toriさんの映画レビュー・感想・評価 - 45ページ目

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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.8

The sister said
「愛することと注意深く観ることは同じ」

親子の愛
兄姉愛
人種を超えた愛
友情
神への愛
住みなれた町への愛

全て貫いた

異性への憧れ
酒タバコ不良への憧れ
大人
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疑惑(1982年製作の映画)

3.5

松本清張なのに
法廷シーンで笑える

鹿賀丈史 いいね!
岩下志麻 ちょっとイラ...最後ザマァみろ
桃井かおり 怪演それとも天然⁈

あんなにずけずけ言いたいこと言ったら
さぞ気持ちいいだろう

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

3.8

ファーストカット小学校の卒業式
卒業生が合唱する歌は
日本人だったら誰もが知ってる歌

都会から来た一夏の友達
日焼けか汚れか真っ黒な顔で山猿のようなガキども
蝉時雨
虫取り
川遊び
木登り
物々交換
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泥の河(1981年製作の映画)

3.8

敗戦から10年後の大阪
大陸から引上げてきた男が闇市で出会った女と結婚し10歳の男の子ができうどん屋を営み平和に暮らしている
「もはや戦後ではない」と言う掛け声の元復興に向かう日本
将来に向け子供が宝
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インテリア(1978年製作の映画)

3.7

きっちりと整えられたインテリア
花瓶が悲鳴をあげて壊れる時
危うかった均衡が崩れる

昔を懐かしみ静かな海を眺める3人姉妹の横顔が全てを語る

ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)

4.5

ロバート・アルトマン監督 
やるじゃん!

「どうして君は映画観ないの?」
「Life is too short」このセリフ 
やるじゃん!

超大物女優、男優のあんな使い方 
やるじゃん!

掘り出
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エル・スール(1982年製作の映画)

3.5

大昔に1度観たきり
やっぱり何も覚えていなかった

父に対する女の子の気持ちは
自分では一生分からずじまいになるだろうけど

「父」も「南」も彼女にとって未知でミステリアスな魅力なのかなと想像すると少
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.5

先週の早稲田松竹
「ホーリーマウンテン」
「エル・トポ」

に続き虫愛でる監督ホドロフスキー3作目

映像美も手伝い
ストーリーについて何も書けない程何度も寝落ちした

ただあのお母さんにとてつ
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ヘアー(1979年製作の映画)

4.5

観終わってすぐに続けて観たくなる稀有なミュージカル
自由を愛し偏見を嫌う人達への色褪せない讃歌

誰もが知る名曲
アクエリアス(飲料水の名前ではない)
Let the sun shine

Hairを
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人狼ゲーム(2013年製作の映画)

3.6

酒の席のノリで観ることになった

ルール
正直イマイチ理解していない
説明面倒なので某解説を「 」で以下引用
引用の後にレビュー

「人狼ゲームは、村人の中に混じっている人狼(狼人間)を会話の中で探し
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真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

3.5

(ハングオーバー x 0.4 + おとなの事情 x 0.1)÷2
+マリオ+カール爺さんの空飛ぶ家 
= スコア3.5

フェティッシュ(1996年製作の映画)

3.6

タランティーノ映画

Cutting edge comedy
ラテン乗りであながち嘘ではない

血糊 - (殺人を愛でる)フェッチ

邦題への変換
珍しく上手に出来た

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

法でさばけない愛憎の完全犯罪
脚本はこうだ

場面1
元夫から突然小説が送られてくる
ダメ男なのに小説を完成させるなんて!
メッセージがついている 「君に最初に読んで欲しい」
うまく行っていない今夫「
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ブラッドシンプル ザ・スリラー(1999年製作の映画)

3.8

いい感じのブラック度
音楽も絶妙にマッチ

フランシス・マックドーマンド
20年前を味わうのもまた楽しからずや

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

5.0

生まれて初の試写会
一般ピープルに先駆ける優越感
これがやって見たかった!
しかも初体験がこの映画で本当にラッキー

山ほど書きたいコトあるが
ネタバレしたら後日有料でご覧になる方々に申し訳ないので
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エル・トポ(1970年製作の映画)

4.0

ドライな砂漠、クールな出で立ち、年端もいかない息子にトドメをささせる教育的配慮

前半ハマった

後半舞台替ったら

奴隷売買/冤罪、性的abuse 、不具者虐殺
なんかふんだんで一挙にトーンダウン
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

4.0

何年も何年もまともな映画しか見ていなかった

脳髄のルネサンス
カルト教団集団入信式オリエンでそのまま使える

生と死
聖と穢
芸術とワイセツ
表裏一体
感性が試される

青い空
乾いた空気
高い山
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サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

3.5

アメリカでは今信条、経済状態が似た人達の安全なニュータウン作りがブームと聞く

持つ者たちがあからさまに群れ合う社会

ニュータウンではこの映画の街に欠けていたマイノリティーを排斥する仕組みが整ってい
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.3

