けんくりさんの映画レビュー・感想・評価

けんくり

けんくり

学生です。評価基準は琴線に触れたかどうか。基本は0.5単位の10段階評価。4.0が多すぎて困る…。

映画(954)
ドラマ(6)

地獄のモーテル(1980年製作の映画)

4.0


80年代初頭の愛すべきB級ホラーコメディ。

舞台となるのはMOTEL HELLO。電飾看板の最後のOは消えかかっている。モーテルを経営するのはヴィンセントとアイダ。併設された農園を所有し、今日も評
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.0


これが生き地獄。
四肢は失われ、顔は吹き飛んでいる。感覚はほとんどない。自分がどこにいるか、どれだけ時間が経ったのかすらわからず、僅かに残された意識は悪夢に侵食されていく。

届かないSOSを叫び続
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BULLY ブリー(2002年製作の映画)

4.0


「名案だろ?」

あまりにも稚拙ないじめっ子ボビーの殺害計画。なんとなく計画され、なし崩し的に実行に移していく。

とにかく胸糞悪く、未熟なティーンエイジャーのネガティブな部分がありありと描かれた映
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砂丘(1970年製作の映画)

4.5


"Zabriskie Point".
そこは退廃的でいて、活力に満ちているようで。地獄のようでもあり、黙示録的で楽園のようでもある。

溢れるエネルギーに圧倒されてしまった。
この衝撃はいくら言葉で
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

5.0


核戦争の危機に瀕する世界を、ヒーローたちはどのようにして救うのだろうか。彼らが掲げる「正義」とは?

ヒーローたちはそれぞれ個人的な問題を抱えているが、迷いながらも戦うことを選ぶ。己が信じる正義のた
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トランザム7000(1977年製作の映画)

4.0


頭をすっからかんにして観るべし。

伝説のトラッカー:バンディットが多額の報酬を賭け、相棒とともに違法ビールの密輸ミッションに挑む。

あらすじからは想像できないほど牧歌的で、ほとんどコメディといっ
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オーディション(2000年製作の映画)

4.5


痛い、とにかく痛い。
ジメジメした狂気。これぞJホラーの真髄。

単にスプラッターならまだ良いものの、精神まで蝕んでくる丁寧な描写がタチが悪い。特に想像力を働かせるような夢想シーンは悪趣味の極み。
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インド・オブ・ザ・デッド(2013年製作の映画)

3.5


ゾンビが題材といえど、まったくブレないボリウッドのスタイル。

緊迫感はもはやゼロ。終始ふざけていて安心してみることができる。ハリウッドのB級ホラーへのオマージュに溢れているが、かといって安っぽくは
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蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

4.0


ディズニー好きは必見?
今とのギャップに驚くかもしれないけど。

ミッキーが酷い行動をとっているのがなんだか新鮮。今やみんなに夢を与える偶像となってしまったミッキーが、のびのびとしている姿が良い。

グレート・ビューティー/追憶のローマ(2013年製作の映画)

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"俗物の王"の虚しさ。
美しい街で暮らし、裕福で名声もあり、パーティーに赴けば誰もが顔見知り。羨望のまなざしを受けるような作家。

自分が彼に感じたのは虚無と孤独だけ。「偉大なる美」なんて見つからな
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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.5


大事なのは見た目ではなく、「中身」。中身は手術でも変えることはできないのだから。そんなありふれたメッセージ性を過剰に振り切れた演出でみせた怪作。

奇抜な色遣いや不気味なビジュアルから一見変態的なア
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めまい(1958年製作の映画)

4.5


悪夢を可視化したような狂ったような映像と歪な愛の形にクラクラする。

前半と後半で作品の毛色が一転するのが特徴。
前半は探偵ドラマのような謎が謎を呼ぶ展開。妻の奇行、墓、カルロッタ…。
後半伏線が
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思いやりのススメ(2016年製作の映画)

4.5


笑って泣ける最高のロードムービー。
「リトル・ミス・サンシャイン」や「なんちゃって家族」が好きなら絶対に観てほしい良作。

息子を亡くした新米介護士と体が不自由な曲者青年が、「世界一深い穴」を目指し
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.5


前作とは完全に別物。
キャストを一新し、作品の雰囲気も大幅に変更された。ほぼリブートといってもいいと思う。スパイダーマンのように、本シリーズはこれとスウェーデン版、フィンチャー版を合わせて3つのバー
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.5


なんといってもドラゴ。

いままでのシリーズではアポロを除き、対戦相手のバックグラウンドがそこまで掘り下げられることはなかった。本作ではドラゴ父子の過酷な過去、闘う理由が描かれ、主役を食わんばかりに
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ヒッチコック/トリュフォー(2015年製作の映画)

3.5


その偉大さを聞いたことはあれど、ヒッチコックの映画はそこまで多く観れていない。「北北西に進路をとれ」、「サイコ」、「鳥」くらいかな。
トリュフォーも「突然炎のごとく」しか観たことないや。

本作はド
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ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ(2014年製作の映画)

