タクシーを舞台にした5編のオムニバス。タクシーの特殊性は運転手と客が全く異なる人間でも、束の間、同じ空間と時間を共有するということ。その舞台装置を活かして、差分を表現しているのが面白かった(職業の貴賤>>続きを読む
とても丁寧な映画。短い尺で親子関係と自分の人生・死と向き合うことの2点しか描いていない。そこにフォーカスされ、余分なものが一切描かれないので時間以上に濃密な印象だった。テーマは「継承・影響」だなと感じ>>続きを読む
個人と嫌でも見えてくる社会のレイヤーと両方が胸に迫ってくる傑作、という感想が浮かんだけれどそんなのマジでどうでも良い。辛い思いしてきたし、してるあいつらがくっそニコニコしながらスケボーやってるの見るだ>>続きを読む
体調が悪い時に観るものではないなと思った。日本の古典ミステリに出てくるそれのような村だなと思ったら、監督日本の民俗学を参照してるのね納得。深い解釈ができた訳ではないけれど2周ぐらい回って終盤爆笑しなが>>続きを読む
コミュニケーションについての映画だと思った。それが会話であっても、歌であっても重要なのは相手への眼差しということ(主題や語るべきことはもっと他にもあると思うけど、個人的にここを一番考えさせられたし刺激>>続きを読む
「それでもやっていきましょう」の描写ランキング1位。失うこと、傷つくこと、それと向き合うこと、それでも生きていくこと、そしてその祈りと希望と祝福。やっていきましょうを嘘がないかつ限りなく美しく描写する>>続きを読む
面白かった。コメディ、エログロナンセンス。全盛期の世にも奇妙な物語みたい。社会でまともに生きられないエイリアンと世界からの闖入者としての異物。性と食事が象徴的。性は社会の外にあるのでエイリアンと異物の>>続きを読む
離陸→渾沌→着陸。生きる目的。演奏シーンの説得力。これは水です。「一瞬一瞬を大切に生きる」。生の牢獄、ショーシャンクの空に、カッコーの巣の上で、桐島部活やめるってよ。
頭を空っぽにして楽しめる。スパイものとしてなんの不満もなし
映画を撮ることと人生のメタファーのような作品。「俺たちの仕事って何のためにあるんだろうな」という映画を撮ること、あるいは人生そのものへの問いかけに取れるセリフに象徴されるように、テーマの引きがめちゃ強>>続きを読む
子どもたちが本当に暮らしている子のそれにしか見えない。寡黙な主人公の男の子が誰かといる時には出てこないが、一人になったときに出すちょっとした所作。缶をゴミ箱に投げる、ゲームの効果音を真似しながら商店街>>続きを読む
是枝監督家族描きすぎ問題。
子ども目線で見たとき当然家族(親)は選択ができない。考えてみると『そして父になる』は親もまたそうだというのを分かりやすい設定で描いていた。家族もまた、再帰的に選択する必要が>>続きを読む
ストレンジャーもの。ストレンジャーから見ると人間社会の自明な事柄は自明ではない。人間関係の入れ替え可能性と心についてがメインテーマと捉えた。面白く観たんだけど唐突なエヴァオマージュは?だったなぁ