かねひろさんの映画レビュー・感想・評価

かねひろ

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コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

地上放送アニメとはわずかに違う時系列をたどり皇帝ルルーシュとなった後の時系列の話。ジュブナイルな架空未来戦記。
タイトルの通り、ルルーシュが復活する。

以下ネタバレ。
地上波であんなに苦しい思いを味
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ミニオンズ(2015年製作の映画)

4.0

遥か昔から(恐らく不老の)生きている小さい黄色の生き物が、現代にて「親分」を探してイギリスに出てくる冒険ファンタジー。

ミニオンズの言っていることは分かるようで分からないのに、動きがコミカルで観てい
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

4.0

「赤ちゃんが両親を振り回すのは、まるで会社のボスみたい」のような発想が読み取れる題名がつくファンタジー映画。

実態としては、上記から飛躍した世界観が成立していて、無理がなく、しかし展開を予想させない
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

4.0

名探偵コナンの映画版、オリジナル。

いつもながらに、キャラを立てつつ、事件は起きつつ、派手に爆発する(?)展開が上手い。面白かったです。

…とはいえ、前宣のウェディング姿に期待しすぎたなぁ。

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

宇宙遊泳中に事故があり、生き残って地球に還れるか?の話。

動画時間が短く、一人称でのサバイバルに焦点を当てた内容で、主題がはっきりして見やすかった。映像がとてもきれい。ただ物語ゆえの誇張があり、次々
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殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.5

時代劇。おそらく史実を基にしたもの。

キャッチーなタイトルの割には、史実ベースだからか内容はとっ散らかた印象を受ける(主人公=一人称が誰だか分かりにくいのかも)。
内容は悪くはないのだけれども、純粋
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セッション(2014年製作の映画)

3.5

音楽学校でのジャズセッションに所属するドラマーと教師の物語。

プロの演奏家は指揮者のちょっとしたニュアンスの違いを直ぐに修正してみせるけれども、練習風景はこんな感じなのかなと思ったりして観てた。
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

実際の飛行機事故を元にしたドキュメンタリ風の映画。バードストライク発生から4分に満たない時間での水上着陸に焦点を当て、その後の事故検証までを追う。

事故に対して、死者なしの素晴らしい判断や行動の数々
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

仕事/ビジネスのドキュメンタリー寄りかと思いきや、(大人のボーイミーツガールっぽい)人と人とが出会うと人生が変わる日常系。

主人公がナイスミドル、いつも微笑みを浮かべているのが、格好良かった。困難に
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名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

お馴染みのコナンの劇場版。

犯罪者模は小物だが、多数のキャラクターを配置しながらも魅力がある。すっきりした観了感。

映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

4.0

ほのぼの系アニメ作品。

道徳的で予想がつく内容かと思いきや、ツッコミ満載なのが興味深い。ゆるい気持ちでぼうっとしながら眺めるのに適している。
一作目の映画より、好き。

映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

3.0

高校生らしき学園モノで、賭けがカーストを決めるなかでの喜怒哀楽のドラマ。
数万~数億円という人生を左右する額を賭ける。

原作未読でも理解にさほど困らず、上手くまとめており、普通に楽しめた。
自分の人
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屍者の帝国(2015年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

スチームパンク×ゾンビのような世界観。死者の魂を科学で呼び覚ますために、青年が奮闘する話。原作未読。

原作者の伊藤氏に、執筆者の円城氏が加えられ、映画化でまた関係者が増え、話がブレている感。

死体
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.5

軍記物っぽいヒーローアクション映画。かっこよい男女の活躍があり、音楽も心地よかった。

1にあたる「バーフバリ 伝説誕生」を見ないままこちらを視聴したが、途中でダイジェストでその内容は示されたので、(
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.0

社会に適応できない少年が「バケモノの子」として成長する、ヒューマンドラマ系のアニメ作品。

アニメーションや演出は、とても良くできているが、脚本が謎。表現したいことが溢れたのか、観ていて置いていかれた
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ラガーン(2001年製作の映画)

4.0

インドの時代劇でのスポーツ作品。天候不良のために納税を軽くするように願い出た農民に対して、倍の税を納めることを命じた政府側。クリケットで決着をつけることととなる。

面白かった。みんなで心を一つにして
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

4.0

時代劇なコメディ。

期待通りに楽しく観れた。優等生。上手い役者さんが要所を押さえて、安心感があった。

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリー映画、フランス。

実話を元にしているという強みで害がある人にこういう描写はやめておこうという過剰な配慮をせずに人間関係を表現できる部分が好いと思った。障害があるから一歩退いたり、遠慮
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.5

