読む
こういう映画は面白いとか面白くないでは語れないとは思うので、まぁ機会さえあれば観た方がいいよ、というくらいにしか言えないという、そんな『ミャンマー・ダイアリーズ』でしたね。
こういう映画ってどういう映>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
とりあえず観た第一声としては面白かった。それも思ってたよりも面白かったのでかなり満足感のある映画だったが、個人的には傑作とか名作とか言うほどのものではないかな、という感じです。ちなみに俺はゴジラはおろ>>続きを読む
イオセリアーニ特集の最後に観たのが5月に下高井戸シネマでやってた『皆さま、ごきげんよう』で、もっと観たいから延長戦やってくれぇ! 的なことを書いたような気がするのだが、現在早稲田松竹でイオセリアーニ特>>続きを読む
ネトフリには加入しているので待ちさえすれば自宅で見ることもできたのだが、何だかんだデヴィッド・フィンチャーの新作だしそもそも自宅では2時間もある映画を集中して見ることができないだろうということで劇場で>>続きを読む
特に文句のないおもしろSFだったのでぶっちゃけそんなに言うこともなく、あーおもしろかったー、だけで終わってもいい感じではあるのだが、まぁちょっとだけ感想文を書いてみようか。
本作はあのハリウッド版『ゴ>>続きを読む
御年80歳になる大御所も大御所のスコセッシ監督による新作で、しかもその高齢にも関わらず巨匠の晩年によくあるような抽象性が高い分かるような分からんような作品でもなく、アメリカの原罪的な問題を真っ向から取>>続きを読む
ファスビンダー特集の四本目です。
四本目とはいうがその中の一本はファスビンダーは脚本のみで映画の監督自体はダニエル・シュミットが務めた『天使の影』があるので純粋にファスビンダー監督作品としてはこれが三>>続きを読む
ウクライナ戦争が勃発して数か月後に渋谷のイメージフォーラムでヴァレンチン・ヴァシャノヴィチの『リフレクション』と『アトランティス』が特集上映されたのは去年の夏くらいだっただろうか。その後もロズニツァ作>>続きを読む
岩井俊二の長編作品は『ラストレター』以来の3年ぶりですかね。前作は結構好き好きな感じの感想文を書いたような気がするんだけど、本作『キリエのうた』は正直そこまでグッとは来なかった。まぁ面白いかつまんない>>続きを読む
『宇宙探索編集部』というタイトルの字面だけを見たらドキュメンタリー映画かな? という気もするがれっきとした劇映画である。俺は最初タイトルだけ見たときは月刊ムーに密着取材した映画だと思った。まぁムーに取>>続きを読む
フドイナザーロフ特集で唯一時間が合わなくて観られなかった『少年、機関車に乗る』だが、延長戦的な上映でなんとか観ることができました。ありがとう目黒シネマ。そしてこれでフドイナザーロフはコンプリートかなと>>続きを読む
俺自身オシャレのセンスはないのだが、ファッション関係は好きでその手の映画はなるべく観るようにしてるのだけどその手の映画って劇映画でもドキュメンタリーでも大体面白いんですよね。まぁファッションってモロに>>続きを読む
本作を観た直後の俺のTwitterの呟きは「いかにドキュメンタリー映画とはいえさすがにそれは…と思うほどに平坦で山も谷もない構成および演出になっているのだが、しかしそれがフランシスコ教皇の揺るがない信>>続きを読む
まぁ面白かったは面白かったんだけど、かなり思ってたのとは違ったなという『PIGGY』でした。いやほんと、悪くはなかった。全然悪くはなかったんだけど、こっちとしては安っぽい牛丼を食べようと思ってきたのに>>続きを読む