4.0


およそ偏差値20くらいのこの邦題から、期待を上回る面白さ。

核戦争の代わりにゾンビによって荒廃した世界。「終末世界ならマッド・マックスだろ」と大胆にミックスしたアイデアが面白い。まあオーストラリア
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ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

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トゥルーエンドらしきものが観られないまま飽きてしまい、途中で断念。
ひねくれているのは自分かゲームか。

アイデアは確かに面白いけど、自分にとってこれは映画ではないな。

メトロマニラ 世界で最も危険な街(2013年製作の映画)

4.0


発展途上のマニラの喧騒と闇の中、家族のために足掻き続ける男の物語。

ジャケットからは銃撃戦か「シティ・オブ・ゴッド」のような映画が想像できるが、明るくポップな要素はほとんどなく、終始どんよりと重た
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

4.5


娯楽とはこういうこと。
もうただ頭をからにして身を任せれば良い。テーマソングが流れるだけでワクワクしてくる。

もはやヒロインのショーン・コネリーが最高にキュート。
昔観た時にはリバー・フェニックス
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マーダー・パーティー(2007年製作の映画)

3.0


監督・脚本がジェレミー・ソウルニエだったので。

痛々しいスプラッターと間抜けな敵は監督の面目躍如。敵も味方もウジウジしてるのが特色としてある。

まあそれを加味しても退屈かな。中盤までのコメディは
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.5


相変わらず見せ場の嵐で面白すぎる。

一歩間違えばホラーな中盤の狂気が素晴らしい。

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.5


不穏な音楽と凝った映像美が悪夢へと導く。

生と死の狭間で生きる殺し屋。魂の抜けた少女。サブリミナル的に差し込まれる過去。
本作の主人公は自身の心情を吐露することはない。にもかかわらず、90分という
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ビートルジュース(1988年製作の映画)

4.0


ハイテンションなホラー・コメディ。

一生懸命驚かせようとする幽霊と、まったくビビらない一家という設定がまず面白い。幽霊側が気の毒に思えることって中々無いと思う。

死者の世界の描写もいちいち楽しい
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テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014年製作の映画)

4.0


これは面白い。思わぬ掘り出し物。
「ジェーン・ドウの解剖」が好きならぜひ。

認知症患者のドキュメンタリーを撮るため訪れた一家で、撮影隊が味わう恐怖。憑かれたように狂ったような言動を繰り返すデボラ・
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

3.5


ゆったりとした時間のお供に。

霞みがかった映像、心地よい楽曲、オシャレなファッション・インテリア…。雰囲気づくりが素晴らしく、まどろんだ気分になれることは間違いない。

まあ雰囲気ありきの映画だか
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

5.0


全てを奪われし男の呪詛。
狂ったエネルギーが迸る傑作。

「オペラ座の怪人」を大胆にもロックに翻案した映画。テンポが驚くほど良く、90分程度の上映時間があっという間。ドクドクと湧き出すアドレナリンを
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

4.0


名作刑事ドラマ。
刑事ドラマとは言っても、過剰にヒロイックな刑事や、強大な悪は登場せず、地に足着いたリアリズムが特徴の映画。

展開も銃撃戦やカーチェイスなどはあれど、張り込みに次ぐ張り込み、尾行、
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シャドー・オブ・ナイト(2018年製作の映画)

4.0


血湧き肉躍るバイオレンス・アクション。これは感情面の表現だけではなく、文字通り大量の血が飛び散り、肉片が踊り飛ぶ。はっきり言って、そこらのスプラッター映画よりもグロい。

ただそれぞれの戦う理由がは
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

4.0


これぞエンタテインメント。
アニメと実写を融合させた特殊効果に歌唱、ダンス、魔法…。とにかく楽しい。

視覚的に楽しませてもらったところで、ハッとさせられる価値観も魅力的。
「どんな仕事も、楽しくこ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.5


歌が物語を紡ぐ。
淡々とした日常シーンの積み重ねから、ライブでの爆発するエネルギー。歌詞が二人の状況に完璧にリンクしている。

日常シーンも、まるで友人として二人の姿を近くから見ているよう。彼らの苦
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インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

4.5


卒業旅行にロサンゼルスに行くことになったので、それまでLAが舞台の映画をたくさん観ようと思っています。メジャーからマイナーまで、なにかオススメがあれば教えてください。

ということで60年代のLAが
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.5


また「あれ」系か、と少しげんなり。最近の流行りなんだろうか。それにしても類似作品が多過ぎる。
しかも同種の他作品と違い、本作では「あれ」の正体を考察することで得られるテーマ性が薄かった気がする。自分
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.0


アイデア豊かな世界観と、魅力的なキャラクターを進歩させた文句なしの続編。
ネット世界を可視化した映像が素晴らしく、「あるある」に溢れていて楽しい。

世界観はもちろんのこと、「魔法にかけられて」のよ
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.5


最悪で最高。

世界一の怠け者こと"デュード"と、曲者揃いの登場人物。彼らが事態をどんどんややこしくさせ、誘拐事件はおかしな方向へ。

ジェフ・ブリッジス×ジョン・グッドマン×スティーブ・ブシェミ。
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