KotaIshiharaさんの映画レビュー・感想・評価

KotaIshihara

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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.8

主人公が能力に気付き戸惑い、理解していく描写は通過儀礼だけど今作は視覚の派手さで伝える事より丁寧に描いていてよかった。ちょいビクっとなるけど

圧倒的不利なキャシーが若者世代にイラつきながらも守ってい
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.3

宇宙を題材にすると切っても切れないシチュエーションスリラー。
登場人物と場面を限定する事によってかきたてられる想像力。しかし変化のない退屈とも紙一重。
そこをつなぐ俳優の力で良し悪し分かれますよね。も
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

神様が現世で生きていたらこんな生活をしているんじゃないだろか
そんなある種、神々しさがでるほどに世界に溶け込んでいる平山に心を奪われました

木漏れ日の既視感よ

役所広司はどこまでいくの

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

4作目にて規模がちょうど良いように思えたのは僕だけでしょうか
こってりよりはまた食べたい味になってくれて嬉しいです。

アジア枠の勢いや良し!

わずかなカットですがアジア枠のみで3人バトルは熱うござ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

ゴジラはしっかりと描くドラマが良く合う。なぜならゴジラにそんなことは関係ないからだ

人との関係が自然現象に近いのは歴代ゴジラに通ずる所があった

70年続くシリーズなので当たり前ですがやっぱりゴジラ
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.3

敵も味方も女性陣が大活躍なマーベル歌劇団。ハードボイルドなニック・ヒューリーも霞んでました

覚えておかないといけない事が多くなりすぎてコレ初見の人はどうなんだろ、いらぬ心配をしていても全てはあの世界
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.8

ポアロの過去と内面を事件とクロスオーバーさせながら描く。これぞ続編
ポアロをどんどん好きになりました
事件の解決よりも、もっと感情をぶちまけろ!ポアロ!ってみてました
ケネス・ブラナーが楽しそうに演じ
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.3

テンポがとても良かった
あまり場面展開してないようで会話劇だけでもない。

細かい事を気にせず観るのが吉なんでしょうが今一つ説得力にかける能力に入りこめずにいました

今回のベン・アフレックは俺はやれ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

音楽があいまって悪が染みるように忍びよる演出が丁寧で長時間を楽しめた

過去の西部劇ではドンパチ殺されていたネイティブアメリカンがこの話では石油利権という白人の価値観が入った時点でゆっくりと死んでいっ
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.8

リバイバル上映にて

幼い記憶との差を感じるべく観てみたもののほぼ新作としてみれました。
家族の問題は十人十色ではあるけど
こちらが思ってるより当人からすれば問題ですらないのかも
今ならお母さんが痩せ
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.2

マッコールが南イタリアの海辺の田舎町を好きになる過程を丁寧に描く様子がその後の展開を想像してむしろ観てる側に緊張感を与えている。
僕かて好きになりますよあの街

時を経てのダコタとの再共演は設定も含め
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

ゲーム好きでも無茶苦茶と思うストーリーが事実を元にしてるとは正に映画みたいな話だなとそのまんまな感想。現代ならでは

仮想と現実がここまで上手くクロスオーバーしたジャンルは他に無いんじゃないだろうか
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.3

子供という生き物はいても大人という生き物はいない
大人は皆が子供時代があるのに子供と隔たりがあるのはなぜなのだ。
フィルターのようなモノを少しずつ剥がしていくと皆が子供に戻れるだろう
歳をとれば人は幼
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キング・アーサー(2016年製作の映画)

2.8

冒頭のダイジェストがユーモラスでグイッ!と引っ張られてそれっきりでした。

ジュード・ロウの悪役は気合い入っててよかったな。嫌な役似合うってのは才能

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.3

バックボーンとか細かい事は全て想像に任せる事で極太の展開を味わえる。
イーストウッドが自信満々の完璧すぎてハラハラしないのは致し方ないか。
雑誌をコネコネしてる姿は誰しも想像しちゃう。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

期間の空いた続編は金の匂いがして期待はしていなかったんですが
開始5分でビンタされた気分でした
制作陣の作品愛を感じました
前作の勢いのストーリーを上手く使ってちゃんとハラハラドキドキ出来る展開は流石
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

サム・ライミ監督の味付けが予想を超えて濃く調理されていて嬉しいサプライズでした。マーベルの世界観のバランスはちょっと崩れていると思うけど、これからも続くMCUの中でこんな作品があった方がいいアクセント>>続きを読む

モービウス(2022年製作の映画)

