1984okさんの映画レビュー・感想・評価

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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.2

4Kレストア版で、社会科の課題で何かで観させられた中学生の時振りに鑑賞。やはりこのラストに勝る余韻は他にないなと、当時と比較しても改めて思う作品です。
10年以上ぶりに見て思った1番の感想は、こんなに
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.3

期間限定フィルム上映、まだ未鑑賞だったのでこの機会にと思い初鑑賞。様々なフィールドでレファレンスとなり、その影響力を感じる印象の今作でしたが、ハードルを上げすぎたせいか少々落胆する結果ではありました。>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

2023年、映画館で鑑賞した映画2本目にして今年最後の映画。
第二次世界大戦とその直接的な出征兵士にストーリーを接続することでより日本という国自体の問題に焦点を当てるとともに、アンチテーゼともなる価値
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

コンセプト、今の時代にやる意義を大いに評価したいという一方で、やはり現実世界に存在するある特定の要素を包含している以上、ストーリーや映像的な流れを遮ってしまう場面が多く、前2作に比べるとダイナミズムに>>続きを読む

左様なら今晩は(2022年製作の映画)

3.5

アマプラで既に観られるけど、上映終了日に駆け込み。低予算なりのほのぼのした良い作品。主演2人の落ち着いた素朴な空気感、尾道の雰囲気がマッチしてゆったりと時間が流れる映画です。
ストーリーの筋が凄い分か
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

友人に誘われ、自身初のジョーダン・ピール作品。これまでの作品を未視聴ながら、彼の作品の実験性や前衛さ、得体の知れない恐怖性みたいなものを実感できる作品に感じました。
とは言えどういう作品に捉えればいい
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.9

Roth Bart Baronが劇伴をやると聞き、ずっと観たいと思っていた作品をやっと観れました。
描かれる内容としては想像以上に鬱を煽られながらも、全体的には柔和で穏やかなトーンであり、そこのバラン
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.1

おそらく1年以上振りの映画館での鑑賞。それも公開からかなり経って、情報(ネタバレ?)も十分取り込んだ上で今更感のあるノー・ウェイ・ホームを見に行ってきました。
まあ堂々とネタバレをする訳にもいかないで
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

グランドシネマサンシャインのIMAXレーザー復活を耳にして初TENETをかましてきました。大まかなストーリーはなんとか分かったものの、順行と逆行の細かなロジックは正直かなり難解でお手上げ状態でした笑。>>続きを読む

ジャスティン・ティンバーレイク+ザ・テネシー・キッズ(2016年製作の映画)

-

現代で最高のエンターテイナーの1人、ジャスティン・ティンバーレイクが満を持して完成させた”The 20/20 Experience”、そのアルバムを引っ提げたワールドツアーのラストを飾るラスベガス公演>>続きを読む

僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46(2020年製作の映画)

3.8

曲の持つメッセージ性と平手という絶対的センターにイメージが先行してしまって、最後まで追い付けなかった欅坂というグループの終焉が結構シビアに描かれていて、観ていて辛かったといえば辛かったです。というより>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.2

TENET前に一通りノーラン作品を観ておこうと思い、ここ最近の短期間でかなり観ていますが、次々に上には上を行く作品ばかりで圧倒されています笑。
インターステラーもインセプションと同じく、その圧倒的な、
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.7

自分の好きなアーティストの曲がふんだんに使われている映画とくれば観ない訳にはいかないので、上映最終日になりましたが観ました。
wavesというタイトルの通り、色とりどりな音楽と色彩感覚に溢れた、うねる
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インセプション(2010年製作の映画)

4.7

凄い作品でした。映画のコンセプトや世界観、映像の迫力、キャストの演技、音楽のスコア、どれを取っても申し分ない完璧に近い作品だと個人的には思います。
正直に言うと、かなり複雑で入り組んだ設定の世界を完全
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3年目のデビュー(2020年製作の映画)

3.2

ドキュメンタリーに先駆けてリリースされていた46分予告と、それに日向坂改名以降の変遷が付け加えられたような感じでしたが、正直46分予告で十分ではないかと思ってしまうような内容でした。もちろん自分は一応>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.6

バットマンビギンズは観たのに恥ずかしながら未だにダークナイトを観てなかったので、これまたグランドシネマサンシャインのIMAXで初めて観てきましたが、確かに問答無用の傑作ですね...
ただただ狂気的で常
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.1

原作は既読ですが、恥ずかしながら映画化された映像を観たことがなかったので公開終了直前にグランドシネマサンシャインの巨大スクリーンで観てきました。
所々の映像は今までも少し観てきましたが、映画館のスクリ
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

4.0

この作品はリアルタイムで観たはずですが、諸事情により海外で観たことやまだ当時小学2年生だったので記憶がほとんどなく久々に観たくなったのもあり、アマプラの期限が切れる前にサムライミ版のスパイダーマンを一>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.1

