KOKOさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

KOKO

KOKO

作りものでないお芝居を見るのが好きです。

映画(577)
ドラマ(21)

2/デュオ(1997年製作の映画)

-

脚本のない映画。

故に晒される俳優の本質。

エサのやり方と鉢の落とし方は、
確か西島さんの提案。
あと変なシャツも自前。



若さと、暴発する感情にアテられる。


ギリギリの2人を見るのは苦し
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.5

侵攻が、抑圧が、虐殺が、
どのように日常を侵略してゆくか。
非現実はどこから現実になるのか。


見知らぬ死体が道端に転がっていたら。
向かいのアパートの住人が殺されたら。
自分の住まいが襲撃されたら
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.9

会話が歌になってるタイプのミュージカル映画は苦手だと思ってたのですが!

なぜでしょうか気付いたらググッと惹き込まれていました!


そしてジュヌヴィエーヴの選択を、理解してしまえるようになった自分に
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すべては夜から生まれる(2002年製作の映画)

-

有るようで無いようで、
有るようで無い。

始まったら終わるしかない。
終わりは次の始まりでしかない。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

-

かなり実験的な作品なのだろうか。

ポエムならポエムに振り切って欲しかったのに、社会に真っ向から挑みすぎてる気がしてしまった。

ただ、「目」の具体的な描写の前に、私が目を気にしたのは、偶然か必然か。
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

これは大きな映画館で見られて良かった!


シンゴジラの時も思ったけど、
SFをただのSFで終わらせないために必要不可欠なのは、リアリティ。

ばかうけと対峙する組織の装備の仕方は、鳥肌立つくらい「ア
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

-

人はどうしたって
本当のことが言えない生き物なんです。

だけど、嘘をつくのも、真実を語るのも、同じくらい大変なことなんじゃないかと、最近は思います。

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

-

小津の匂いがした。

とりあえずジェシーがずっと可愛かった。

30年代のアメリカの社交界がよく分からないため、ちょっと損してるとは思う。

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

-

先生が最高!

面白かったし、ティーンならではの感じも絶妙だし、兄弟の傷も良かった!

のだけど。

何かが足りない…。
何かの隠し味が足りない…。

それが心残りである…。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

うおおおおおあああおおおあああお!

急にシーンがフラッシュバックして、
アレは伏線だったのか!と気付いたりして、しばらく余韻から抜け出せなかった!


そして誰も信じられない!


立ち位置によって
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PARKS パークス(2016年製作の映画)

-

ずっとほのぼのしてて。

全体に目指しているところは何か分かる。

でも展開に必然性がない感じがしちゃって、いまいち入り込めませんでした。



永野さんいいね!

ムーンライト(2016年製作の映画)

-

冒頭10分で、
親切な説明は一切しませんから!
という決意を汲み取った。

幼少期がやはり良いなあ。



色んな描写を削ぎ落としてる一方、
人種、性別、家庭、裏社会…
色んな要素がてんこ盛り。
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無限の住人(2017年製作の映画)

-

もしかしてキムタクも本当はキムタク辞めたいけど辞められないのかなと思うとちょっと深くなる。



もろ現代語。

殺陣のことは詳しくないけど、
やっぱ現代人の殺陣って感じがした。

漫画原作だし、若者
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.5

ディズニーは、いつ頃からリメイクを企画して、いつ頃脚本を仕上げて、いつ頃エマワトソンをキャスティングしたのだろう。


いま、この社会に必要な要素が、絶妙な匙加減でこの古典的ストーリーとリンクされてい
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.0

実話ベースということで、

こんな事が起きてしまうインドに
カルチャーショックですが、

インドにおいてもあまり考えられないような事案だったことは言うまでもなく。


何が言いたいかと言うと、
一般的
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メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

-

マダムに囲まれながら鑑賞。

届いた洋服の扱い方や、
それを見たスタッフ達の反応、
Andrewの語りを聞くと、

ファッションは芸術だと
なんで今まで気付かなかったんだろう?

と不思議なくらい腑に
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あの娘が海辺で踊ってる(2012年製作の映画)

4.5

センスとか。才能とか。そんな陳腐な言葉で片付けることが許されない。
彼女の、社会を「眼差す」哲学が、作品のエネルギーの源のような気がする。


切り捨てたくて仕方ない美しい町、

小さなコミュニティの
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.5

与えられたエサを食べ続ける雛鳥達の覚醒。

残酷で。非常に残酷で。
だからこそ眩しい。


自分には無理だと思ってること、沢山あるけど、自分の事情をよく知らない人の方が、その思い込みを簡単にぶっ壊して
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

-

70年代の映画に見えないから
正当な解釈がしづらい。


私は主人公にあまり感情移入できず。
終始傍観してしまった。


私の人生の測り方が凝り固まってきていて、ある事象から各々が受け取るものにここま
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無防備都市(1945年製作の映画)

-

Apertaは
イタリア語でOpen
ポルトガル語ではTighten


マルチェロのコートの着こなしは
大人顔負けで。


ドイツから解放された直後に撮ったんだったかな?
素人ばかりが出ているという
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

4.0

ザ、映画!

