ラスト10分で全部ひっくり返る。大八さんの映画はいつも。その原点がこれか。
ストーリーを追うことしか知らなかった3年前は最後まで見れなかった。めちゃくちゃグラフィカルでかわいい。ジャパニーズゴダール。2枚のバスタオルで作るトリコロール。
ファイナルがいかに完璧に出来てるかわかる。
関わった人間全員ハッピーエンドにしないとロッキーじゃない。
本篇は宇宙人視点だったためか、どこか爽やかでもあった概念を奪う行為の残虐性が浮き上がってて、SFとしてはこっちの方が順当な作りになってると思った。
彼らがこの後どうなるかはわからないけど、本篇を観れ>>続きを読む
現代日本を舞台に、平凡な家庭のディスコミュニケーションを扱った映画。
のはずなんだけど、なんなんだろうこのスピルバーグの活劇観たような気分は。
黒沢清作品に日本映画離れしたスリリングさがあるのって、>>続きを読む
檻の中のレクターのキューブリック凝視。超有名なショットだけど、これ下手な演出だとあそこクラリスの回想シーンで見せちゃいかねないよね。
あれはクラリスに対するcureであり、映画内で繰り返し現れる“性>>続きを読む
大傑作でした。あと10回は見直したい。この映画の中に人生の意味みたいなものがあるような気がしてならない。
鉄板の黒沢演出だいぶ見慣れてきたから観ながらみんなで「はいきた!車の窓!」みたいに言い合う応援>>続きを読む
素晴らしかった。当時のアルルにカメラ一台持ってタイムスリップ密着しているかのような実在感。
デフォー演じるフィンセントが愛おしすぎて抱きしめたい衝動にかられる。本当にゴッホに憑依してないとあの超近距>>続きを読む
「ヒメアノ〜ル」や「犬猿」に繋がる系譜。
エロとバイオレンスと視点の逆転。そして高いギャグセンス。この強烈でいて臭みが出ない人物演出どうやるんだ。デフォルメなのにすごいリアル。あべこうじの彼女とか最高>>続きを読む
哲学って普遍的なものかと思ってたけど、科学の進歩に合わせて常にこちらもアップデートしていかなければいけないものなんだな。と良いSFを観るたび思う。
コリン・ファレルが十字架にキスするの、プライベート>>続きを読む
みんな知ってた。
この映画のトンマナにおける江口洋介の場違い感がそう活きてくるか。ワンカット浜の切り返し、さすが吉田大八監督。
当時の大映や松竹の監督なんて大帝国の覇王くらいのイメージだったから、加瀬亮が素朴に荷車を引いていく姿はなんだか良かった。萌えがあった。
木下恵介映画全部観たい。
アメリカンニューシネマ、スピルバーグもやってたんだ。
大林宣彦監督がどこかのインタビューでマイベストスピルバーグ作品に上げてた気がする。
逃走夫婦の夫が「宇宙戦争」序盤のトムクルーズに見えてきたり、>>続きを読む
子役の一人にライアンゴズリングがいた気がしたけど気のせいでした。
この後に「ジュラシックパーク」、「シンドラーのリスト」と大傑作が続くけど、これは全然名作然としてない。けどそれがなんか良い。
大衆>>続きを読む
ストイック過ぎる。車2台が追い越し追い越され、以外には何もない。のにめっちゃ面白い
涙が止まらない。
一人の冴えない地球人に対して「君には価値があるんだよ」と伝えるためだけに、宇宙人が起こした壮大な奇跡。
27歳の若きスピルバーグがベテランスタッフに睨まれながら、映画会社の圧迫に耐えながら、死ぬ思いでこれを撮ってる。
随所にウディアレンを感じるけど、こちらはすごく等身大。
ニューヨークにもちゃんと痛いやつはいる。
痛いのは男だけじゃない。
こんなに勇気をもらえることはない。