からから亭さんの映画レビュー・感想・評価

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もしも徳川家康が総理大臣になったら(2024年製作の映画)

2.0

コメディーに振切れば良かったのに、説教臭さが鼻についた。竹中直人とガクトのいつもの持ちキャラにハマってるのが全てだが、それだけに既視感ばかり。内閣全員に見せ場が回っても来ない。
 ifの世界として見る
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.0

「舞台は東京オリンピック目前の横浜」って有りました。アラ還の私にとっては親世代の青春って感じですな。話はガッツリ青春恋愛劇。恋に出生の秘密とか絡んで来るのも昭和のドラマあるある。
 冒険要素は無い。ど
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GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)

3.0

3作目はオカルトだった。虚淵さんが書いているし、彼が起用されたからにはロクな死に方しないエンドなのは承知の助だが、主人公に共感できないのはどうも。当面の地球の未来は守ったかも知れないが、君どこから見て>>続きを読む

GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

3.4

前作よりだいぶ面白い。登場人物の葛藤や目指す物のすれ違いなど、ちゃんとお話の形がある。メカも遥かにグレードアップしている。
 ただ、これも「続く」で終わりなので、本作単体の充実感は弱い。ちょっとセカイ
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GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

3.0

なんたるカタルシスの無い映画だろう。3部作と知って見ているので、まぁまぁ想像通りの流れなのは良いとして、何が足りない?
 人類側の登場人物にドラマや面白みが無いのは間違い無い。人間ドラマの要素が皆無だ
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.5

虚実の交錯する、もの凄い緊張感。久しぶりにストレートな映画のワクワクを味わった。

がんばっていきまっしょい(2024年製作の映画)

3.2

思ってたよりは良い。スポーツモノとしては淡々とした展開だが最後まで退屈しなかった。ただ、馴染みの無い競技なので、初心者にもっと競技の面白さ難しさの分かる作りになると良いのにと思う。90分の尺に収まらな>>続きを読む

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

3.3

1985年の日航機墜落事故の取材に取り組む地元新聞の現場を描く。ドロドロとした意地のぶつかり合いが迫力があった。そこにカタルシスってのは無いんだけれど、当時の新聞の作られ方を垣間見る面白さもある。
 
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プリンセス トヨトミ(2011年製作の映画)

2.9

なにか起きそうって感じはじわじわ伝わるが、肝心のストーリーは「何も起きなくてよかった」と言う話だった(その割には尺が長いと感じる。前半はもっと詰めて良いのでは?)。プリンセストヨトミと言うタイトルなが>>続きを読む

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

2.0

子供たちが取り壊し予定の団地に侵入したら謎現象で海しか無い異世界(建物の墓場?)を漂流。土台から漂流しており、水も電気も食料も無い。たまに別の建物か流れてきて、食べ物を搬出したり出来る。建物に付いた座>>続きを読む

short cut(2011年製作の映画)

3.5

見るのは2度目。地元民なので景色に馴染みは有るのだけれど、さすがにこんなところは歩かない。そもそも行き着く先が河原で、道じゃないし(笑)
 1カット長回しなのは凄いけれど本質と言うわけではないよね。で
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スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

4.1

初週の映画館はハリウッド大作並みの入りで、至るところでクスクス笑いが漏れていて、劇場内は良い雰囲気だった。破天荒な人物像のスオミもラストでその真実は明かされ納得味がある。エンディングのミュージカルシー>>続きを読む

ジュブナイル(2000年製作の映画)

3.1

ジュブナイルというタイトルが「子供向けですよ」と言っているように思うので見なかった作品。ゴジラ-1.0の公開をきっかけに放送されたのでちょっと拝見。銚子っぽい風景があるなぁと思ってみていたら、ロボット>>続きを読む

GHOSTBOOK おばけずかん(2022年製作の映画)

2.5

2022年夏映画。大人が思い描く「子どもたちはこうあって欲しい」的願いを子供の口からセリフとして語らせてしまっているところが、気恥ずかしく説教じみて感じてしまう作品です。
 映画ハリーポッターが200
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キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

2.9

キングコングとゴジラ、日米の人気キャラのどちらも殺してはいけないし、悪者にしてもいけないという気配り映画。熱海のお城をぶち壊して、なし崩しに両者海に消えていくラストはかなり締まらない。
 ただし、シナ
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ゴジラVSデストロイア(1995年製作の映画)

3.3

デストロイアの意匠は平成ガメラ2のレギオンを彷彿させる。でも、小さいデストロイアが合体して巨大化するのはヤッターマンみたいだし、パトカーに逃げ込んだヒロインを執拗に攻めまくる(けど傷ひとつつけない)シ>>続きを読む

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.3

伊福部昭じゃないなぁこの音楽、と思って聞いていたが、エンドクレジットを見たら「すぎやまこういち」だった。ドラクエか!
ていうか、むちゃくちゃショスタコーヴィチです。交響曲全集を切り貼りしたみたいな音楽
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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

2.9

■色々無理な設定に納得感が無い
 これまで(TVシリーズ)の思春期症候群は基本的に「思春期特有の感情のこじれ」が原因で起きていて、「自分と向き合うこと」「勇気を出して素直になること」で、事象を乗り越え
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.8

原作未読組、上原ひろみファン、ジャズは歌モノ以外を広く聴く(BLUE NOTEの名盤などが1500円とかで売り出された頃全部聞いた(笑))私ですが、右肩上がりでどんどん前のめりになって引き込まれてしま>>続きを読む

WXIII 機動警察パトレイバー(2001年製作の映画)

3.6

■渋い怪獣SF映画
 後々述べますがパトレイバーが出てくる必要はほぼ無くて、世界観を繋いでいるのは「川井憲次の音楽」と、湾岸開発と消えていく下町の風景、ベテラン刑事と新人のバディものであること。
 ス
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耳をすませば(1995年製作の映画)

3.6

古楽が好きなので、一番気に入ったシーンはジジイ達が参加してカントリーロードを合奏するシーン。天沢くんのヴァイオリンソロなんて、並の中学生ではちょっと手が出ないくらい上手い(笑) そしてパソコン通信時代>>続きを読む

時をかける少女(2006年製作の映画)

4.1

久しぶりに再見して、しみじみ傑作だと思う。脚本とテンポの良い演出、明るい絵柄、爽やかなキャラデザ、いろいろな要素がピッタリ収まって、最高の青春映画になっている。
私は「原田知世」版実写のリアタイ世代だ
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魔女の宅急便(2014年製作の映画)

2.0

■「呪怨」何故かJホラー監督が描く魔女宅、悪意が酷い
 冒頭からキキの出発前後のシーンを見て「やっぱり日本の風土に魔女は違和感がある」と思う。厳しい。
 キキの実家は何か不思議な崖にへばりついた山奥の
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