けんくりさんの映画レビュー・感想・評価

けんくり

けんくり

映画(1472)
ドラマ(25)

チェンジリング(2008年製作の映画)

4.0

何があっても諦めない女性の姿を通して、母親の強さを描ききった良質ミステリー。

子どもの行方不明から、警察の腐敗、精神科の恐怖、そしてあまりにも衝撃的な事件の発覚と…静かな幕開けから、後半にかけて事件
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サモン・ザ・ダークネス(2019年製作の映画)

4.0

コテコテのB級ジャンルの型に、新要素を上手く肉付けしている良作。

まず主役3人がそれぞれ違うタイプの美人でクソ可愛いのと、前半被害者側のバカさ加減の描き方、その反面主人公ポジの聡明さ、うーんわかって
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ガールズ・トリップ(2017年製作の映画)

3.0

大学時代の無敵チームが再結集して〜、という「ハングオーバー」以降流行りの王道のコメディ。

ディーナという弾けキャラが繰り出す、容赦ない下ネタの嵐は見もの。
本当にオブラートにすら包まない、直接的な表
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ばるぼら(2019年製作の映画)

4.0

妖艶で醜悪で狂っていて、それでいて純愛映画。

これは新宿で観たかった。
あの町を徘徊している時に感じる、雑多さ、いかがわしさ、奥深さ…そして町を構成する一員となれている(?)ことの心地よさが上手く表
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いつか晴れた日に(1995年製作の映画)

3.0

ものすごく「綺麗な」映画。
綺麗すぎるよ、、

正直この時代、この雰囲気、「紳士と淑女」みたいな映画は苦手なんだけど、各所で絶賛されているのと、Netflixの視聴期限が迫っていたので見てみた。

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ザ・ブック・オブ・ヘンリー(2017年製作の映画)

4.0

こちらの予想を何度も何度も裏切ってくる映画。まさか、、このタイトルとジャンルからは想像してなかったw

なんか可愛らしい、ちょっとファンタジーが入ったコメディ映画かなぁと思いきや、中盤でトーンが一転。
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PLAY 25年分のラストシーン(2018年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリーの手法をうまく活用したラブストーリー。

事前情報なかったので、最初はガチのドキュメンタリーだと思ってみてた。ただあまりにエピソードが面白すぎるのと、上手く撮られすぎているので、途中か
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マスターズ・オブ・ホラー(2018年製作の映画)

3.5

面白さに波はあれど、総じて満足度は高めなホラーアンソロジー。

まあもちろんすべて短編なので、恐怖の深掘りなどできるはずもなく、それぞれ表面的なジャンルムービーにとどまってしまっている印象。(特に最初
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荒野の千鳥足(1971年製作の映画)

4.0

ブンダンヤバへようこそ。
真面目に働いてきた平凡な男が、享楽に溺れ、破滅への道を辿っていく映画。

ただ立ち寄っただけの荒野の街で、ギャンブルで全財産を失い、酒を飲まされまくり暴れ、エロい女に誘惑され
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

4.0

「社会」や「共同体」に属せなくなってしまった人間の哀しい物語。

いつも疑問に思ってた、「ホームレスの人はどうしてそんな生活を続けているのだろう」と。

ここ日本においては、社会保障はある程度整備され
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

4.5

エンタテインメントのお手本みたいな映画。

転覆した船、下から迫り来る水、目的地は正しいのか、誰が生き残るのか。
テンポが異常に良くて、一つ何かを乗り越えるたび、また次の障壁がやってきて、それをみんな
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ザ・ヒーロー(2017年製作の映画)

3.5

がんを宣告されたかつての西部劇スターが、人生を省みるというヒューマンドラマ。

まああらすじを見ればわかる通り、あまりにも王道な展開が連続するので少々退屈。

ただ主演をはったサム・エリオットがまさに
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デビルズリジェクト〜マーダーライドショー2〜(2005年製作の映画)

4.0

前作が「悪魔のいけにえ」オマージュのスプラッターだとしたら、今作はまさかのアメリカンニューシネマ。
(ロブゾンビ相当70年代好きなんや、、)

血の海を築きながらロードトリップを続ける親子3人だが、徐
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セットアップ: ウソつきは恋のはじまり(2018年製作の映画)

3.5

超王道のラブコメディ。
それ以上でもそれ以下でもない。

上司のアシスタントとして激務に苦しむ2人が、お互いの上司をくっつけようとする話。

上司の無茶振りが規格外すぎて面白い。
(パワハラどころでは
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アメリカの友人(1977年製作の映画)

4.0

詩的で美しくて、うっとりするような映像体験。

正直ハイスミスの原作も知らないし、ストーリーにも大した面白さは感じられなかったけど、どこかこの世じゃないような雰囲気と、絵画みたいにバチッと決まった画に
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マーダー・ライド・ショー(2003年製作の映画)

4.5

これぞ俗悪!
悪趣味で最低なお化け屋敷コメディ映画。

無駄にクソかっこいいオープニング、見世物みたいな殺し方のエグさ、気持ち悪いサブリミナル、殺戮シーンでかかるハードロック……

観客が求めるB級作
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.5

全く似てない三兄弟の珍道中を描く、徹底的にオフビートなロードムービー。

薬やって、ラリって、荒野を旅して、現地の人と交流して、と反骨精神がない「イージーライダー」みたいだなと思ったw

ウェス・アン
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トリプル9 裏切りのコード(2015年製作の映画)