ジュラシックワールドの2作目をまだ観ていなかったのでアマプラの期限が切れる前に観ましたが、正直拍子抜けしたかもしれないです。
壊滅した王国とあるのだから、決死の恐竜たちの脱出劇を試みるもそう簡単には自
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

上映終了まで間もない中、1番気になっていた作品を今更観てきました。観終わった後の虚脱感が凄かったです。嫌なものを散々見せられもうこの作品を観たくない気分でいっぱいですが、これを人々は観ておかなければい>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.1

アマプラで期限が迫っていたので急いで観ました。めちゃくちゃ胸糞悪いです、めちゃくちゃ後味が悪い映画ですね笑。
とりあえず1つ言いたいのはダークでシリアスでクールなこの世界観を構築するデヴィッド・フィン
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.9

大学の試験もレポートも全て終わり清々しい気分の中で見てきました。
正直なところ微妙な部分もありましたが、ある程度"もうこういう展開になるしかないだろう"みたいな予定調和が湧き上がっている中で、ここまで
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.0

随分前に見たんですけど記録し忘れてて今更ですが簡単にレビューします。
とにかく絵は穏やかで温かみがあるし、主人公のすずの声は本当にのほほんとしてて、こっちまで戦時中のことまで忘れてしまうような雰囲気を
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.9

アマプラで観れることを知った当日に配信終了でギリギリバットマン3部作と呼ばれるトリロジーの1作品目だけを観ました。
バットマンの作品を観るのは初めてですが凄い楽しめました。このストーリーがどれだけ原作
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天気の子(2019年製作の映画)

3.3

カップルに囲まれてかなり気後れしましたが()、男2人で見てきました。
とりあえず作画は今まで同様、素晴らしかったです。雨に濡れる瑞々しさと湿っぽさ、そこから晴れが突如訪れる希望に溢れた明るさのコントラ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.4

楽しめましたが本当に予告編を超えないというか、オチまで何か全てこうなると分かってるような展開でしたね。
まあそもそもの設定を疑うのは野暮だと思うのでやめますが、主人公がビートルズのいない世界に気づき自
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

恥ずかしながら観たことのないブレードランナーのファイナルカット版が2週間限定でIMAX上映されるということで見てきました。
今やSF、サイバーパンクの金字塔的作品と言われるブレードランナーですが、もは
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.9

中学生の頃に親がよく車でかけていたベストアルバムを聴いていた時、ふと流れてきた"Bennie and the Jets"に惹かれ聴き始めたエルトンジョン。まだ20年の人生しか生きていませんが、オールタ>>続きを読む

ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

4.0

ちょっと何から書き始めていいのか分からないんですけど、なんか凄かったです(語彙力)。このモヤモヤ感と最後の圧倒感、愛がなんだみたいだけどより壮大でドラマティックに描いた感じです。
多分普通に生きてて中
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いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46(2019年製作の映画)

3.2

2018〜2019年序盤までの乃木坂の活動を軸に、エピックな出来事としての西野七瀬卒業、それを取り巻くメンバーの境遇や心情の変化(主に白石、桜井、高山、与田、秋元など)、エースながら異色なオーラを放つ>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.7

何から話せばいいのか、何を取り上げてレビューすればいいのか分からないくらいずっともやもやしてるし、正直よく分からないまま終わってしまった。でもなんだかその分からない理由とか原因が何なのかは分かる気がす>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

3.8

浪人中で見に行く暇が無かったので、今回帰省にから帰る機内の中で視聴。
マーベル史上最狂のダークヒーローをコミカル、というかアイロニカルでかなりラディカルに描かれた前作のデッドプールのインパクトが強すぎ
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.1

のっけはかなり堅苦しいというか、神話的な真面目っぽいテーマかと思いきや段々これを完全にコミカルに描いていくのが面白かったし、シリアスなシーンすら皮肉たっぷりにユーモラスに変えてしまうのが最高で結構笑い>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.5

大学の授業終わりに必死に向かいなんとか見れました。その甲斐がありました、人生で観た中でも特に見て良かったと思える映画でした。
中流階級(らしいけど大豪邸だし上流階級の雰囲気)の家族に仕える家政婦のクレ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.1

浪人生活明けに何としても映画館で見れるうちに見ようと思い、行ってきました。
事実とは異なる描写がなされていた部分が多少はあるとは思うのですが、それを前提にした上でラストのライブエイドのシーンで泣けると
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あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

2.6

台湾版と同じでツッコミどころ満載、かつ台湾版をかなり踏襲した内容なので現代の日本とズレる部分もありますが、そういう違和感も含めてどこか夢見心地的な要素があるというか、全てが居心地良く収まっている気がし>>続きを読む

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