Lizettteさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Lizettte

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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

5.0

受験生活中、ふと思い出してはいい映画だなあと頭の中をぐるぐるしていた。初見の頃はまだ本当に子供で、自分の能力をおざなりにする主人公の姿に嫉妬に近い嫌悪感を抱いていた。けれど、人生を"歩んで"主人公の年>>続きを読む

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.0

センター試験終わりに観てきました。映画館で映画を観るのはは去年の5月ぶりとか?それなら、スターウォーズとか君の名は。とか、映画館で観て楽しそうな映画を観ればいいのに、私の中に棲みつく変な“映画好きプラ>>続きを読む

ファーストフード・ネイション(2006年製作の映画)

3.5

ファストフード業界における肉問題。それは複雑に絡み合い、その問題に気付いた者が解こうにも解けないほどのものになってしまった。それは内側からも外側からも。文字通りの腐敗だ、ドラッグだ。映画の淡々とした進>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

5.0

イニャリトゥの作品は、これまではっきり言って合いませんでした。というかごちゃごちゃ難しくて何が言いたいんだかわからなかったし、わかりたいとすら思わなかった。(と言いつつ3本程しか見てませんでしたすみま>>続きを読む

アースリングス(2005年製作の映画)

5.0

ヴィーガンの知り合いに「ヴィーガンになることに1年ほど前から興味があるけれどなかなか思い切れない」と相談したところ、この作品の存在を教えてもらい、Youtubeで観ました。正直、直視するだけでも辛い映>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.5

宗教から生み出される価値観の違い、文化の違い、そして言語の違い。現代ではグローバル化とかなんとか言ってかなり状況は変わってきているし、日本人も西洋寄りの思想になりつつあるけれど、今でも続く互いに妥協し>>続きを読む

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.0

レゴで映画を"組み立てる"ということの意義意味解釈が的確かつ斬新に映った。アニメとか実写とかいうジャンルに属さない、これはそう、"レゴ"というジャンルの映画だと。

ルーム(2015年製作の映画)

3.5

子どもの適応能力、学習能力って、すごいよねえ。コミュ障なんて概念ほぼほぼないもんね。何で私はこんな風に育ってしまったんだろう、って悲しくなるし、辛くなるし、辛い。

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.0

単純に合わなかったというか、POVは飽きたというか、評価高いホラーは大体期待しすぎて撃沈しちゃうというか、シャマランがそもそも好きじゃないんじゃないか、とか、その他諸々。

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白い。アート作品でありながらも次々にショッキングな展開が繰り広げられ飽きない作りになっていることに、身構えていた私はかなり驚いたし、偏っていて今にも崩壊しそうな狭い世界(=家庭)で何とか>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.5

製作者とキャストの体当たり具合に飲み込まれ、鑑賞後は隣に友達がいたのにも関わらず立てなくなってしまった。ストーリーに関しては、リアルタイムな時代にリリーに関わることがあったのなら、自分は彼女の自分らし>>続きを読む

君が生きた証(2014年製作の映画)

4.5

鑑賞後、自分の中でどう処理していいのか悩みましたし、その分いくらでも感想を書ける作品でもあるのですが、簡潔に。語り手の距離感がちょうどいい作品だな、と思います。この映画を見ている私たちだけでなく、彼の>>続きを読む

Mr.タスク(2014年製作の映画)

3.0

ケヴィン・スミスは90年代カルト映画の作り手の中でもかなり好きで、「チェイシング・エイミー」なんかはもうオールタイム・ベスト級に大好きなわけですよ、で、今回もなかなかパンチのあるの持ってきたなーと思っ>>続きを読む

奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)

3.5

ロビンは何度もわからなくなる、なぜこの旅をしているのか。本人がわからなければこちらもわかるわけないし、孤独なのはロビンだけじゃなくて、みんなそう。ラストに引用される手記Tracksの一節のように、何か>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.0

96時間からの流れを完全に汲んでいるのはストーリーや街を真上から撮るショットなどからも自明の通りで、それよりも、なんてことないシーンでもこれはスーツのCMか?いや、車のCM?と思えてしまうキアヌーのか>>続きを読む

ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)

3.5

統合失調症の主人公ジェリーの幻覚幻聴幻想はカラフルかつハッピー、時には少しの辛口スパイスと、そしてそれを冷たく否定する現実はサスペンスフルに描き上げた良作。ラストのハッピーなはずが笑えない、果てない切>>続きを読む

Mr.ボディガード/学園生活は命がけ!(2008年製作の映画)

3.0

オーウェン・ウィルソンみんな好きでしょ?ね?そうでしょ?

