こへさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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悪魔とダニエル・ジョンストン(2005年製作の映画)

4.3

ダニエルジョンストンの人生が豊富な映像、カセットテープで鮮明に辿られる。ありがちなアニメで補う手法もなく、音楽ドキュメンタリーの中でもクオリティが高いと思う。
ダニエルはいつまでも子どものように純粋で
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KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

4.5

セックス、ドラッグ、暴力に彩られたアメリカのティーンエイジャーの一日。ブレや映像の粗さがかえってリアルさを引き立ててる。そして1カット1カットがクール。ラリークラークのカメラマン精神を感じる。彼は人生>>続きを読む

永遠のモータウン(2002年製作の映画)

4.3

原題「Standing in the shadows of MOTOWN」
モータウンサウンドを影で支えてきたファンクブラザーズの再結成ライブ映像と、当時を振り返るインタビューで構成されてる。
彼らは
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スモーク(1995年製作の映画)

4.2

あらすじを読んでから見るべきだった。何気ない日常に潜む真理、とても好きなテーマ。煙の重さの話は何でするのかなって思ったけど、少しわかった。
アメリカって繊細な心理描写も上手い。日本より何歩も先を行って
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.3

題名がいい。この題名に尽きると思う。
役者も全員うまかった。本名知らないけど鮎子ちゃんに特に驚いた。泣かせられた。
重たいテーマなんだけど、それを包み込む母の大きな愛を感じた。ジョゼと吉田修一の作品の
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オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

4.4

ノエルのいないオアシスの前身バンド時代から96年のネブワースまで、5年そこらの回想。非常に濃い。家庭問題、メンバー、世界ツアー、レコーディング、etc...と、けっこう詰め込まれてる。
ノエルは小さい
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.0

原作と比べてしまうと、叙述トリックがどうしてもかなり弱まる。あと人物描写がぜんぜん足りないって思ってしまう。特に琴美は正義感をもっと強調する必要があったと思う。
でも偉そうに言うとよく映画化できたなー
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.7

麻薬の快楽に溺れても、ジャズへの執着は捨てなかったチェット。
ラストは特に心に響いた。もし彼が堕ちていなかったらあそこまでくるものはなかったと思う。脆さを孕んだ魅力があった。

フィルムエイジ:ザ・ストーリー・オブ・ディセンデンツ/オール(2013年製作の映画)

4.4

メガネでナードなルックスのマイロが体震わせて叫ぶ。これでもかってぐらいパンクを体現してる。音楽はもちろん、そのアティチュードに心惹かれる。詩も等身大で、繊細。最高!彼らの歴史、人がらを知れて、もっと好>>続きを読む

母の残像(2015年製作の映画)

3.8

おそらく十分と言えるほどは理解できなかった、、悔しい。
リアルな世界を映しながらも幻想的に見せる映像が美しかった。知らない人のレビューを見て、確かにと唸ったのは「4人の登場人物の目線を等しく扱う作法」
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世界の果てまでヒャッハー!(2015年製作の映画)

3.5

何にも考えずに楽しめる系。バカで笑える。EDMとセルフィーが何度も出てきてフランスもあんな感じなんだと思った。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.4

感情がいっぱいになって泣けた。人はこの瞬間、もっというと脳で考えれなくなる瞬間が好きなのかもとか思った。
大筋の起承転結をつなぐ日常のシーン、戦時中という舞台で生活に現れる普遍的なものを描いてた。何気
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HOMESICK(2012年製作の映画)

3.4

海外を旅して見知らぬ場所を居心地のいい場所にしていく妹に対し、一箇所に留まっている主人公。仕事もなくし怠惰な人生の夏休みを迎えるが、いたずらを仕掛けてくる子どもたちと関わる中で何かを得ていく。

メッ
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さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.5

贖罪と幸せと苦しみ、戒めの共存。そのバランスを保つかなこの強い意思。またそこから伺える過去に負った傷の悽惨さ、痛ましさ。など。
尾崎の表情を観察するかなこが印象的だった。暮らしのシーンの見え方も変わっ
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SCOOP!(2016年製作の映画)

4.1

全体を通して男のロマンを感じた。とくにベンツ。あんなん目立ちまくりでしょ。でもそれを選ぶあたりロマン。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.4

会話劇でもなく、ただの会話。それがクール。こういう映画を撮れる人が本当にカッコいいと思う。ワードセンスある人にもそういうカッコよさを感じる。小手先じゃダメなんだよな。

怒り(2016年製作の映画)

4.3

やるせなく自分に向かう怒り、それに対して周りのできること。「神様を信じる強さを僕に」って小沢健二の一節を思い出した。
大切なものはいっぱいあるけど、人を信じる強い気持ちを得られるか、それが人生の価値に
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