いしくらさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

いしくら

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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ骨太な映画。一瞬で137分が過ぎ去っていった。

サリヴァンの旅(1941年製作の映画)

4.7

サリヴァンが冒頭で言ってることが普遍的すぎて驚いた。まさにハリウッドエンディングと言えるけど、死んでしまった浮浪者の存在が、この映画にシミのように残る。とはいえ、映画の存在意義を戦争中に示したという意>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

5.0

最近読んだ本でメスメルのことがかいてあり、再見。何度観ても面白い。「あんたは誰だ?」の問は頭にこびりついて消えない。完璧な映画。

とむらい師たち(1968年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

世界の終わりに生き残る勝新というだけで面白い。

サラブレッド(2017年製作の映画)

3.5

まともなフリをしてるやつが一番ズルい。そしてまともなフリをしているやつが一番タチが悪い。

シルビアのいる街で(2007年製作の映画)

4.3

初ホセ・ルイス・ゲリン。風が髪を巻き上げるシーンがやばかった。あと足音、絶対に突いていると思う。

この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

4.8

再見。劇場で見た時は嗚咽が出るほど泣いてしまい、涙が止まらなくて、本当に困った。パスカルズの石川さんがこの映画に誘われたときのエピソードが好き。

ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式(2007年製作の映画)

3.8

いやー、笑った笑った。不謹慎なことで笑えるのは映画の良いところだ。

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.6

再見。風間杜夫のゾンビのような顔がたまらん。病室に福永武彦の「草の花」があるのを僕は見逃さなかった。

エイリアン/ディレクターズ・カット(1979年製作の映画)

4.2

再見。こどもエイリアンがかわいい。きっちりフェミニズムを描いている映画なのだと今更気づいた。

ブルー・イン・ザ・フェイス(1995年製作の映画)

3.8

「スモーク」で残ったフィルムで撮った遊びみたいな映画。ルー・リードがダサすぎてうけた。ジム・ジャームッシュとのシーンが良かった。あのタバコ屋行きたいなー

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.3

再見。僕は気づいた、主人公のオシャレの部屋に、アンドリュー・ワイエスの「クリスティーナの世界」の絵があることに。そしてそれが含む意味に。一見ふざけてる映画だけど、深い哲学が底流にある。

ホテル・ニューハンプシャー(1984年製作の映画)

4.0

もうすっかりトニー・リチャードソンのファン。生と死を超越した人生賛歌。ジョン・アーヴィングの原作未読なので読んでみよう。

マヌケ先生(1998年製作の映画)

5.0

大林宣彦監督のもっとも自伝的要素が色濃く出ている映画。というか謎の映画監督ジョン役で本人が出ている。谷啓が最高。全てが最高。大好き。これしか言えない。大林監督、ありがとう。

ヴィジット(2015年製作の映画)

4.5

この映画をみたあと、我が家では「ケイティ・ペリー」「シャキーラ」と悪態をつくのが流行した。ひとつだけ、じじいが一瞬だけ自分に猟銃を向けているシーンがあるのが、深みを与えていると思った。

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

4.3

これ、ヴォネガットのトラルファマドール的な話だよね? 成功も失敗も、生も死も、すべて平等であり、全て愛しく思える、素晴らしき映画。

イーダ(2013年製作の映画)

5.0

COLD WARで完全にパブリコフスキに惚れたので、イーダも見たくなりDVD購入。ありえないほどキマった、美しすぎるショットの数々にクラクラした。しかし人物を下に配置ているので字幕の場所が変わるのには>>続きを読む

あ、春(1998年製作の映画)

3.8

再見。こってりな相米節は息をひそめているけど、あの屋上のシーンの長回しは良かった。万人におすすめ出来る相米慎二という感じ。

山の焚火(1985年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

あらゆる意味での親殺しの映画。あと山に行きたくなった。

ウィズネイルと僕(1988年製作の映画)

5.0

人生ベストの一本。その昔、新橋文化劇場で見て以来の再見。どうして自分に重ね合わせてしまう。ラストのハムレットの引用部分は、何度見ても胸を締め付けられる。

ウェディング・バンケット(1993年製作の映画)

4.0

ブロークバック・マウンテンよりもこっちのほうが好き。

ガスパール/君と過ごした季節(とき)(1990年製作の映画)

4.0

こいつらにまた会いたい。なのでDVD買った。ポスターが付いてきたので我が家の壁に貼った。ふと視界に入るだけで、ふふっと微笑んでしまう。

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

5.0

あまりに心に刺さりすぎてなぜ僕はこの映画を今まで観なかったのか悲しくなった。このような個人を通して世界や社会のありようが透けて見える映画が大好き。ケリー・ライヒャルトの初期作はなぜ日本でソフト化してな>>続きを読む

ラブド・ワン(1965年製作の映画)

4.5

不謹慎極まりない、最高の映画。モンティ・パイソンは影響受けてるだろうと思われるけどどうなのだろう。

天はすべて許し給う/天が許し給うすべて(1955年製作の映画)

4.7

ダグラス・サーク初見。資本主義を象徴するような気持ち悪いムラ社会から美しい大自然に逃げる、というのは時代背景も透けて見えるし、今でも通じる。それらをメロドラマに落とし込み、映像も神がかってキマってる。>>続きを読む

ウエディング(1978年製作の映画)

4.0

アルトマンの隠れた傑作だと思ってる。密室劇、群像劇の教科書のような映画。

恋人たちの食卓(1994年製作の映画)

3.8

中華料理食べたくなった。こういうアン・リーのほうが好き。

ミレニアム・マンボ(2001年製作の映画)

4.5

noteに思いのたけを書いたけど、やっぱり夕張のシーンが印象に残る。あとは大久保のホテル。悲情城市と並んでホウ・シャオシェンで一番好き。