社会派コメディ 
作った人、出演した人みんな楽しかっただろうなぁと想像すると嬉しくなる

登場人物だれもかれも笑える
事実は小説より奇なりって最近とみに感じる

すぐに逃げ出したスピーディ(強盗の相棒
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友罪(2017年製作の映画)

1.0

数週間前にこの記事を読んだ
ご遺族にはいたたまれない映画だと思う
映画が人を傷つけたとしたら
映画ファンの一人として悲しい

1997年に神戸市須磨区で起きた連続児童殺傷事件で、小学6年生だった土師(
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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

4.2

イン・コンサート@すみだトリフォニーホール

パンとご飯
どっちが上?
みたいな比較をしてはいけないが
どうしてもラ・ラ・ランドと比べてしまう

かたや無声映画
かたやミュージカル
オーケストラとの
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.5

@錦糸町

All the money in the world
これ以上でも以下でもない


最近のアメリカ映画クレジット
「これは事実に基づく」
から

「俺は浮気はしない」
「多分しないと思
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ダリダ~あまい囁き~(2016年製作の映画)

4.2

時間を間違え代わりに観た映画
二本立てのマークしてない方
時間調整で飛び込みで観た映画
こんな時は大概当たり

人生で初めて大ボケで公開日を間違え1日早く行ってしまった
悔しいからこれを代わりに観た
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マネーボール(2011年製作の映画)

4.5

明快・痛快・爽快 三拍子揃った改革と挑戦の物語
下手なビジネス書にお金と時間を費やすよりこの映画が100倍役立つ

監督もスカウトも過去と既得権にしがみつく終わった人達
観てるだけで「全員クビだっ」と
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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.8

池袋無国籍地帯@シネマ・ロサ

ポスター「きっと誰かの勇気になれる」

完全にハメられた
地球の裏側池袋まで本当かどうか調査に行かざるを得なくなった

調査結果 
大丈夫(多分)

あんな状況から立ち
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ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)

3.7

「ラッカは静かに虐殺されている」の銃撃や処刑シーンの代わりに描かれているのは

生き別れる家族
破壊された街
戦火と隣合わせでも普通の生活をしようとしている普通の人達

昔トルコでクルド人一家にもてな
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サムライと愚か者-オリンパス事件の全貌-(2015年製作の映画)

4.8

事実は小説より奇なり

内部告発
外圧
言ってるコトとやってるコトが違う人
粉飾
謝罪会見
政治家の答弁
慢性疾患
ジャーナリズム

こんなのが好きな人にオススメ

ただし吐き気を催す恐れあり
ビニー
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人生万歳!(2009年製作の映画)

3.8

「女と男の観覧車」の肩慣らし

ウッディ・アレン節爆発
Whatever Works 人間すべて塞翁が馬
誰もが人生の主人公

バーの男2人の会話
”いいね!”

ローサは密告された(2016年製作の映画)

3.7

警察の腐敗、街の雰囲気などの肌感
ドキュメンタリーっぽい

この国に生まれただけで安全とそこそこの生活が手に入る日本人は幸せ

東南アジアの男は働かないで飲む打つ(薬)
日本人女性は幸せ

博士の愛した数式(2005年製作の映画)

3.5

数学を愛した教授
彼を尊敬し情熱的教師になったルート
良き師匠との巡り会い、良き弟子との巡り会いは人生の最大の僥倖かも知れない

ルートが教えてくれたこと(ともに証明はなく不親切)
美しいオイラーの公
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独裁者(1940年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦後数年は経過し世間が落着きを取り戻してからの映画だと思っていた
開戦間もない1940年のモノとはにわかに信じがたい

基本喜劇なのでヒトラーとおぼしき独裁者を滑稽に描いているが
完膚無き
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.0

「ヒトラーの暗号を破った数学者」のようなお約束の邦題があったわけでもなく
主人公目線より暗号解読チーム物語として記憶
チューリングが実在したことも観終わって知った

チューリングが登場する本がきっかけ
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ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

3.5

立ち往生しているとうるさいくらいにMay I help you?と救いの手を差し伸べてくれるアメリカ人

キリスト教徒が助け合って国をゼロから開いた歴史からアメリカには寄付に代表されるPay it f
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.8

@早稲田松竹

アニメでもない、実写でもない新鮮な画像
どうやって作ったのか不思議だった
エンドロールで大体わかった

はじめから終わりまでファン・ゴッホの絵の世界
特に好きな絵が最後に出てきてハッピ
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ネルーダ 大いなる愛の逃亡者(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

デビュー@早稲田松竹

今まで何回か通った道だが映画館に気づかなかった
どこからどう見ても映画館にしか見えないし、最近できたようにも見えない
目的地に気を取られると周りが見えなくなる視野狭窄の見本
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