ニルンソさんの映画レビュー・感想・評価

ニルンソ

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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.0

イオンシネマ新百合ヶ丘で『グリーンブック』
バッドエンドを予感させる仕掛けが多くてずるい。まんまとのせられたけど。
南部へ下るほど深まるドクとトニーの仲と反比例するもの。
フライドチキン、翡翠(="グ
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.0

原題『If Beale Street Could Talk』にもっと寄せた邦題にすればいいのに。黒人である悔しさやもどかしさは原題に全部入っているし、恋愛映画じゃないんだし… 先日読んだ『塩を食う女た>>続きを読む

かぞくへ(2016年製作の映画)

4.0

映画館で見逃した『かぞくへ』、DVDで観られた。
主演の旭役、松浦慎一郎さんがとにかく素晴らしかった。共演の梅田誠弘さん、遠藤祐美さんも。
自分のせいで詐欺にあった唯一無二の親友、結婚を間近にひかえた
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川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

4.0

ちゃんとした大人がひとりも出てこない映画(笑)。ストーリーがすすむにつれて「しょうがない」の意味が変わっていく様子が痛快。

青空娘(1957年製作の映画)

4.0

DVD版は色の赤みと粗さが気になった。劇場ではあんなにシャキッとしてたのに。でも、主人公の湿っぽくならなさがホントにすごい。

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

5.0

若尾文子目当てで観はじめて川口浩に持っていかれる映画。くっだらないストーリーなのに最っ高。

乱世備忘 僕らの雨傘運動(2016年製作の映画)

3.0

新百合ヶ丘アルテリオ映像館で『乱世備忘』。
2014年の台湾、雨傘運動79日間を内側から観たドキュメンタリー。
ほら、国がちがってもやっぱり若い人はクールで優しくてロジカルで勉強熱心で利他的じゃないか
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス(2016年製作の映画)

4.0

新百合ヶ丘アルテリオ映像館で『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス(2017)』
前作の裏側とその後、老ミュージシャンたちの老いと死と生と音楽のドキュメンタリー。
中盤から終わりまでずっと涙腺
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人間機械(2016年製作の映画)

2.0

新百合ヶ丘アルテリオ映像館で『人間機械(原題:MACHINES / 2016)』
インド巨大繊維工場の劣悪な労働環境を撮影したドキュメンタリー。
寝た。一定のリズムで反復する工場の音と映像が気持ちよ
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

4.0

新百合ヶ丘アルテリオ映像館で『ストリート・オブ・ファイヤー(リマスター版)』
スクリーンでは中2以来34年ぶり。
リマスター効果は期待していた程じゃなくて残念(Blu-ray発売の予告動画よりくすんだ
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さすらいのレコード・コレクター 10セントの宝物(2003年製作の映画)

2.0

若葉町シネマ・ジャック&ベティで『さすらいのレコード・コレクター(原題 / Desperate Man Blues / 2003)』
メリーランドに暮らすSPレコードコレクター、ジョー・バザードのドキ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

1.0

えっ⁈ これで終わるの… と、ぽかーん。
上手くできてる と 面白い は違うと思うんだけど…

隣人のゆくえ あの夏の歌声(2016年製作の映画)

4.0

1年ぶり2回め。もう一度、8月に、映画館で観たかった。前回買い逃していた手づくりのサントラも購入できた。
下関の梅光学院を舞台に大人と40人の中高生がつくりあげたインディミュージカル。ロウファイさがむ
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

3.0

ジェームス・ボールドウィンを軸にマルコムX、キング牧師らの活動と暗殺を通して辿るアメリカの人種差別史。
ボールドウィンの「白人(差別する側)が(自分たちの都合で)ニグロ(差別されるもの)をつくった」っ
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.0

トーニャ・ハーディング半生のドラマ。
「ファッキン〇〇」ってセリフだらけでクソ人間しか出てこないルサンチマンの泥沼。
エンドロールで本人たちが出てきても違和感ない位それぞれの俳優のクソっぷりな演技が素
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

4.0

若葉町 シネマジャック&ベティで『ゆれる人魚(原題 The Lure/2015)』
人喰い人魚姉妹が主人公のファンタジーホラーミュージカル。
まるでItalians Do It BetterレーベルC
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.0

2018.5.29
春と夏の対比がすごくよかった。喪失の春と再生の夏。3年前の春と同じ場所で初海が夏の桜を見上げたとき、空にスッと抜けるような感覚、劇場内の空気まで変わった。沓子さんはあんなこと言って
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大英博物館プレゼンツ 北斎(2017年製作の映画)

4.0

大英博物館で開催された「北斎展」にあわせてイギリスでつくられた美術ドキュメンタリー。
まさか美術映画で泣くとは思わなかった… 淡々と事実を積み上げて描く北斎の作品(技法)と生涯、それを研究する人たちの
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ラッキー(2017年製作の映画)

3.0

ハリー・ディーン・スタントン、最期の主演作。
死は誰にでも訪れるけれど、自分の死に向き合えるのは自分ひとりだけ。だから「リアリズムとは物だ」と言い切るくらいリアリストなラッキーですら迷って怖れる(頑な
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.0

1980年の光州事件を現地取材したドイツ人ジャーナリストと彼をソウル〜光州まで乗せた韓国人タクシー運転手の実話をもとにした物語。
コミカルな序盤から不吉さがひたひたと忍びよってくる中盤、かからないエン
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ピンカートンに会いに行く(2017年製作の映画)

3.0

ケンカ別れしたアイドルグループ20年越し再結成のドラマ。
スレてプライドがムダに高い優子を演じる内田慈さんが最高。あの溢れるイタさがあったから、葵と再会するシーンでみせた素直さがよけいに沁みた。
その
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

イギリスを舞台にした緊縮財政vs人の尊厳についての映画。最後のシーン、ケイティが代読する、まるで宣誓文のようなダニエルの手紙に全てが集約されていく100分。
ブレイディみかこ『子どもたちの階級闘争』に
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

1.0

映画音楽のドキュメンタリー。
ハリウッド映画音楽の成功者たちがお互いに讃えあってるだけって感じでなんだかお腹いっぱい… (Bバカラックにはふれず、Rニューマンは秒単位でしか出なかったから私は不機嫌です
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