言いたいことがわかるような、でも全部はわからない。
映画自体もアート作品となっていて、全て描かず、こちらに託している部分が多くあるのでは。
ずっと緊張してとても疲れる映画。
ナチスドイツを非難するだけじゃない、自国が被害者というアピールではない映画で考えさせられます。
ワルシャワに行くと、地下水道から兵士が出てくる記念碑がある。
実際に亡くなった人の数や壊れた街並みの写真を見ると、とても現実とは思いがたい恐怖を感じる。
暗く緊迫感が続くこの映画は、その恐怖を体現し>>続きを読む
ドイツも連合側も、うまくいかない。
言い方は不適切だけれど、みんなで壮大な空回りをして、たまたま作戦通りにいった方の勝ち。
落下傘の映像は圧巻でした。
話がどうこうというより、エンターテイメントとして素晴らしい。
実際はアメリカ映画のようにはいかないという様をずっと緊迫感とともに見せつけられる。
鑑賞後はとても疲れて明るい気持ちにはなれないけれど、心に残る一本になった。
歴史と結末を知っていても取捨選択にハラハラする。
観れば観るほど、知れば知るほど見応えのある作品。
ホビットを観た後にまた観たくなります。
最初意味がわからなくて退屈だったとしても、最後まで見ればその退屈の意味を知る映画。