芸達者エドワード・ノートンが、同じく芸達者のブルース・ウィリス他を集めて作った自作自演映画。
50年代のニューヨークが舞台なので、音楽はもちろんジャズ。ベースがボンボンと迫ってくるように鳴るのが個人的>>続きを読む
全盛期のシュワちゃんが悪趣味映画監督ヴァーホーヴェンと組んだSF大作。
無駄にグロいアクションシーンや特殊メイクのミュータント(女の小人は本物)などの過剰な描写に、ヴァーホーヴェンの作家性が光る。
鑑賞中、集中の持続が求められる作品。リュック・ベッソン以前のフランス映画が抱かれていたイメージ通りの映画。話自体は、芥川龍之介の藪の中と同じようなものだと思う。
21世紀になってアキラを映画館のスクリーンで観れるとは思わなかった。2020年の東京オリンピックどころか、昨今の香港情勢まで予言していたと思うのは、90年代オカルトブームの下に育った人間の業なのか。>>続きを読む
公開当時に映画館で鑑賞しながら爆睡してしまった記憶あり。とにかく画が暗くて、何が写ってるのかわからんかった。前作は面白かったのに。
2019年のベスト。
することがないし、行くところもない人たちのドラマ。1人だけにピントが合っていて、他の人はボケているシーンが多数。希薄した関係性やコミュニケーションの不全を表していると思うが、観客>>続きを読む
スターウォーズ自体はスコア5.0だが、新たに挿入されているCGが致命的にダサい。公開当時のルーカス大丈夫か?という不安は、ファントム・メナスで現実のものとなる。
スティングがとにかくカッコ良い。主役のカイル・マクラクランよりも断然光っている。デヴィッド・リンチは明らかにアトレイデス家よりも、ハルコネン家の描写に力を注いでいる。優等生揃いのアトレイデスよりも、奇>>続きを読む
ターミネーターを前提としないアクション映画として観れば80点。開始10分もしないで派手なアクションシーンが始まるテンポの良さは好感が持てる。
ターミネーター2の続編として観るのなら、かなり評価が分かれ>>続きを読む
役者の顔の皺を全コマで調整するという驚異のデジタル処理で描いたアメリカ暗黒史。ジェイムズ・エルロイ好きにはたまらない描写が多数。エピソードの積み重ねで構成されているが、一つ一つのエピソードがやたらと濃>>続きを読む
ダークナイトのジョーカーは純粋な悪だった。こちらのジョーカーは格差社会の象徴としての悪であり、アーサーを観客が共感できる存在として描いている。アーサーがやったことはダークナイトのジョーカーに比べたら小>>続きを読む
良質なポリティカルサスペンス。現在の日本映画でもこのような作品が作れるんだと感心した。
軍事利用云々の話によってストーリーの輪郭がぼやけてしまっている。あの程度の軍事利用がNGなら、外国の地図作成とか>>続きを読む
家政婦は見た!メキシコ版。ストーリーはとりたてて大事件が起こるわけではないし、どちらかといえば下世話な方なのだが、圧倒的な映像美と主演女優のやたらと説得力のある演技によって2018年最高の傑作になった>>続きを読む