knkneさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(746)
ドラマ(44)

機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

4.7

はぁ、好き。
と匂わせ女子のような感嘆を漏らしてしまいそうだ。「GOHST IN THE SHELL」と並び押井守の最高傑作と言って差し支えないだろう。
レイバーの出動は1時間経っても始まらない。が、
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マネーボール(2011年製作の映画)

3.5

「最初に何か成すものは叩かれる 常にだ」

球団はやっぱりフロントの協力あってこそですし興行ですからビジネスの側面も持ち合わせて当然なのです。
日本では選手時代とGM時代は切り離して考えろ、なんて言わ
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his(2020年製作の映画)

3.2

オルガンを作るのと同様に精密に物語は進む。問題の本質と向き合う時は猟銃の音が耳を劈くような衝撃にも耐えねばならないし自らが引き金を引かねばならない。
ラストシーンの迅と妻の会話と迅の独白のとこからの麻
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

1.5

躁鬱病、現代では双極性感情障害とも呼ばれます。躁と鬱状態に分かれ感情のコントロールが効かなくなる精神疾患である。遺伝的影響が強く再発率も極めて高い。生涯に渡り付き合う病気となる。

国民保険持ってない
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乳酸菌飲料販売員の女(2017年製作の映画)

1.1

なぜ職場の男の子は僕にこれをおすすめしてきたんだろう。聡明なのになぜこんな低俗なものを、、彼の好きなAV女優とかそういうこと、?
心の声または喋ってそうアテレコは友達とよくやったわ、
くだらないの一言
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Puce Moment(原題)(1949年製作の映画)

3.0

色とりどりの布が閃きこちらの感情を煽動する。香水を首筋に沿わせる女、長すぎるほどの睫毛。
細い顔の大型犬4匹を連れ階段を降りてゆく。

ラビットズ・ムーン(原題)(1950年製作の映画)

3.6

A raincoatの「it came in the night」が軽快に流れ続け月への羨望を体の全てで表現する男。月光は青白く人物も雪に塗れた木々たちを照らす。時たま雲がかかるが彼らにはおかまいなし>>続きを読む

家宝(2002年製作の映画)

4.8

想いは交錯し、色は散りばめられる。葡萄畑をはじめとするポルトガルの穏やかな風景に反するように悪へと引きずり込まれる者、抗えぬ運命に翻弄されていると思いきや泰然自若とし神秘的な雰囲気を纏いつつ強かさを持>>続きを読む

ノン、あるいは支配の空しい栄光(1990年製作の映画)

4.2

「NONとは恐ろしい言葉だ。それには表も裏もない。右から読んでも左から読んでもNONとなる。まるで自分の尾を咬む蛇のようだ」
ポルトガルの歴史と興亡。その歴史とポルトガルの敗北を語ることを問い直す作品
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DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)

3.0

盛り上がりはほぼ無くプラス1時間くらいに感じたのが正直な感想。
大まかな流れだけ用意して脚本は無し。
間接的に事件の概要、家族もそうだが被害者自身を浮き彫りにさせる。加害者なのか被害者なのか。向き合わ
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Fireworks(原題)(1947年製作の映画)

3.5

この作品の2年後三島由紀夫は「仮面の告白」でセンセーショナルを巻き起こす。20歳そこらでこの作品を作ったケネスアンガーはわいせつ容疑で逮捕されたのであった。前衛がすぎる。
唐突なサディズムと狂喜乱舞の
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放課後ソーダ日和-特別版-(2018年製作の映画)

3.3

少女邂逅のアナザーストーリー。アナザーすぎるでしかし。
3人組って裸眼2メガネ1の比率がやっぱりいいと思うんです。蒼波純の役って無口でメガネでデバイスで喋るってスケットダンスのそれじゃないか。ちゃんと
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少女邂逅(2017年製作の映画)

3.8

明度と温度の低い映像は青白いほどの心の空白と彼女から見える世界。
電話ボックスの一連のシーンいいじゃないですか。白い糸は血で赤い糸となり2人を邂逅させる。その後の世界はまっさらな白光だけが映る。
ぼん
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.0

僕も大概自分の顔にコンプレックスがあるけど最低限を留めることにだけ気にすればそれでいいと思っているし男が自らのどうだと卑屈に宣うのは僕の美学に反するのでやめた。
昔何かで日本人は自分に自信がないという
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ステータス・アップデート(2018年製作の映画)

3.0

いいねの数とかフォロワーの数とかばっか気にして画面の中と画面ばかり気になる空虚な人間にはなりたくないしそれほど愚かしいことはない。
所詮自分の見せたい面しか見せないのがSNSだと思ってるので。
承認欲
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.7

努力では到達できない壁が存在する世界においては傲慢さえも周りが目を瞑ることは多々ある。
「結果」の二文字。それさえ残せれば。
氷上で華麗に舞う彼女の原動力は怒りと反骨心と承認欲求。押さえつけられたそれ
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ピカソ-天才の秘密/ミステリアス・ピカソ(1956年製作の映画)

4.0

小さい頃ピカソの画集をみてこんなん自分でもかけるわ、と思ったがゲルニカをみて盛大に手のひらを返した。その絵が示す意味は分かるはずもなかったが大きな意思にひれ伏したのだろう。数年前のプーシキン美術館展で>>続きを読む