どこからどう見ても負け組なフレッシュマン3人とどこからどう見ても負け組のオーウェン・ウィルソン演じるドリルビットの友情物語。いじめっ子が最後
>>続きを読む

パーフェクト・センス(2011年製作の映画)

3.5

眠れなくて、寝たくて、観たのに、魅入ってしまった。愛とは、コミュニケーションとはという問いの畳み掛けと、人間は生きているだけでも奇跡だ、という超ポジティブなテーマ。そしてラストシーンのカタルシス。

キャロル(2015年製作の映画)

4.0

後半の追い上げが半端ない。時代背景もかなり作用して胸が痛くなった。大人になりきれない女性のイニシエーションの物語かと思いきや、自分らしく生きる勇気についての物語だった。涙。

サウルの息子(2015年製作の映画)

3.5

視界を狭める、見たくないから。焦点は合わせない、見たくないから。表現の仕方が独特で衝撃的。ただの歴史や善悪の話ではない、何が人間を人間たらしめるかについての物語。

暗殺の森(1970年製作の映画)

5.0

これほど豊かで繊細で美しく、そして良い意味でわかりやすい映像表現ははじめて。

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

-

記録として。前半を英語の授業で観て後半を世界史の授業で観たから、まあ繋げたら全部見たかなって勝手に思ってます。年齢をひたすら言うだけの歌を一緒に歌った彼女のことすら安々と売ってしまう洗脳をするってどん>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.5

作ってる人は超オタクなのに作る映画は超かっこいいってズルくない?復讐劇と歴史的事実の組み合わせがそれら単品の物語の映画よりもワンランク、いやそれ以上の値打ちを生み出しているなあ、としみじみ。最高です。

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.5

田舎に囚われた若者が出ていくか/出ていかないか、という単純な話なのに、ほのぼのする場面はそれほどなく、話が進んだと思ったら変なところでまた違う話になったり、こちらが思っているようにさせてくれない、なん>>続きを読む

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

4.0

ハーバードに入るまでの話かと思ったら、そこはあっさり飛ばしちゃって、そこからは主人公エルのサクセスストーリーに上手く重ねた差別と偏見についての物語に。学歴があるからいい人間?学歴がないからダメな人間?>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.0

主人公の精神力の強さに驚くと同時に映画のテンションの高さにあっけに取られる映画。ハリウッド映画界の"イマドキ"である宇宙、中国、ふた昔前のヒットソングがもはや定型文かのように組み込まれている設定やプロ>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

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まあこれを一回観て理解できたら苦労しないのでね。後で解説を探してどうにかしておきます。正直あれこれ頭で考えることで精一杯で何かを感じ取ることはできなかったんだけれど、アナが中性的な顔立ちで可愛かったと>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

3.0

昔は存在したあいさつや助け合いによる人と人のつながりがなくなった現代への説教臭い話になるのかと思いきや、ド定番な展開にもっていき、最後は人間の多様性を認めることが最優先される未来の方が大事だって話に落>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.0

スター・ウォーズに何の思い入れもなく、完全にトレッキーな家で育った者としては「BB-8が可愛かった」という感想しか出てきませんでした。怖いのでこれ以上は何も言わないでおきます。悪しからず。

薄氷の殺人(2014年製作の映画)

3.0

"白昼の花火"のシーンの清々しさ。しかし、少しばかり過大評価されているかなと。

グローリー/明日への行進(2014年製作の映画)

4.0

次の時代のために戦う人たちの姿に胸が熱くなりました。主題歌が素晴らしい。

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.0

「ゴーンガール」にも通じる「一生わかりあうことのない男女の対峙」についての物語。そしてこちらもサスペンスに見せかけたコメディ。追い詰められていく夫婦の言動の違いがとてもよろしい。ラストのバスの場面につ>>続きを読む