ワナドワさんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

ガタカ(1997年製作の映画)

3.7

状況と出来事の中で対応し続けるキャラクター達に泣ける。見ることをロマンチックに演出するシーンの余興で見えないことのサスペンスを演出する感じが好き。

ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ(2009年製作の映画)

3.5

いい感じの画と断片的な物語な印象。海辺のシーンが綺麗だしおばさん達の演技合戦もたのしい。バスの天井に乗るとか面白そうなシーンがあっさり収束する。

ランブルフィッシュ(1983年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

83年コッポラのモノクロ。煙と雲に対してのフェチに溢れている。バス停での謎の煙幕から死の表象の特撮と地面を流れる白煙。ミッキー・ロークのウィスパーボイスが格好良いし彼のアクションを捉えるカッティングも>>続きを読む

男はつらいよ 旅と女と寅次郎(1983年製作の映画)

3.7

都はるみが寅屋2階から下り、とり残された寅次郎のショットが好き

コレリ大尉のマンドリン(2001年製作の映画)

3.7

ニコラス・ケイジがマンドリン弾いたり唄を歌うのに対するリアクションの切り取り方。言葉で感心させない感じ

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.4

ダイジェストっぽい時間SF。何度時間を戻しても目的が戦争に勝つこととなるトム・クルーズの心情が、エミリー・ブラントに少し左右されていく様をもっと見たかった。

ハミングバード(2013年製作の映画)

3.6

今っぽい画面でやる話とは思えないお話。逃亡軍人が抱えるドラマ。何か現れた物が次のシーンやショットで消費されてゆく感じで飽きない。最後にあっさり紙芝居みたいに纏められて終わるのがあんまり

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.7

反射鏡を隔てた二人のうち一人が背を向けているだけでこんなにセンチになれるなんて...と思うと『真夏の方程式』を見直したくなる

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.4

ラプトルがかわいいのとロン・ハワードの娘が綺麗。クリス・プラットが癖や性質だけで動いている感じとか、ラストショットに至るくだりがパニック映画の定番を踏んでいる感じもいい

男はつらいよ 花も嵐も寅次郎(1982年製作の映画)

3.6

とっても観やすい山田洋次。寅次郎が仲介役。みかんを野球青年が投げるのが一番面白かった。この映画の沢田研二の人物に共感しかないのがまたズルい。メロンより松茸のほうがおとなしいとわ

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.6

赤ちゃんとロバート・カーライル。ダニー・ボイルは排泄物を描くのが好きなのだろうか、と思ってしまう。汚い映画は苦手だが汚いのが面白い。というかナレーションが面白いけれど頼り過ぎているきらいもある。

ニード・フォー・スピード(2014年製作の映画)

4.5

エンジン音の録音とかやたら複雑なアクションとかいいキャラクターとか

デイズ・オブ・サンダー(1990年製作の映画)

4.3

アンストッパブルとかサブウェイ123のような追う追われるを実時間に近い形で描くのもいいけどこの映画の車椅子レースとかデュバルとトムクルーズが走る、みたいな脱線をもっとみたかった。トニー・スコット

黒い雨(1989年製作の映画)

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北村和夫や田中好子の視線。目撃者のリアクションの感じ。被爆後の広島の造形の恐ろしさです。89年モノクロ。水とか家屋に張り付いた黒が恐い。助監督に三池崇史がいる...

ザ・インタープリター(2005年製作の映画)

3.3

一見無意味なショットがその後に効いてくる感じがたまらんような気がしたが、これがシドニー・ポラックの遺作なのか...という感じ。ニコール・キッドマンは綺麗でショーン・ペンも格好良い。クローズアップが好き>>続きを読む

イヴサンローラン(2010年製作の映画)

3.6

テーマ曲の Côme Aguiar がすごくいい。YSLと彼の名を冠したフランスが誇るブランドとしてイヴ・サンローランがある。サンローランについて公私共にパートナーであったピエール・ベルジェが語ってゆ>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

4.1

何も描かれていない空間しか見つめないダスティン・ホフマンと必ず目を見て話すトム・クルーズのコンビがとても。音楽いいなと思っていたらハンス・ジマーだった

スリーデイズ(2010年製作の映画)

3.5

フレッド・カヴァイエ『すべて彼女のために』の方が優れていると思うのは彼方は純粋に活劇で空間を景色から機能に変化させてしまうところだと思う。こっちはラッセル・クロウとレニー・ジェームズが格好良いし吃驚す>>続きを読む

風にそよぐ草(2009年製作の映画)

4.4

アラン・レネ。冷めたロマコメ。飛行機を愛するヒロインだが、終盤に操縦を披露するまでは風の表現が"風にそよぐ草"のインサートに集約されている。色が面白い映画。車や飛行機の車内は合成だが合成された景色の光>>続きを読む

劇場版 空の境界/第三章 痛覚残留(2007年製作の映画)

3.6

このシリーズはアクションシーンよりも問答の方が面白いと思った。

ベスト・フレンズ・ウェディング(1997年製作の映画)

3.9

人々がミュージカルのように歌い出すがミュージカルではない、というように振る舞います。仰向けの人としゃがんでいる人の切り返しとか最後の携帯電話の使い方が好きです。やっぱりおもしろいです。キャメロン・ディ>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.7

追う追われるの関係が緩い気がする。シャーリーズ・セロンのビジュアルとトム・ハーディの声が。騎兵隊は来ないがインディアンは数派閥現れ、約束の地を目指す駅馬車。シリーズを撮った監督と同じとは思えないほどカ>>続きを読む

世界の果ての通学路(2012年製作の映画)

4.4

地面を素手で掘っている子供の手。何故掘っているのか。掘っていると次第に水が湧いてくる。家族総出でスコップを持ち砂の山を作る。一体なんの為に、と。ドキュメンタリーとは思えないほど

浪花の恋の物語(1959年製作の映画)

4.0

内田吐夢のメロドラマ。有馬稲子、満島ひかりに似ている気がします。様々を窃視・盗聴した末の近松門左衛門の最後の涙がイイ。カット抑えてる代わりに物凄い距離の奥行きとトラッキング多めの105分。

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.0

ジンジャーとジャスミンて名前いいですね。回想の入り方が独特、というか回想にはいる為の何かが無いのが驚き。ケイト・ブランシェっトが虚空を見つめて一人で喋る。混乱して混乱のなかで終わるというのがまた好き

劇場版 空の境界/第二章 殺人考察(前)(2007年製作の映画)

3.6

冒頭の雪のシーンの空間がギクシャクした感じが好き。矢張り出逢いの演出はこれくらい阿保ほど劇的なほうが

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.6

超能力女子大生ルーシー。人智を超えるの巻。

中国資本入ってます感がヤバい。トランスフォーマー4以来の衝撃。ベッソンがバンデドシネか何か描いたらやっつけで買います。

BSの動物番組みたいなショットに
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マジェスティック(1974年製作の映画)

4.7

フライシャーの農業活劇。スイカを収穫するためなら何でもするブロンソン

劇場版 空の境界/第一章 俯瞰風景(2007年製作の映画)

3.9

浮いている幽霊をみて主人公たちが俯瞰だとか浮遊という。主人公の服装が好き