2話目
2016年7月14日の。
紙コップの酒宴。即興の弾き語り、コンテンポラリーダンス。登場人物それぞれが身勝手なうたを内に抱えた夜。室内が薄暗くて、どこか、重苦しくて。
ぐしゃぐしゃの気持ちの>>続きを読む
冬。
〈もしぼくの映画になにかしら「スタイル」があるとしたら、まあ強引かもしれないけど……。つねに人物をほぼ正面から、そしてほぼ目の高さで撮るんだという強迫観念、と言えるかもしれない。〉
ギヨーム・>>続きを読む
高麗川みたいな(?)もったりした避暑地。アイスクリームずっと食べてる…。笑
カラオケに行きたいぜ。
それにしても、さいごまでずいぶんと嫌われたものね、と日々の自身の記憶を照らし合わせながら微苦笑し>>続きを読む
泣けた。
噛む音を指摘される一人でないときの空間だとか。
母娘の親密さは自分には永遠に遠く感じられる。
“
「触れるのがこわいもの」て何
ひとの、「触れられたくないところ」が見える
それがわかるとき、こわい
「触れちゃえば」こわくなくなる
(なんで?)
受け止める、
原作の、
というか吉田秋生の美質がことごとく削がれながら、半端に夢想された世界。
父を亡くした少女の胸の潰れ。「子供であることを奪われた子供ほど 悲しいものはありません」ってなぜ綾瀬はるかに啖呵切ら>>続きを読む
再会の夢、(ジャケが『道』みたいね)
『あなたの顔の前に』の中年たちにあって、本作の恋人たちにないのは、ウソをいれる空間の許容、かもしれない。
「男が女を抱くときはすべて愛」
「酒を飲む前に約束>>続きを読む
至極良かった。
ひとと多くを語りたいような映画ではないけれど、ゆるやかに、誰かの歩幅で、「過去」と向き合いながら観た。
記憶される外面や、泣きたくなる瞬間のふるえ、一人の体で堪えている画。
抱>>続きを読む
初見。チェーホフの『可愛い女』みたいと思った。無分別なたましい。その充溢と喪失。
共通するのは、女の愚かさや多情、ではなく、自分のなかの不動のものや、世界に偏在するものをみつけてしまえた人へのギフト>>続きを読む
〈社会が激動している今このとき、歴史に残る最大の悲劇は悪しき人びとの過激な言葉や暴力ではなく、善良な人びとの、沈黙と無関心な態度です。われわれの世代が後世に恥ずべきは、暗闇の子の言動ではなく、光の子>>続きを読む
「好きになるのはむずかしく」、そのあとキライになるのは更に。
“
小娘の妄想よ。それに…
一緒だから嬉しいの。ほかの人と一緒で今ほど嬉しければいいけど
“
終わりよ。最高だった、でも終わりよ。>>続きを読む
生活というか人生というか、とにかく段落が付くと見返したくなるロメール。
詩的実感(恋愛でなく恋愛の観察の結果としての)に充ちていて、パリの街を遊泳する人びとの摂取してきた匂いや技巧がきれいに空気をつ>>続きを読む
「紳士淑女の皆様方。それからどちらにするかとお迷いの方」
「思いやり。優しさ。感受性。おとこのそういうところに惹かれるの。おんなって、女性的なおとこが好きなの」
ローラ役には“シェイクスピア俳>>続きを読む