まるかさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.5

戦争というより虐殺
実際に起こった地獄のような場面の数々を、その場で目の当たりしてるで胸が張り裂けそうだった…。
『彼らの行動は果たして正しかったのか?』
正直1人の殺戮者と5,000人以上の命が釣り
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.0

この緩やかに、けれど確実に変化を続ける地球環境と人類の進歩の話
クローネンバーグが答えを見つけたのは、やっぱり諸悪の根源である”人間”の体の中だった。

究極のSDGs
地球がこれ以上苦しまないよう、
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

4.0

後半のファイナルアンサーから
二転三転して後ろ回し蹴りを喰らった。
観客のミスリードを嘲笑うかのような展開
確信犯的なシーンを写しつつ大胆なネタバレ
それ自体がまるでマジックのように観客の注目を逸らし
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バービー(2023年製作の映画)

4.5

思いがけず大号泣
めちゃくちゃ良い話だった…
ちゃんと子供騙しにせず、働く大人たち
特に日本のガチガチ男社会には刺さりまくる風刺が込められてた!
だからといってフェミ過ぎず、男女関係なく自分の個性を見
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バイオハザード ヴェンデッタ(2017年製作の映画)

2.5

レベッカが可愛すぎる
内容はゲームにも収まりきるようなストーリーだけど、やっぱりムービーだけだと達成感も重厚感も一切なくて寂しい。
もうちょっと施設内を探索するシーンとか謎解きシーンがあっても良かった
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サプライズ(2011年製作の映画)

3.0

この仮面に意味があるかと思いきや
素人がそれっぽい感じのをドンキで買ったみたいなあんまり嬉しくないサプライズ
何の思い入れもないくせに格好つけて着脱するな!腹立つ!!
自分に子どもができたらサバイバル
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

4.0

ええ、イヴ役のエミリーブラウニング
エンジェルウォーズの主人公だったのか!
音楽もファッションもずっと素敵
ご都合主義を逆手に取るようなストーリーも少しほろ苦くてめちゃくちゃ好み
サントラ聴きまくろ〜

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.0

安定の残虐頑固プライムおじさん炸裂
相変わらずすぐ脊髄引き抜きたがる荒々しいアクションが拝見できて幸せでした。
そしてまさかのパワードスーツやハズブロユニバースを匂わせる展開
あの情けない顔のおっさん
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ソナチネ(1993年製作の映画)

3.0

沖縄の絶景と強面おじさん達の遊戯で時間感覚を失う不思議な映画
静かにヤバいビートたけし

28日後...(2002年製作の映画)

4.0

キリアンマーフィやっぱかっこえぇ
最初はみすぼらしすぎて全然気づかなかったけど、笑
ナオミハリスの別エンディングの演技も凄かった。終わり方もこっちの方が記憶に残りそう。
続編やってほしいけど、今やった
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BROTHERS(2015年製作の映画)

4.0

絶対この後、この世のものではない何かが現れるやつ

11分の中にここまでの静寂を宿す大胆さ

インシディアス(2010年製作の映画)

2.5

一軒家マジで怖い。
ただ、冒頭の怖さは最後まで保てなかった。
胡散臭い霊媒師のせいで緊張感と現実味が一気になくなって残念
『ポルターガイスト』っぽい
続編作る必要あるのかな、、

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.5

今まで見た悪魔の中で一番凶悪で、
今まで見たエクソシストの中で一番強い。
複数憑依、妖術に念力も何のその
そして悪魔の”目的”が明るみになるにつれて只者じゃない感が露わになり、ワクワクが止まらなかった
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

2.5

エミリーブラントの強い女性像は好きだけど、あの環境下でなぜ妊娠しようと思ったのか謎すぎて全然のれなかった。
誰も悪くはない、じゃなくて
危機管理能力のない大人が悪い。

ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​(2019年製作の映画)

2.5

もう少しアートに潜む闇を主体でも良かった。
それを売ったり批評したりする人間の醜さなんて、分かりきった事実を描いても面白くないからね。

おかげでせっかくのおどろおどろしいキルシーンも深みが全く感じな
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NY 心霊捜査官(2014年製作の映画)

2.5

反則的な驚かせ方が嫌だった
相棒の軽口が好き
主人公暗すぎ
神父イケメンすぎ

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.0

人を見た目で判断するという最も身近な差別が敢えて直接描かれず、個性や秀でた部分が描写される。
これが不自然に感じてしまう自分の感性にショックを受けた。
そしてそこへ現れるヴォーレという存在が、明確に”
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.5