3.3

テンポがいいのを見やすいと取るか軽いと取るかは難しいな
コウモリ由来の能力を視覚化したエフェクトがよかったです。ヒーロー寄りのヴィランとして活躍を期待しています

終始マイロを見ていると鈴木亮平がチラ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.5

まだこんな味付けがあったのか!
過去作と比べようとする感情も湧きませんでした。一貫して最後までの漂う空気感が好きでした。
音響がこんなに効果的に作用するとは
そして豪華な脇のキャストに拍手

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

映画なんだけどなんだか流れの劇団をみているよう。
きっちり計算と余白もあるので満足でした。色の記憶があったり無かったりするのが何とも不思議

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.3

爺さんの前ではどんなトラブルも些細な事に感じさせる説得力を持っている。

ロケーションも素晴らしい。
荒野を男2人で車で走る、バディムービーのメインウェポンです。
ホントじじいの悪態は小気味がいい
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.4

予想の裏切り方にシビレました!

膨大な時間を使う作品は色々あるけど
これは狙って出来る事じゃない分、偶然が重なった瞬間をみれて本当によかった

少年時代の自分に教えてあげたい

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.2

マーベル初のアジアンテイスト
そして指パッチン以降の試金石ともなる作品でしたが、さすがのマーベルスタジオ!
今までにいそうでいないキャラクターを作る事の上手いこと。
トニー・レオンの起用もどデカい存在
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イリュージョニスト(2010年製作の映画)

3.9

ほぼ無声のアニメなので台詞の説明がない分、自分にハマるシーンはグサりとくる。
ちゃんとアニメーションとして描いてて
こだわりを凄く感じます。

不思議な言い回しだけどまるで落語を聴いているような作品で
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フィッシュマンの涙(2015年製作の映画)

2.9

魚人間の気持ちって、そりゃなって見ない事にはわからんね。表情も無やし
そこを掘り下げるんはそりゃジャーナリズムでしょう。韓国社会のアラはそのままに
魚人間をどこまでも追いかけよう

全員切腹(2021年製作の映画)

2.8

さしあたり心の準備をせず鑑賞してしまい
見事に置いていかれました。
映画とは四方八方どの角度からアプローチされるかわからないのにその気概が抜けておりました。それがしの失策でござる

太鼓の迫力にはたま
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.3

細かい事が気にならない完成度と圧倒的なテンポの良さが小気味いい。題材が冬より夏だからこそのテンポだと思う。
細田さんは夏を描く事より夏を感じさせる
のが上手い。見た事なくてもそこには皆んなの知ってる夏
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.8

仮想現実もリアルなんだぜって言われてもちょっとピンとこないんですが、いつかは現実との境界線が限りなくなくなる日がくるという予感はしています。
その中で唯一といっていいほど現実と仮想現実に境がないものは
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ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷(2018年製作の映画)

3.2

得体の知れない物への恐怖心は、形にする事で安心感を得るのだろうか。
ホラー苦手者として、ただただ38年24時間で増築を続けた事実が恐怖心より好奇心が勝るエピソードである。
大工さん側からするとこれほど
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.0

ゴジラもコングもしれっとしているけど人間よりなのがバレてるのでまるでヒール同士のプロレスをみているようでした。
なので贅沢をいうなら敵サイドに圧倒的な存在感と悪のカリスマを求めてしまう。
小栗旬には気
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.0

人のリズムやテンポは性格のようにバラバラだろうけどどんな人にだって重なる時がある。
それが人と関わる最高の瞬間の一つだ。
そしてすれ違いも出会いのひとつ。

台湾の「いい風吹いてる感」を味わいにまたい
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

3.9

ザック役の人が絶対サイモン・ペッグの息子やろうと思っていながら観てましたが違いました。
そしてニックフロストの変わりように気づきませんでした。
プロレスラーは強い、ゆえに正直だ

フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)

3.3

タロン君楽しそうでした。
枢機卿のキャラクターはやっぱああでなくっちゃ
次作が楽しみ

モンスターハンター(2019年製作の映画)

4.6

度肝をぬかれました。
原作ゲームを知っているからこそモンスターと対峙した時の絶望感をどう描くか気になってましたが想像以上の出来でした。
ボリューム感も抜群。
ジョヴォヴィッチ兄貴に最大級の敬礼を

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

アメリカ大陸のロケーションに心を奪われました。喪失した先に大自然に向くのはわかるなぁ。アメリカの闇でもあるけどアメリカならではの救いも見えました。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.2

さして仲良くもないけどずっと気にしていた友人が答えを出して重い荷を下ろした。その知らせで胸がいっぱいなる。僕にとってはこの物語はそういう距離でした。観てよかった

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