パリのエストニア人。
同族嫌悪、という言葉が示すように人は自らが必死に隠しているなにかを他の人に見たとき、その人を嫌ってしまう傾向がある。けれども、そこを超えてしまえば、ふたりの関係性の間に存在する>>続きを読む
マダム・プルーストが良い!(まずもってその名前が!)お部屋も言動も、全てに彼女の世界が広がっていて主人公と共にあの部屋に足を踏み入れた瞬間、わたしは吸い込まれていきました。
記憶を巡る旅。失われた記>>続きを読む
17歳。
僕らはいつだって生きることに必死だ。17歳は激しくて、美しく、儚い。一体なにを追い求めているのかも分からないまま、目の前にある、自らを満たすなにかを求めてしまうのかもしれない。
このレビューはネタバレを含みます
無類のフレンズ・オタクなので、ジェニファー見たさに観賞。
ブリティッシュ・アクセント(というよりマイフェア・レディのオードリー感が強い)練習中の娘と、ぼーっとしているようで策略家な息子のコンビの心理>>続きを読む
冒頭、鮮やかに描かれる「音」がとても良かった。
最期までびくびくしながらの観賞。(とても下世話な話だが、お付き合いが始まったばかりの関係性において、スキンシップ等が無意識にできちゃうお得な作品かも。>>続きを読む
前作同様、一度で何度も美味しい!けれどもちょっと詰め込みすぎた感は否めないのでは…。
アクションシーンの躍動感や軽快な台詞まわしで、とても満足して観ることが出来るけれど、うむ、というところ。
一度でとっても(何度も)美味しい!
トム・ヒドルストンの台詞はなんだってすきです。
なんだか違ったなあ…。(もしかして、この感想でありなのか?!所謂「予測不可能」ってことで…はて…?)
筆の走る早さが、互いへの思いの高鳴りを表現しているようで、とても素敵だった。
こんなことってありえない!
と思いながらも、わたしは心躍らせ、一喜一憂しながら、エンディングを待ちわびるわけです。
お>>続きを読む
観なきゃ観なきゃ、と思いながら先延ばしにしていてようやく!
なんとなくストーリー展開は知っていたものの、こんな風に進んでいくとは思っていなかった!そして、なんて、豪華な俳優陣!(キルスティンは、良い>>続きを読む
美しきティルダ。
隠れ家(秘密の部屋、ん?語弊があるかな)フェチなわたしに嬉しいシーンもあり。
物語前半の優等生っぽさ溢れるスカヨハが可愛かった。
いつか、こんな世界が訪れるのだろうか。それとももうすでに始まっているのだろうか。
こんな、そんな!現代に飛び出してきた王子様のようなヒュー・ジャックマンを見てしまったらもう恋なんて出来ない!
きっと、みんな、この頃のメグ・ライアンがだいすき!(勿論いまもすきよ!でもいまよりももっとね!)そして天使のようないたずらっ子、ジョナとその彼女の名コンビっぷりも堪らない!
GGのブレア&チャックも>>続きを読む
頭を空っぽにしたいおやすみの日の午後に。
クリエヴァの肉体美、最高!
久しぶりに爆笑しました。サイモン(マーティン)に英国人のふりをかまして崩れてくアリーには声をあげて笑っちゃった!
そして、クリ>>続きを読む
チェ・ミンソクさん、とても怖かった。
なんだか最後は自己犠牲的になっちゃって、なんだかなあ…でしたが、我はスカヨハがすきじゃ!!
トム・ヒドルストン見たさにレンタルしました。(頼りなくだらしのない、機械オタクなアダムは最高にキュートだった!)
頽廃美が描かれている一方で、妹・エヴァとの対比で明らかなように人間との健やかな共生を>>続きを読む
多分みんな心の中にペネロピがいるんじゃないかなあ。キュートに勇気をくれる映画です。
ほんと、どなたかが書かれていたけれどジェームズ・マカヴォイのアイドル映画ね!そして、ペネロピ宅のセットが最高!
際限のない孤独だった。
関わろうとしていく彼に世間はあまりにも無関心で、彼の心持ちが極端な方向へと突き進んでいく姿は痛々しかった。正義なのかもしれない、けれどもそれは歪んだ正義だったように思える。>>続きを読む
だいすきなヒーロー、ハルク。
「心がある」ことの意味を、どのヒーローよりも切実に伝えてくれます。
かわいいニコラとその仲間たちのおはなし。
くすくすと笑って、ニコラの焦りにほんの少しの共感しつつも大丈夫だよと声かけをしながら、あたたかな気持ちになりたいときに。
備考:エロイーズに貰ったDVD
このレビューはネタバレを含みます
少年にとって自転車に乗ることがなにを意味するのか。
それは自由、幸福、孤独。
そして…。
少し、固まってしまった心を、溶かしていく里親の存在が彼を包み込んでいく姿勢にも感慨深いものがあります。
だいすき、マチュー・アマルリックの主演作。
生きることはとても息苦しくって、自らの努力さえも痛ましく思えることがある。けれどもそれ故、無限の可能性が広がっているのかもなあ、なんてことを考えています。
次々と広がる世界。わたしが選択しなかった世界はふわふわとどこかを漂っていて、何気ない選択によって「いまここ」にあるそれが、空中を漂うそれにすり変わり続けているのかも、なんてね。
備考:ロマンのすきな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
たとえば孤独な夜が過ぎ
わりと良い朝が来る
どうせ変わりやしないのに
みんな何かに手を合わせてる
ー世界が終わる夜に
田舎の閉塞感が堪らなく苦しかった、あの頃を思い出した。勿論空間がそうするのだけれ>>続きを読む
美しく狂った暗がりを時に哀しげに歩いていただろうモディリアニをどこか遠くから眺めてみたかった。
全ては耐え難き、苦しみと共に。
4・3・2、数字に惹きつけられて、わたしはこの映画を手に取った。20歳だろうか、丁度ジェンダー論の世界に足を踏み入れた頃だったと思う。
息を潜めて仄暗い時が過ぎるのをただただ待っていた。そうすること>>続きを読む
こんな風に△の関係性を新たに結び直すことができるのは、ファンタジーならではだなあ、なんて。(駆け抜けた、トワイライトシリーズ!!いまもなお、わたしはチーム・ジェイコブ!!!)
幸せの絶頂。忍び寄る影。それでもなお冷めぬ互いへの愛。しかしながら、その愛は時として互いを苦しめてしまうわけです。
真っ直ぐな「愛」を目の当たりにして、苦しくなったのは気のせいだと思いたい。愛する人だけを、ただひたすらに思う心の熱さといったら!
チーム・ジェイコブ!なんてったって、チーム・ジェイコブ!
テイラー・ロートナー万歳!(なんて美しい身体なんだ!とわたしは終始震えていました。)
いつの世も、人は困難を抱えた恋の行方に魅せられてしまうようです。
はじめてこの作品を借りた時は、もう、本当によく分からなくて(どうして世界中のティーンはこの作品に熱をあげているの!?)、見終わらずし>>続きを読む
彼の作品群の中で、いちばんすきなもの。少しアダルトなユーモアセンスを持った音の連なり。だまし絵のような視覚効果。どこか異常なのに、なぜか日常であるその世界にどっぷりと浸かるきっかけとなった一本。