背きららさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

冬の旅(1985年製作の映画)

3.5

もしかしたらこの人は、と、やっぱりこの人も、を繰り返す関係に、心底疲れきる程に自身を使い果たしてしまったとしても、淡い期待や下心を、それでも私は持ち合わせていたい。どうせ死ぬときはみんな一人だもん。

BROTHER(2000年製作の映画)

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初たけし映画。ちょっとカウリスマキっぽい。

愛に関する短いフィルム(1988年製作の映画)

3.6

過去に自分が泣いた回数覚えているのかっこ良すぎる。「今度アイスクリームを食べに行きませんか」は、デートに誘う台詞としてこの上なく良い。セックスする事で愛を得られると信じていたのはどっちなんだ。

スマイル(2022年製作の映画)

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“中に入ってこようとする”って比喩表現かと思ったら物理的に入ってこようとしてて笑っちまった。

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

こっからもう一回霜降りのラジオ聴いて腹抱えて笑える幸せがある。

ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)

3.8

恋愛における取捨選択を全て間違えた男。でもそれは女の子もたぶん同じだよ。不器用なのも、そんな正しく生きれないのも、自分だけじゃないんだなあ。「もう遅いか」「まだ間に合う」。

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.1

再見。しょうもない殺人ばかりするしょうもないお金持ち。あんだけ人を殺しても誰も騒がないし、ロンドンで人違いをしたりする辺り、周りの人間が如何に己にしか興味が無いか物語っていてゾッとする。本当に怖いのは>>続きを読む

色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

3.3

一番上に出てたから再見。渡辺大知っていい顔してるよねー。岸田繁がカテキョなのは美人お姉さんカテキョより嬉しい。

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.7

こういうファンタジーアクションでは好きな方。ただ復讐までが長え。ヘルの門ってかマグマだらだら火山でちょっと面白かった。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.7

性急に距離を縮めようとせずに並行して歩き続けるトラヴィスにグッときた。

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

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これに120分費やせるのすげー。メタ演出も滑ってて最悪。

PARIS(パリ)(2008年製作の映画)

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二度チャレンジしてもなお途中で飽きてしまったので駄目だ。

コールド・フィーバー(1995年製作の映画)

4.0

極寒の地でのロードムービー。そこに若干のスピリチュアル思想。日本人はあまり霊的な話や精神思想を口に出したりしないけど、弔いには強い祈りや信念を感じるのは確か。

スリープレス(2001年製作の映画)

1.0

是空映画祭にて。昼ドラみたいな安っぽさ。だからめちゃくちゃ笑える。つかみは良かったんだけどな。

グロリア(1980年製作の映画)

4.5

こんな女に多分一生憧れる。死んだことを哀しむんではなく、今そばに居ることに涙したい。

そばかす(2022年製作の映画)

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多様性って何処までがそれで、何処からが我儘なんだろうね。

クレイジー・ママ(1975年製作の映画)

3.0

70sファッションもグルービーな劇伴もめちゃくちゃアガる。エンドロールまで可愛い。

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

5.0

凄すぎる映画を観てしまった。余りにも完璧を求めた女が、ズレ始めたルーティンと共にゆっくりと崩壊していく過程を私たちは目撃する。台詞などほとんど無いものの、そこから彼女の性格がわかってしまうし、離れたカ>>続きを読む

ザ・ドライバー(1978年製作の映画)

3.8

沈黙のカーチェイスかっこよすぎるでしょ。「ベイビードライバー」も「ドライヴ」もそうだが、逃し屋はクールで寡黙なタイプが多い。

友だちの恋人(1987年製作の映画)

4.5

これ女にも腹立つ話じゃない?
「私は人じゃなくてイメージに恋してた」。これ、自戒する必要がある台詞でだいぶぶっ刺さった。

スタスキー&ハッチ(2004年製作の映画)

3.2

777本目の確変映画はこれでした!スヌープ・ドッグに癒される。

ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

2.8

言ってることが終始支離滅裂で意味わからん!ゲロは見せるなよ汚ねえな。

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

1.7

新年一発目に気合いの一本!アルコール入れなきゃちょっとキツいくらい、90分ずっと血!血!血!のかなり攻めた怒涛のゴア描写の連鎖。サイバー感ある全眼カラコンのビジュアルに、笑いながら涙を流す矛盾ゾンビの>>続きを読む

道草(2022年製作の映画)

4.5

休日前夜にサニーデイを見るか道草をみるかの二択で迷った結果。
ニセモノの自分が評価され、後に引けなくなった末に手元に残るものは別に大して大事なものじゃなかったりする。偽るのはそれ以上に守りたいものがあ
>>続きを読む

エクスクロス 魔境伝説(2007年製作の映画)

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トイレの天井を這って迫ってくるシーンが当時ホントに怖くてトラウマだった。今観たらまあまあ笑えるんだけど。

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

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こういう夢見がちなお話はいかなる時も求めてないからダメだ。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

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男の人は初めてがあんな形でもあんな感想になるんだな。

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.0

堂々たる姿勢が備わっていない奴は騎士になる資格ないんだわ、お前は相応しいの?どうなの?と試される、騎士になり損ねた男の旅。私自身も怠けた人間なので、そんな事しないでくれよの気持ち。A24は良くも悪くも>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.8

日本家屋を使った奥行きのある空間演出も、入念過ぎない台詞(会話)のラリーも全てが良い。夜になると電気が灯り、左右に連なる、多種多様な飲み屋の看板を映すショットがめちゃくちゃ好き。個人的には何故か「鱧」>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.3

ここ最近の邦画の中ではかなり好き。彩度の低い東京の孤独感の完璧に近い再現が素晴らしく良い。女が生きてたら皆一度はぶつかるであろうグロいシチュエーションの数々も、観ていてくるものがある。高良健吾みたいな>>続きを読む