Kousukeさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Kousuke

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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

4.0

芸達者エドワード・ノートンが、同じく芸達者のブルース・ウィリス他を集めて作った自作自演映画。
50年代のニューヨークが舞台なので、音楽はもちろんジャズ。ベースがボンボンと迫ってくるように鳴るのが個人的
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.0

全盛期のシュワちゃんが悪趣味映画監督ヴァーホーヴェンと組んだSF大作。
無駄にグロいアクションシーンや特殊メイクのミュータント(女の小人は本物)などの過剰な描写に、ヴァーホーヴェンの作家性が光る。

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.5

鑑賞中、集中の持続が求められる作品。リュック・ベッソン以前のフランス映画が抱かれていたイメージ通りの映画。話自体は、芥川龍之介の藪の中と同じようなものだと思う。

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.5

21世紀になってアキラを映画館のスクリーンで観れるとは思わなかった。2020年の東京オリンピックどころか、昨今の香港情勢まで予言していたと思うのは、90年代オカルトブームの下に育った人間の業なのか。>>続きを読む

アンダーワールド:エボリューション(2006年製作の映画)

1.0

公開当時に映画館で鑑賞しながら爆睡してしまった記憶あり。とにかく画が暗くて、何が写ってるのかわからんかった。前作は面白かったのに。

象は静かに座っている(2018年製作の映画)

5.0

2019年のベスト。
することがないし、行くところもない人たちのドラマ。1人だけにピントが合っていて、他の人はボケているシーンが多数。希薄した関係性やコミュニケーションの不全を表していると思うが、観客
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スター・ウォーズ 特別篇(1997年製作の映画)

2.0

スターウォーズ自体はスコア5.0だが、新たに挿入されているCGが致命的にダサい。公開当時のルーカス大丈夫か?という不安は、ファントム・メナスで現実のものとなる。

砂の惑星(1984年製作の映画)

2.0

スティングがとにかくカッコ良い。主役のカイル・マクラクランよりも断然光っている。デヴィッド・リンチは明らかにアトレイデス家よりも、ハルコネン家の描写に力を注いでいる。優等生揃いのアトレイデスよりも、奇>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.3

ターミネーターを前提としないアクション映画として観れば80点。開始10分もしないで派手なアクションシーンが始まるテンポの良さは好感が持てる。
ターミネーター2の続編として観るのなら、かなり評価が分かれ
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

5.0

役者の顔の皺を全コマで調整するという驚異のデジタル処理で描いたアメリカ暗黒史。ジェイムズ・エルロイ好きにはたまらない描写が多数。エピソードの積み重ねで構成されているが、一つ一つのエピソードがやたらと濃>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

ダークナイトのジョーカーは純粋な悪だった。こちらのジョーカーは格差社会の象徴としての悪であり、アーサーを観客が共感できる存在として描いている。アーサーがやったことはダークナイトのジョーカーに比べたら小>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.5

良質なポリティカルサスペンス。現在の日本映画でもこのような作品が作れるんだと感心した。
軍事利用云々の話によってストーリーの輪郭がぼやけてしまっている。あの程度の軍事利用がNGなら、外国の地図作成とか
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

5.0

家政婦は見た!メキシコ版。ストーリーはとりたてて大事件が起こるわけではないし、どちらかといえば下世話な方なのだが、圧倒的な映像美と主演女優のやたらと説得力のある演技によって2018年最高の傑作になった>>続きを読む

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