バカバカしい系のコメディで、ちょっとだけ話。

「イエスと言い続けることで、人生はどう変わるか」のお題で、いかに面白く、スカッとする映画を作れるかの趣旨の映画。

・物乞いにお金をせびられたら?
・街
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箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

3.0

恋愛映画っぽい何か。
繊細な表現が良かったのに、一部に刺激の強いエピソードが混ざって、展開がやや謎でした。物語の主軸が純愛だったらよかったのに。

武士の一分(いちぶん)(2006年製作の映画)

3.5

時代劇。事故により盲目になった侍に降りかかる災難を描いた人情物。

原作の小説がありある程度の面白さが担保されていて、お金をかけて無難に映像化したとの感想。
時代劇らしい、少し淡泊で少しねちっこい感じ
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不屈の男 アンブロークン(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あらすじの通り。戦争で負ったPTSDからアルコール依存症になり、その後に宗教に救いを見出し立ち直るドキュメンタリー。
(ドキュメンタリーであるが、やや視覚的に盛っている。)

PTSDからの立ち直りは
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インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

4.5

南アフリカのネルソン マンデラ大統領の就任と、ラグビーワールドカップとのドキュメンタリー。
実話に基づくが、悲惨さは弱めで気楽に見れる内容。


国があるのを当然である環境で育った自分には、とても想像
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阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

4.0

原作既読。群像劇でオムニバスに進む人情劇。

人生の少しの不幸が、少しのきっかけと行動で変わる。虚構であるから起こるドラマチックであるのだけれども、それでも現実にその魔法が起こせるかもしれないと、勇気
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.0

林業を扱ったドキュメンタリー風なコメディ。
原作は小説、三浦しをんの「神去なあなあ日常」。

うーん、好みじゃなかった。

序盤は丁寧に林業の仕事を説明するところが、とても好ましい。
一方で、そのノン
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

「インド映画」でコメディ。長時間の映画だけれども、まったく飽きずに見れました。

初めてインドの映画を見て、異国の文化や情勢を知れたのが面白かったなぁ。社会情勢を批判する内容も含まれているけれども、コ
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.5

「音楽の映画」で、誰のために歌うか、何のための音楽かを背景にした、ドキュメンタリー風なシンガーソングライターとプロデューサーの話。
しみじみとしたナイーブな映画でした。

(事前にアメリカ映画の成功物
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

エンターテイメントで分かりやすさを目指したと思われるシン・エヴァの最終章。

主観によるあらすじ:
派手な戦闘に始まる掴み。
場面はかわり、普通の青春物でならば「あったかもしれない平和」のような穏やか
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

妻の不倫により、精神錯乱に陥りやすい主人公の話。
問題は山積みだけれど、努力や信頼はわずかながらも人生を上向きにするかもしれない。

点数がつけ難い。脚本に対する出来栄えは良かったのですが、ただその脚
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.5

宇宙人である「ソニック」が地球にきて、冒険する話。

ソニックが世界中を走り回る映像が観たいがための映画でした。
まぁ、いいんじゃない?

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

4.0

前作の続き。傑作の前作に引き続き、期待通りのできです。
過去と現在のエピソードを織り交ぜて、人物把握が少しわかりにくいことのみマイナスです(西洋人の顔が覚えにくいのもあるかも)。
音楽が素晴らしい作品
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マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

4.5

コメディのミュージカル(急に人が歌い出し、町中が踊り出すタイプ)。
父親が不明の娘が不満を持ち、母親に内緒で父親候補に手紙を出すところから始まるヒューマンドラマ。娘のアイデンティティの不確かさの不安や
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ワン チャンス(2013年製作の映画)

4.0

オペラを歌うことが好きな男性が、何度も人生の苦難にあいながらも、歌うことをやめなかった話。

主人公が心理的に追い詰められるシーンが長く、観ていてプレッシャーを多く感じた。
どんな困難があっても、人生
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オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

古くからあるミュージカル劇の映画化。
劇場に『オペラ座の怪人』を名乗る男が現れ、一座の一人の女性に惹かれ、行動が過激化していき、との愛憎劇。
現代のアレンジとして、オペラ座の怪人に多少の哀れみと救いが
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.5

史実を基にしたドキュメンタリー。
アメリカに反ベトナム戦争運動において、デモのリーダー格への見せしめのような裁判の経過を描く。

作品は、面白いし、分かりやすく作られている。
でもそこが、史実を「エン
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ファッションが教えてくれること(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ノンフィクションのドキュメンタリー。
ファッション雑誌「VOGE」の編集長と直下の部下との雑誌ができるまでの日常を映したもの。

一年で最も重要な9月号ができるまでの仕事で、淡々と進む。
一流の人が、
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