じゃがいもさんの映画レビュー・感想・評価

じゃがいも

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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

3.5

脚本の読み合わせが繰り返されて映画になっていく。実験的。
調味料を垂らし続けると口の中で映画になる。具はない。映画というかインスタレーションっぽい。グロッケン叩きのマッキーの話をばっさりカットした1時
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ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)

4.2

思ったよりクライム映画で、長回しの連続でアクシデントに合い続けるのはサフディ兄弟っぽくて好き。いや、それともこれはキュアロンの「トゥモロー・ワールド」の影響なのか?
ヨーロッパ、難民がテーマなのはもの
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

4.5

序盤の手際の良い状況説明からして、とんでもない映画だとわかる。たびたび使われる長回しは繋ぎ目が分からないし、撮るものが的確でまさにその場にいる感覚になる。
撮影監督がレヴェナント、バードマン、ゼロ・グ
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.5

ラ・ジュテ(1962)をもとに長編映画化。原作に比べるとなんだか俗っぽすぎるけど、面白い。過去へ行って人類を滅亡させるウイルステロと戦うブルース・ウィリス、、というと派手だが、精神病院に缶詰にされたり>>続きを読む

デジャヴ(2006年製作の映画)

3.4

デンゼル・ワシントンが時間と格闘する佳作。息子も時間と戦ってたね。設定と説明の省き方がいかにもアメリカ映画的な大胆さ。「もしかして、これは」と思う瞬間はまさにデジャヴ。
トニー・スコットがリドリー・ス
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.0

このダンカン・ジョーンズは好き。
サム・ロックウェルひとり芝居。工夫を凝らした低予算SF。疑問を放置したり正確さに重点を置かない映画らしい雑さが気になったが、意外な展開、意外な語り方が面白い。劇中韓国
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

2.8

面白いけど。あまりにもハリウッドらしい良くないSF。ゼロ年代の空気(偏見)。SFでは理屈が通らない設定、展開は見過ごしづらい。

ガタカ(1997年製作の映画)

3.9

実在する少し変わった建物をSFの舞台に見せるセンス、画面や光の色味が好み。実はヴィンセントの努力をほとんど描かない。

チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.5

映画ファンならいつかは見なきゃいけないような傑作。だよね?
映像かっこいい。物語も緻密な、珠玉のフィルム・ノワール。見やすさと重さのバランスが良い。見終えたあとは頭がぼうっとした。決して善人ではない癖
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.2

ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督した前作が傑作で、soldadoへの期待が大きく、見逃したままになっていた。でもやっぱり脚本テイラー・シェリダンは天才だった。

今回の監督ソッリマは暴力を乾いたタッチで描く
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.1

ルーニー・マーラさすがだった。わからないこともあるけどまあいいか、いい映画ですね。シーツを被り表情が分からないのに可愛らしいおばけ。おばけ同士のやり取りやちょっとした仕草、明かりの点滅がかわいい。ずっ>>続きを読む

ライトスタッフ(1983年製作の映画)

4.0

正しい資質を巡る群像劇。宇宙飛行には関わらない人物を描くのは何故だ?と思ったら、飛行機の時代から宇宙開発競争への転換を見せるんだと気付いた。3時間使ってじっくり描き、しかし飛ばすところは気持ちよく飛ば>>続きを読む

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.6

スコセッシ&デニーロコンビの映画はタクシードライバー、キング・オブ・コメディに続いて3つ目。モノクロと現代的な撮影の組み合わせはかっこいいなあ。主人公はひどい男だが、「クズだね」で終わらせずその哀れさ>>続きを読む

トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.0

良かったです。期待以上。悪いデンゼル・ワシントン。ちょうどいい伏線と反復。コラテラルみたいなマイケル・マンぽさ。脱線感が気持ちいい。
脚本がスーサイド・スクワッド、ブライトのデヴィッド・エアーなの、、
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不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

3.5

濱口竜介の短編。シネマテーク・フランセーズの日本インディーズ映画特集みたいなやつで1/4まで無料配信中。https://urlz.fr/gU0E

全然意味わからないけど良かったです。触れること、触れ
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.8

すごいよ。吉田詩織、圧倒的ヒロイン。ルックス、声、愛嬌の可愛さ憎めなさ。この子のためならボニー&クライドしますわ。あとセリフもろくになく立ってるだけでクズ感出せる成田凌がさすが。
こんな遊び方してる若
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

3.0

テレビ局資本の邦画にしては野心的な「映画」であることと、やはり邦画だし喋りすぎなことがぶつかってツボらなかった。演劇みたいだし。前田敦子と高畑充希のユニークさを改めて感じた。他の脇役もやけに豪華。細田>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.0

