けいすけさんの映画レビュー・感想・評価

けいすけ

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

君たちはどう生きるか

観た直後の率直な感想。
あぁ、また宮﨑駿という天才の生み出した、底知れず深い海原、あるいは一時として同じ輝き方を知らない宝石、そんな作品に対峙してしまったと。

はっきり言って
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ターミナル(2004年製作の映画)

4.0

トム・ハンクス主演。
主人公ビクター・ナボルスキーは英語も拙いクラコウジア(架空の国)出身の旅行者。アメリカの空港に降り立った彼は、アメリカに入国を試みるも、入国検査で引っかかってしまう。というのも、
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.7

映画の役割とは何だろうか。
単なる娯楽として、
時には物事について深く考えるきっかけとして。

この映画は人生の教科書とも言えよう。
約170分間繰り広げられるインド人達のストーリーは、人生観に影響を
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CUBE(1997年製作の映画)

3.4

立方体の部屋に閉じ込められた7人。
各面に1つずつ、計6つのドアがついた謎の部屋から脱出すべく、登場人物が力を合わせていくのだが、部屋によっては死のトラップが仕掛けられており難航する。
そして物語が進
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グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

1.5

期待外れ感が否めない。
というか、ポスターの「このジジイ、かなりヤバい」は詐欺。ホラーを期待して観た人にとっては時間の無駄になってしまう。

ちなみに少しネタバレになるが、
全然ジジイはヤバくない。

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

2.5

今まで観た中でトップレベルに「クソバカ」な作品。R15も納得だ。一見『トイストーリー』を彷彿させるかのような、命を吹き込まれたスーパーの売り物たち。主人公フランク(ソーセージ)は、恋人のブレンダ(パン>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

3.3

YouTubeで映画のまとめ動画を何となくクリックした。わずか10分ほどのそのまとめ動画はその映画の内容を上手くまとめていて、内容を知るにはもう映画本編を観る必要はなかった。

しかし、僕はAmazo
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6


「ミッション<時間>から脱出せよ」

その広告文句と何やら不可解なPVを目にし、気を引かれたこの作品。
巷で噂となっていた『インセプション』や『インターステラー』のクリストファー・ノーラン監督最新作
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.0

この映画を見ることは博物館に立ち寄ることだ。

愛には様々な形がある。恋人、親子、兄弟...
そしえ人々が行き交うヒースロー空港での場面が映し出される。
「Love actually is all a
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.4

ナチスではヒトラーが台頭し第二次世界大戦が今にも起きるという世界情勢の最中。
現イギリス女王エリザベス2世の父であるジョージ6世は、幼少の頃から吃音症を抱えていた。
彼の自らの王の素質への苦悩と、言語
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.1

『ジュラシックパーク』第二作。

前作は大変面白かったが、今作は少々不発?
相変わらず恐竜の映像はリアルで、1997年当時の映像とは思えない技術であった。
ただ、物語の盛り上がりがイマイチよくわからな
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.6


仮面に隠された狂気

藤原竜也の演技がやはり天晴れだった。
話のどんでん返しも見事で、「そうきたか」という感じ。犯人の手口が惨すぎて虫唾が走った。

起承転結の起は、題名の通り時効が成立した殺人事件
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うさぎ追いし 山極勝三郎物語(2016年製作の映画)

4.0

幻のノーベル賞


「癌出来つ 意気昂然と 二歩三歩」
日本の癌研究の祖が遺した句。このたった17文字からは、研究成功の喜びと、その裏にある苦悩がひしひしと感じられる。
山極勝三郎。
後の北海道帝国大
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.6

『ONE PIECE』版アベンジャーズ


テレビアニメ放送20周年記念作品。
面白かったです。
幅広い層に人気の高いONE PIECEだが、本映画はどちらかというと小学生とか中学生向け?
少年心は勘
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大脱出3(2019年製作の映画)

1.0

今年で一番悪い意味で期待を裏切られた映画。
大脱出と言いながら脱出しない。

総じて言えばゴリマッチョやカンフー達人がただボコ殴りまくる映画。まあストレス発散にはなるのかな。脳筋。


物語の序盤に、
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大脱出2(2018年製作の映画)

3.0

前作『大脱出』が大変面白かったため鑑賞。
内容は、意外とサッパリしていて、続編『大脱出3』を含めて一つのストーリーなのかな?と思わせる結末に。




<ネタバレ>
ぶっちゃけ前回の方が「絶対に抜け出
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.8

「安楽死」について考えさせられる意外な映画。
鑑賞後医学生として深く思慮してしまった。

『羊たちの沈黙』でお馴染みのアンソニー・ホプキンスが演じるのは特殊能力を発揮する医師ジョン・クランシー。彼の持
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スティング(1973年製作の映画)

4.1

「The Entertainer」のBGMがいつまでも頭に残る観ていて楽しいコンゲーム映画。
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード、この二人がカッコいいんだわ。
観ているこっちが騙されているん
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.6

やっぱ三谷幸喜の脚本おもろい。

「史上最悪のダメ総理大臣」の黒田啓介。
投げられた石が頭に当たり、なんと記憶喪失に。
汚職、しがらみ、不倫、、などドロドロの世界で、顔をきかせていた彼だったが、失うも
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羅生門(1950年製作の映画)

4.8

初めて観る黒澤明監督の作品
めっちゃくちゃ面白かった。

物語は芥川龍之介の『藪の中』を元としており、短編小説『羅生門』が主ではない。人間に染みついたエゴイズムを鋭く描く傑作。

まずデジタルリマスタ
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アンディ・マリー: 再起までの道(2019年製作の映画)

3.5

アンディ・マレー

かつてBIG4の一角を担った彼が、股関節の怪我と向き合い「Resurfacing」していく過程を描くドキュメンタリー。

2017〜2019年といえばフェデラー、ナダルが怪我からの
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.8

今まで観たことなかった宮崎駿監督の
『風の谷のナウシカ』。
『トトロ』よりも『ラピュタ』よりも前の、何なら初めの作品らしいのだが、描写のクオリティがハンパない。それでいて、エンドロールは短く、終了後明
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アス(2019年製作の映画)

2.9

『ゲット・アウト』を手掛けたジョーダン・ピール監督・脚本の作品。

題名『US』が「我々に」という意味を持つように、このホラー映画で主人公たちを襲うのは紛れもない、「彼ら」だ。
主人公アデレードたちに
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少女生贄(2013年製作の映画)

1.6

怖いか怖くないかで言ったら怖くない。
多分ンボボボボォォのせい。
悪魔に取り憑かれて襲う系。
のはずだが、笑えてくる。
多分ンボボボボォォのせい。

リング(1998年製作の映画)

3.0

貞子のデビュー作。

見てしまうと1週間後に死ぬ呪いのビデオの謎に迫っていく。VHSが普及していた当時、初めて観た人はトラウマになっただろうな。

ラスト10分が恐ろしいことに間違いはないのだが、全体
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