最初から最後まで「?」
時間軸が違う?とかSFホラー?とかいろいろ考えたけど、考察を読んで納得
これ知って観るのと知らずに観るのでは全然印象違ってくると思う。
個人的には、ずっと解消されない「?」がし
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

4.0

やっぱ凄い…!!
タイラーレイクの醍醐味である長回しアクションは今回も度肝を抜かれる映像
観るたびにマイティソーより強いしカッコいいんだけど…と思ってしまう笑
プロジェクターで観る以外に選択肢がない

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

前代未聞の興行
その不安を一気に払拭する映像美
幾重にも作り込まれた世界観に魅力された。
吉野源三郎『君たちはどう生きるか』を読んでおくと、より一層深く刺さるのかも

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.0

正直前作『Xエックス』でパールの過去はある程度描けてたと思うし、本作の内容自体も粗方予想通りで前作みたいな衝撃を受けることはなかったのは残念
ただ、本作は3部作でミアゴスがそれぞれの主人公を演じるとい
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

『サウンドオブメタル』というタイトルの意味が観終わってからわかった…
中盤までのよくありがちな展開から、
一気に生々しい現実が押し寄せる。
“自分の夢を守ること”と”自分をよく理解すること”は表裏一体
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スモーク(1995年製作の映画)

4.0

ハーヴェイ・カイテル
フォレスト・ウィティカーの演技が圧巻
みんな話し上手でどの小話も聞き入ってしまう。
見事な脚本と役者の演技、
それを映し出す監督の手腕が光る。

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

2.5

岡田くんのアクションが前作よりもパワーアップ!
そしてそれに泥を塗りたくるかのような岡田くん以外のドラマパートの長さ…
これはもったいなさすぎる…。

上映時間90分で辛気臭いドラマパートを削れば神映
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

2.5

岡田くんのアクションは凄いが、
周りがやかましすぎる。
コメディパートもイマイチ振り切れなくて寒い。
上映時間90分で岡田くんのアクションもっと増やせば神映画になれた。

レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード(2003年製作の映画)

3.5

アクションのアイデアがやっぱりロドリゲス
画面越しにメキシコの熱が伝わってくる
ウィレムデフォーの包帯グルグル以外は最高
マチェーテ知らない間に退場してて笑う

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

4.0

これはめっちゃ好き
この3監督作品『ターボキッド』もそうだけど、作品全体に漂う80年代愛がすごく良い。
音楽やファッション、ベタでシンプルな友情と恋
そこにこんなハラハラドキドキな本格サスペンスも加わ
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ニュー・ミュータント(2020年製作の映画)

3.0

大きな校舎に生徒5人だけというのがあまりに不自然で低予算感を助長させている。
デッドプールにイジられそう…。
アニャ演じるマジックの片腕アームソードはカッコいいけど、それ以外の能力描写があまりにパッと
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.0

奇跡は起きなくとも、
その過程が2人の人生のハイライト
一生に一度あるかないかの友情と、終わりがあるからこその絆に胸が熱くなる。
デクスターのお母さんが、やんちゃで危なっかしいエリックの”純粋な心”を
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ある男(2022年製作の映画)

3.5

ルネ・マグリットの絵画が
この物語の暗部に奥行きと重厚感を持たせている。
城戸の「現実逃避」発言に同意できなくなった場面から全く感情移入できなくなっていたので、このラストは…うむ。
という感じで正直ど
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.0

最初から最後まで不可解
良く言えば首尾一貫のヨルゴス節
唯一求められるサイコ父からの解放
サイコルールに犯された成人男女の奇行
教育もここまで単純化すると大人子ども関係なく支配できてしまう。
社会から
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.5

ソ連対アメリカの冷戦下
両国が核を構え、明日には”世界の終焉”を迎えるかもしれないという時代
想像を絶する勇気と忍耐の一般人ウィン
そしてペンコフスキーの偉業に敬意を

自分たちのこの呑気で平和な日常
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エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

4.0

内容はいたってシンプルでありながら、
夢の中という武器を最大限に活かしまくった映像はとても80年代とは思えないほどに革新的で芸術的!
公開当時、映画館で観た人たちにとって恐怖そのものだったろう…
一周
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

4.5

ジョーの笑顔が大好き
振り回されるスティーヴブシェミも可愛い
自分の心の中にもジョーのような行動力と楽観的な考え方を常に持っていたい。
印象的な場面とセリフの数々
チャチャチャダンスの練習シーンがお気
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