こーじさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

こーじ

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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.0

見た目が汚過ぎだけど、武器を持ってからのサンタは強くてヒーローに見えてくる笑。暴力でグロくて下品でおバカで、それでいて夢も純粋さも涙もある。サンタなんて嘘と言っておいて本当は居る。世の中の善悪が激しく>>続きを読む

エル プラネタ(2021年製作の映画)

3.0

モノクロ画面に黄色い字幕の映像は凄くお洒落。でも、主役の母娘は人生どん底。なのに、自分たちの置かれた状況を正しく認識できないかの如く、悲壮感なく着飾って過ごす。逞しいような、そうしないと生きられないよ>>続きを読む

離ればなれになっても(2020年製作の映画)

3.0

現実には「いろんなことがあったね」なんて綺麗な話にはならないだろうが、人生なんて傷付いて汚れてなんぼって気になる。誰だっていつだって幸せにも不幸にもなり得るのだから。イタリアの時代感はあまり自分とリン>>続きを読む

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.0

儚く美しい純愛物をイメージしていたら、変態男と何故かそれに惹かれる女性の話。旦那も大概だけど、あの状況で変態男に惹かれるのは理解不能。時代もあるが、どっちも女性の扱いが酷いような。でも大きな差があるら>>続きを読む

ザ・マミー(2017年製作の映画)

3.0

宣伝は誤認を狙った完全な嘘。ママは殺しにこないしホラーでもない。これはむしろ残酷な現実。ホラーよりも恐ろしい残酷な現実の中にいる子供の心にだけ見えた、強く生き抜くための空想なのかもしれない。取り返せな>>続きを読む

依存魔(2019年製作の映画)

3.0

恋は盲目の強化版。2人が幸せならそれでいいという考えもあるが、被害を巻き起こすのであれば対処が必要。彼がそれに気付くにはまだ幼な過ぎた。判断力を狂わせる依存は、幸せであり害でもある。物語に驚きはないが>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.0

こういうのは命綱とか最善の安全を確保した上でやらなきゃただのアホ。この手の恐怖心の欠如した友達は持っちゃダメ笑。途中の無理だろとか何で?という違和感は、ビックリ展開でちゃんと回収。結末は残酷。こういう>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.0

アクションだけどワクワク感はあまり無し。伝説や北欧神話を基にした彩度の振り幅の大きい映像は魅力的。ファンタジー要素も無いが、こういう血生臭い話が語り継がれると神話になるのかも。というか、主人公の頭の中>>続きを読む

女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.0

それが仕事だし、無実の場合もあるとはいえ、この被告人弁護士のやり方には心の底から反吐が出る。三章それぞれ異なる作品のような作風の末辿り着くのは、一番あってはいけない結末。何故この結末になってしまうのか>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.0

ネタ自体は目新しい物ではないけれど、レトロな世界観を通しての表現方法が魅力的。細かい説明はないが、様々な兆候が物語の根底に不気味さとして敷き詰められているのも良い。かつては現実であったかもしれない、理>>続きを読む

アイデンティティー(2003年製作の映画)

4.0

サスペンスだと思って観ていたらオカルトなの?ってなってからのやっぱりサスペンス。複雑な構成を短く分かりやすくまとめていて、上手い。伏線の貼り方も予想外の結末も満足度高し。クローズドサークル物をこういう>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

4.0

怖っ。キモっ。タイトルは綺麗なのに、恐ろしく残酷で救いのないタイ版悪魔憑き。どう解決するのかと思ったら、最後に示されるまさかの結末。この世には神も仏もいないのか。異国の超自然的な恐怖を味わうのに、ドキ>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.0

事件や登場人物についての事前知識がないと、映画としては少々分かりにくい。とはいえ、これは映画にしたこと自体に意味があるタイプ。声を上げづらい理由を痛感するし、名前を出した勇気を讃えたい。加害者を守ろう>>続きを読む

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.0

奪われた豚を取り返す痛快アクション。では全くなくて、スローなテンポで愛と人生を語るスルメのような作品。なんてほどの深さはあるようなないような笑。殴られるだけ?とか、美食ドラマ?とか、何を観ているのか分>>続きを読む

バッドガイズ(2022年製作の映画)

4.0

つまり単純に面白い。配慮の塊の優等生映画ばかりになったディズニーには出来ない、ひねた魅せ方が良い。いや、結局は優等生的内容なんだけど、程よいブラックさと小ボケで説教臭さを弱めているから良い。いっそもっ>>続きを読む

ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.0

ストーリーがどうとかいうよりも、どれだけ数多くのキャラを出して盛り上がれるかのファン向けお祭り作品。これはこれであり。クライマックスの歌の入り方のベタさには、懐かしさを感じて笑みが溢れる。変に深イイ大>>続きを読む

ONE PIECE FILM GOLD(2016年製作の映画)

4.0

物語的見せ場の騙し合いと、映像的見せ場の大噴水。2つの反復が効果的。最後は気持ちよく騙されて、笑顔で観終われる。ただ、前半はかなりお子様向け。チキチキマシーンは丸カットで良い。とはいえ子供が楽しむこと>>続きを読む

ビースト(2022年製作の映画)

3.0

いやー、無理だろ、人間がライオンと生身で戦うの笑。パンチ一撃でお終いなはず。その辺、リアル狙いなのかモンスター映画なのか微妙な感じ。ライオンの風貌が普通のライオンだから、どちらかというとリアル寄りか。>>続きを読む

ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット(2012年製作の映画)

3.0

前半は会話の間やリズムに乗れなかったけれど、後半のバトルは否応無しに盛り上がる。やっぱり強いもの同士がガチでぶつかるのは面白い。黄猿のいやらしさと青雉の渋さがいいスパイス。そして最後に魅せるZの漢気。>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

2.0

複雑な設定が分かりにくいままで、シナリオが荒く感じる。その割に、アイデアに目新しさがない。東映まんがまつりのノリで、いろんなキャラが出るのを単純に楽しめば良いのかも。戦闘はカメラをぐるぐる動かしてるだ>>続きを読む

恋する惑星(1994年製作の映画)

2.0

懐かしい感じのお洒落雰囲気映画。若い頃、その当時に観ていればはまった気はする。一つ目のエピソードは無くてもいいし、二つ目の彼女はヤバいストーカー。彼の精神状態も普通ではない。映像と音楽の雰囲気だけでは>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.0

脚本や今後の構想には悩んだだろう。冒頭は通常ならあり得ない展開だけど、きっとこれで正解。物語は無駄に血が流れただけの印象。ネイモアは小さな羽で機動力あり過ぎ笑。新ブラックパンサーに顔となる強さはないが>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.0

笑いの要素がMCUの強みとはいえ、前半はさすがにおちゃらけ過ぎ。下手したらパロディ作。ゼウスもこれでいいのか。そんな中、顔は分からなくてもクリスチャン・ベールの演技が唯一の深みを出す。とはいえ最後の解>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.0

あれもこれもMCUで悪霊やゾンビ映画を撮るための設定や布石なのね笑。監督の色出過ぎ笑。マルチバースのスパイダーマンが使用済みだったのは残念。もはや現実世界での戦い感ゼロなのも少々残念。ドラマ鑑賞前提な>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.0

最近のMCU作品には珍しく、ほぼ笑いのないシリアス展開。もっとも、エターナルズたちが軽妙に会話し合う姿はイメージに合わないとは思う。雄大な地球の自然や文明史を背景にした叙事詩的作風で、スーパーヒーロー>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

期待を裏切る面白さ笑。カンフーを取り込んだアクションも中国感も、いい塩梅でマーベルの世界に組み入れた。ストーリーは分かりやすいし、まさかの怪獣大戦争まで詰め込み、子供っぽいかもしれないが、スーパーヒー>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.0

今更ブラック・ウィドウ?と思いながら鑑賞開始。前半はシリアス展開。これはこれで悪くないが、家族集結してからの後半がMCUの真骨頂。この笑いのバランスが心地よい。自虐笑いが出来るのもMCUの強み。スーパ>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.0

前半は、目まぐるしいコラージュのような映像。それでも時間は159分。変な服装以外、歌も功績も知らなかったから勉強になった。ジュディもそうだったけど、昔の大スターって、ステージとそれ以外の明暗が激し過ぎ>>続きを読む

ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

3.0

TVシリーズの映画版とは知らずに鑑賞。それでもキャラの多さに混乱せずに観られたのは良し。英国版の渡鬼って感じ(渡鬼も観たことはないのだが笑)。なんとなく今までの過程をイメージ出来るので、観てないくせに>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

驚きや新鮮味はなくとも期待には充分応えてくれるし、ついに完結という感慨もある。まあ、昔のキャラとか覚えてなかったりはするんだけどね笑。こういう爬虫類的恐竜像は最後だろうと思うと寂しさもある。しかし、恐>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.0

30分のショートフィルムを3倍に引き延ばした感じ。第一章の30分以上かけて、どんなおぞましいものが現れるのかと思ったら微妙に可愛いくて、ちょっとほのぼの感あり。要点は映像で分かるから、説明や台詞の少な>>続きを読む

ネイビーシールズ ローグ・ネイション(2021年製作の映画)

3.0

ストーリーはあるけど、そんなんはどうでもよく、めちゃ強な主人公が無双する戦争アクション。まるでプロゲーマーのプレイを観てる気分。舞台を限定したから、ワンショットにありがちな間延びした移動はなし。その代>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

アレがコッチに次々連鎖していく、ピタゴラスイッチ的な面白さ。日本が舞台の外国映画は、どうしても微妙な違和感が気になるけれど、その違和感も含めて楽しむのが良い。レモンにプリンスに、キャラ立ちもバッチリ。>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

4.0

レトロでお洒落ちっくな映像と定番系B級ホラーのコラボ。しっかり怖くてグロくて、小ボケや締めの自虐的笑いもバッチリ。3割はコメディと言ってもいい。ただ、何を見せられてるんだろうって疑問は湧く笑。死を思わ>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

2.0

何なんだろう、この何の救いもない話は。問題提起や社会風刺なのかもしれないが、気分の悪さだけが残ってしまう。それは平和ボケな日本人だからだろうか。展開は丁寧、というかノロノロ。リアリティは有無が混在。メ>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

誰かの美しい思い出に入り込んだような、夢で見る思い出に迷い込んだような、そんな気分。何かがひたすら優しく、愛おしさに包まれる。モノクロ映像が効果的。ホアキンがこんなにも優しいおじさんになるなんて。子供>>続きを読む