嫌だったー。でもそこに、女性の性欲やしょうがい者の性欲がないものとされているよねという怒りがあって、見るのやめたら負けか?みたいな

ギャングスタ(2018年製作の映画)

3.1

注目の監督コンビ。ギャングスタ→バッドボーイズ→ミズ・マーベル→バットガールというキャリアに納得いく。
ベルギー映画って初めてかも。ヨーロッパクライム映画らしさ強い。単純な話の割にちょっと分かりにくか
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プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.3

タランティーノの「デス・プルーフ」とセットでB級映画上映の再現企画グラインドハウスを構成。フィルムの焼ける表現や荒れた質感まで作る。脚が銃、金玉コレクション、ゾンビパニック!マジでB級〜。楽しい。

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.0

最高!タランティーノらしいクライム映画と思いきやネタバレ厳禁の予想外の展開にスイッチする快感。
ち◯こ銃。俺の名前はセックスマシーン。足フェチ過ぎ。ラストの光景、それで説明になると思うなよ。めちゃくち
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デスペラード(1995年製作の映画)

3.0

from dusk till dawnが面白かったのでロドリゲス監督おかわり。死にまくり燃えまくりで景気がいい。手術コント()じわじわきた。

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.3

地味だという感想もあるけれど、ずっと面白かったよ。なんと優しい物語。何これ映画作るのうまぁ……あ、スピルバーグか……。
セリフやシーンの反復、反復、反復。めちゃ映画。窓のシーンやコートのシーンは映画オ
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.1

めっちゃ良かった。EXOのDOはさすがのアイドルらしい身のこなし。演出と撮影の軽快なテンポとコミカルさはMVやCMのように感じたが、その演出のままダークな部分も見せてくるのでアリだった。あの終盤、やっ>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

アーロン・ソーキン天才〜。登場人物の多さと法廷劇によって混乱するけど、脚本の力で素直に面白い。人物の描写と話の展開とクスッとなる要素が常に合わさっている。
ダンケルクやブリッジ・オブ・スパイでも名演の
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

4.2

ユダヤ人虐殺の主導者ハイドリヒ暗殺計画、anthropoid作戦を史実に沿って描く。公開時の評判がずっと頭の片隅にあったが、確かに物凄い映画だった。キリアン・マーフィー、素晴らしい。基本的に主人公たち>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.7

戦争映画ではなく戦車映画。すっごい面白かった。一発が全てを決める戦車の戦いにスローモーションのVFXがぴったり。運命の出会いであり、宿敵であると同時に友情でもある関係がアツい。そう来るか〜!100点!>>続きを読む

静かなる叫び(2009年製作の映画)

3.9

絵がかっこいい、構成うまい、さすがドゥニ・ヴィルヌーヴだ。当時見たらこの監督は追わなきゃ、と感じたに違いない。女性憎悪、大量殺人の話として見ようと思ったのに映画の上手さに惹かれてしまった。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

㉕終わらせに来た。ダニエル・クレイグが自身のボンドをどうしたいかしっかり考えているからこその五部作だった。軽薄で無敵の男らしい男であることが007の本質だったと言えるから、成長したり傷ついたりするクレ>>続きを読む

007 スペクター(2015年製作の映画)

3.7

㉔プロデューサーの説得でサム・メンデス続投。007の宿敵ブロフェルドとスペクターが44年ぶりに復活。
有名な「死者の日」アバンタイトルはとてもかっこいい。スペクターの集会、ヒンクスとのカーチェイス、ペ
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.3

㉓傑作。他の007はオープニングが最高であとは緩やかな下降なことが多いが、スカイフォールはテンションのアップダウンが大きい。変則的なストーリーで、ああ、そういうことするんだ!と驚かされる。
生い立ちや
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.6

㉒カジノ・ロワイヤルの蛇足気味の続編。ここまでザ・続編なのは例外。脚本家ストライキの影響で脚本未完成で撮影に突入。観客スタッフともに認める失敗作ではあるが、そこまで悪くない。
オープニングシークエンス
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

㉑ダニエル・クレイグ版第一作。007見始めるならまずはこれ。今までのボンドでは考えられないくらいシリアスで、よくこれが受け入れられたなと思うほど。
ダブルオーに昇格するところからスタート。壁を突き破る
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007/ダイ・アナザー・デイ(2002年製作の映画)

3.0

⑳ 雑だけど楽しい。これがブロスナン最終作のせいで全体の印象が落ちた。盛り上がる場面がぱっと見でCGだと分かるCGなのは今を基準にすると欠点。アイテムの使い方がスパイ映画らしい。ボンドガールのイメージ>>続きを読む

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