悲劇だとは感じなかったなあ。



やけっぱちの贅沢でレストランに入ったはずが、隣のテーブルで注文される豪華な料理の数々。これみよがしのお子様。


どうして私達は、今もってる大事なもの
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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年製作の映画)

-

ただイチャイチャする映画なのかと思ったら違いました!意外性。

そして普遍性。
「ずっと一緒にいてくれるって言ったじゃん!嘘つき!」ってこの先も永遠に使われる台詞なんじゃないかしら。

男と女ってなん
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揺れる大地(1948年製作の映画)

4.0

ネオレアリズモ、デビュー。

予想より見やすかった!
(先に解説を流し読みして良かった。)
イタリア映画って好きかも。


みんなで塩漬けしてる所、
祖母の住む田舎を思い出す。

みんなで急いで支度し
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

「凄い映画」ってこういうことか、と思った。

しっかり時を刻んでいる。
しっかり人が生きている。


逆に言うと、4時間かけないと見せられないものなのかもしれない。

時代も国も、生活レベルも違うけど
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

ブルーノガンツが出てるから一応見ておいたけど、クレジット見るまでどれか分からなかった。笑


これも私が弱いタイプの「老人」が主人公。

特に、3人目の所は本当に辛い。



前情報が皆無だったので、
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

「A Man Called Ove」

人物造形が物凄く良い。
行動パターンとか、反応の仕方とか、ニヤニヤするくらいその人を描写している。

ご近所さんの描き方も然り。


ただなあ。私、こういう「老
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.5

最近、オーガニックとか自然とかが良いもの、という考え方に偏りすぎてる気がしますよね。


動物性タンパク質や油脂を一切取らなかったら逆に体調悪くなったりする訳で。

保存料が入ってない食パンは、肉眼で
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非・バランス(2000年製作の映画)

4.0

小日向さま!大好き!

派谷さんの、大人になろうとがんばる子ども感、がとてもピッタリだった。

マジックワード「みどりのおばさん」で、
もう世界観に入り込める。

やっぱねー、海のシーンがいいわよねー
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

5.0

嗚咽を我慢するのが大変でした。
思い出すだけで涙が出てくるシーンが。

見てる人を引きずり込むのが本当に上手くて、冒頭から言いようのない憤りを抱え、2人と同じ目線に立てました。


Daniel役のD
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永遠と一日(1998年製作の映画)

-

永遠と1日ってどっちが長いかな、
なんて思いながら見てた。

「旅は大きい」。

主人公が詩人なだけに、行間が多い。



ずっとどんより曇った天気。
魂の駅。




2回見ても行間が埋まらなくて、
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犬猫(2004年製作の映画)

4.0

へー!なんか好き!
でもなんでかよく分からない!
お話もそんな明確ではない!

でも好き!

カメラの前で事件を起こしたんじゃない。事件が起きてるところにたまたまカメラが居合わせたんだ!
という種類の
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夜のとばりの物語(2011年製作の映画)

-

映像の美しさと共に、お話自体もみな、しっとり染み込んできて、秋の夜のような物語です。

狼男、嘘をつかなかった若者
が好きです。

特に嘘をつかなかった若者は、何とも映画的ですね。苦しいです。なんと西
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LOVE/JUICE(2000年製作の映画)

-

島々清しゃの新藤風監督、
こんな映画撮ってました。

若かりし西島さん出てます。

見てるとじわじわ心が痛んできて、
冒頭の印象より楽しみました。


千夏役の藤村ちかさん、メイキング映像で見せてる素
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イノセント15(2015年製作の映画)

-

小川紗良さんは、この世に出るべくして出てきたという感じですね。
監督も、オーディションでは最初に見てからダントツ1位だったと仰っていました。

銀の父親と菊池の、最初の妙な雰囲気がとても良かったです。
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

4.0

ヤスミン監督が亡くなってしまったことと、マレーシアの社会背景を加味すると、とてつもなく浸透圧の高い作品です。


主な登場人物の誰もが、いい子で可愛げがあっておもしろい。

ほのぼのしたレトロな質感は
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