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

1.2

日本に生息するヒト科ヒト属のオスであればまさみの美しいご尊顔とおみ足を見ないという選択肢はないわけでして。
びっくりしないで聞いていただきたいのですがそれしか見どころがありません。
ギャグは滑り散らか
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二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

3.0

コックのパワのハラじゃ。
Fと皿は飛び交い食べ物を粗末にするしやな、、
確かにレストランなどの料理においては特に不完全さというのは命取りであり許しがたい行為である。完璧主義は料理においてはプラスに働く
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放浪の画家 ピロスマニ(1969年製作の映画)

4.1

絵の基本なんか無くたってどう受け取り手に響くが問題。むしろ基本を抑えてない絵の方が珍しいしある意味ではより正確に捉えているのではないだろうか。ピロスマニはその後お札になったりグルジア(ジョージア)の英>>続きを読む

11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち(2011年製作の映画)

1.0

本日は三島由紀夫の命日であり楯の会事件があった11月25日。
映画とは呼べる代物ではない。とても程度の低い再現VTRでしかなく三島由紀夫という人物と向き合えていない。
彼の話す言葉は論文のようでありこ
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ディオールと私(2014年製作の映画)

3.8

前任のジョンガリアーノからのバトンを継いだラフシモンズのプレッシャーは相当なものだっただろうに。現在彼はカルバンクラインにいますが業績の伸びや世界からの注目度は目を見張るものがあります。
ベルギー人で
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

僕と友達の内輪も内輪な話なんですがマクドナルドのことを「ミックダーナルズさん」と呼んでいるのは僕らだけでしょう。
あとアメリカでラッパーが高速で注文する動画好き。楽しそうに数人が覗き込むところ愛くるし
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コーダ(2013年製作の映画)

3.5

死生観。優しい死神。サークルオブライフ。
現世の未練と絶対的死。

憂国(1966年製作の映画)

4.4

自らが美しいと思うものをひたすら古今東西のあらゆる言葉で表現して日本だけでなく世界を魅了した三島由紀夫。彼の生き様そのものが一作品だ。
僕も彼の政治的思想云々はおいといて人間として、一人の文学人として
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ポーラX(1999年製作の映画)

4.6

空爆とスコットウォーカーのThe cockfighterが流れる幕開け。ムンクの絵と完全に構図が同じのショットがいくつか。夢で見た血の川に流されるところなんてまさにそう。絵画的な構図も少なくない。突如>>続きを読む

M(1931年製作の映画)

4.5

Mはまあお察しの通りだけど個人に向けてではない。にしても犯人の目力たるや。
現在にも通ずる社会、民衆の危うさ。
疑心暗鬼と私怨と被害者の怨念が街に立ち込める。犯人は陽気に口笛など吹きながら闊歩する。
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家族生活(1984年製作の映画)

3.9

小声で父と娘が話してるシーンは大体いい。
膝に乗せ娘に運転させるところなんかとても愛おしい。
ぎこちない空気感と距離感が絶妙。
子役が大天使すぎる。「アイアムサム」の時のダコタファニングレベル。ませて
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.5

ウェスアンダーソンの作品なのにあまり心が踊らない。しかしユーモアはあるしいつものウェスアンダーソンらしさがあるから及第点か。
3兄弟の顔が似てなすぎる点は目を瞑ることはできないが。
バイクの3人乗りと
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ホテル・シュヴァリエ(2007年製作の映画)

3.5

クレジット観なくてもウェスアンダーソンと分かるそれ。ある意味では強みだが既視感の中から新しい可能性と表現を求められることとなる。
本編よりも面白いし先に観といた方がいい。

MEMORIES(1995年製作の映画)

3.7

「彼女の思い出」
今敏が脚本を務めた作品。緻密で不可思議な世界へと誘う。彼らが見た実像と虚像。栄華と退廃。
今敏らしさと大友克洋らしさのマリアージュ。
煌びやかな装飾が施された、さながら宮殿の邸宅。歩
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フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

4.5

エスキースもせず絵具を上から垂らしたりキャンバスを削ったり明暗も構図も意味不明でそれをまた八つ裂きにするようなアナーキーで何にもカテゴライズされない不確かな世界を描いた作品と言ったところか。
理解とは
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青い春(2001年製作の映画)

3.2

ブルーな気持ち!シュッシュッ!元ヤンの昔話を聞いてる時!
僕の地元広島では最近は減ったが近所のコンビニはもちろんドンキにも中心部にもイオンにも夜景のスポットにも彼らは出没するし集会か何かは知らんが公共
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国境の町(1933年製作の映画)

4.0

違うのは国だけ。歴史に翻弄されゆく彼ら。
ロシア革命と第一次世界大戦の避けられぬ時代のうねり。
国が違えど人に愛を持って接すること。
どんな時代でも大切なことであるしバルネットは今作においてその革命や
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青い青い海(1935年製作の映画)

5.0

静かな波も嵐に荒れる海も人生そのもの。
2人の男が1人の女を取り合う。
波は寄せては返すを繰り返してきたようにこの物語は今も世界のどこかで必ず存在している。
船内で揺れ動くは船体だけではなく2人が彼女
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

1.5

不快が渦巻く。切り取る勇気はいいのに描き方が違うからだ。何より嘘臭い。嫌いな食べ物を延々と食べさられているような気分で3時間くらいに感じた。ちょっと待っての応酬のとこ吐き気がした。
最果タヒは彼らの本
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