3.5

なかなか見応えのある骨太クライム・アクション。

まず超豪華キャストのアンサンブルが最高だし、地に足がついたアクションシーンは臨場感満載。

上記のように要素要素を抜き出すと、見所が沢山ある映画だが、
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.5

とにかく感じたのは、国籍や組織として人間を識別してしまった時、もはやそれは一個人を「人間」として、見ることができなくなるという恐ろしさ。

一度憎むべき「ドイツ兵」として認識してしまうと、もうそこに「
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ヒルズ・ハブ・アイズ(2006年製作の映画)

4.0

アジャ印の鉄板スプラッタ・ホラー。

最初から最後までジャンル映画としての役割を全うしていて、こちらの期待を外さない安心設計。

00年代のこの手のジャンルは、クオリティ高い作品が多い印象。

序盤の
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霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

4.0

「実験的」とは言いつつも、絶頂期のJホラーのような雰囲気を醸し出す秀作。

当然かもしれないけど、名作「リング」に感覚が近くて、ザラついたレトロな映像の中で、ヒタヒタと恐怖が忍び寄ってくるような描写が
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50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

4.0

青春ロードムービーの佳作。

ドイツの美しい風景をバックに、少年たちがオンボロ車で破天荒な旅を繰り広げる。一夏の青春、これぞ王道。

マイクとチックが最初に仲良くなるくだりが絶妙で、一生の親友って、あ
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

4.0

能天気で楽しいスペースオペラ。

カラフルでポップな宇宙描写や、個性的な宇宙人の造形にはワクワクするし、チャラめな主人公と毒舌ヒロインとのオフビートな会話はクスクス笑えて楽しい。

展開は正直雑で、シ
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悪魔の毒々モンスター(1984年製作の映画)

4.0

トンデモ映画かと思いきや、痛快で素晴らしいヒーロー映画。

見た目はアレだけど、、殺し方もえげつないけど、、弱き善人を助け、悪を成敗する精神性がかっこいい。
昨今のヒーロー映画みたく、主人公がネチネチ
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オペラ座 血の喝采 完全版(1988年製作の映画)

4.0

アルジェントの美学と変態性が炸裂したホラー。

まぶたの針の発明とか、殺人シーンでガンガン鳴り響くロックミュージックとか、オペラ座にカラスを飛ばしちゃったりとか、スラッシャーとしての景気が良すぎw
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続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)

5.0

初コルブッチ。これはカルト的な人気があるのもうなずける。面白すぎるわ。。

テーマ曲をバックに棺桶を引きずるビジュアルから引き込まれ、最後まで圧倒されっぱなし。

何よりも見せ方が上手い。。

キャラ
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まわり道(1974年製作の映画)

3.5

何か目的のために旅をするのではなく、ただ「さすらう」ということ。
この行為が手段ではなく、完全な目的として描かれる映画。

そのため、「旅を通して成長する」「様々な出会いの中で自分を見つめ直す」といっ
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トロメオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

4.0

バカでエログロで下品な皮を纏った、真っ当な純愛映画。

パロディとして「ロミオとジュリエット」をしっかりとなぞりながらも、原作を華麗に乗り越えていく展開に痺れた。
正直こんな感情を期待していなかったか
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.5

抜群のテンポとユーモアで、民主主義の勝利を謳った傑作。

政府への抗議の声を、力のもとに押さえつけようとする体制側。それに対抗する被告側も、それぞれに主義信条があり、一枚岩ではないところが非常にリアル
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ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

4.0

「死の運命」が襲いかかるシリーズ1作目。

特定の誰かや何かが殺しにくるのではなく、運命という名の「筋書き」が恐怖の対象となっている点。そしてピタゴラスイッチ的に工夫が張り巡らされた、死亡描写のバリエ
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.5

「力作」って言葉が似合う映画。
物凄い世界観の作り込みに美麗なアニメーション、140分という強気の上映時間。

正直アニメ未見勢としては、その力の圧に耐えられず、ギャップを感じてしまった。
(評価の高
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コンジアム(2018年製作の映画)

4.0

POV×ホラーの決定版。
外れも多いジャンルだけど、これは面白い。

恐怖の盛り上げ方がめちゃくちゃ上手くて、和やかに始まるオープニングから、怪奇現象にゾワゾワする中盤、そして終盤怒濤の畳み掛け。
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聖杯たちの騎士(2015年製作の映画)

3.5

何を伝えたいのかはさっぱりわからないけど、雰囲気に惹かれ最後まで鑑賞。

テレンス・マリック×ルベツキって映像が凄まじいのと、内容が意味わからないので、世界遺産の映像を2時間かけて観ているのと心境は同
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.5

綺麗すぎる話だなぁと思っていたら、実話だったのか。

ロンドンの美しい街並みとカントリーミュージックは相性抜群で、こういう穏やかなイギリス映画の雰囲気好き。
(ジョン・カーニーの映画観たくなった)
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.5

一本のサスペンス作品として見れば十分に面白い。

猟奇殺人者の心理描写は不気味すぎるし、プロファイリングを駆使して犯人に近づいていく過程はスリリングでワクワクする。

ただ「羊たちの沈黙」の前日譚とし
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.0

東洋西洋、個人集団、世代によって異なる価値観に決着をつけるでもなく、どっちつかずにぼやかす感じが現代的な映画。

思っていた雰囲気とは全然違くて、必要以上にエモーショナルでなく、割と淡々とした日常描写
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