緑青さんの映画レビュー・感想・評価

緑青

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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.7

『スポットライト/世紀のスクープ』と併せて観た感想ですが、立つ場所が違うひとは、見える世界が違うという当たり前のことを思い知りました。
私はキリスト教徒でないし、一神教を信じていないし、「寛容な神が赦
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.9

キリアン・マーフィが出ているし、『ワルキューレ』と同じくナチスの暗殺ものだというのでいい繋がりだなと思って視聴。最後の瞳と表情が頭に焼き付いて離れない。キリアンありきの演出ですよねあれは。凄まじかった>>続きを読む

ワルキューレ(2008年製作の映画)

3.7

この監督の映像が見たくて視聴。良くも悪くも最高にこだわりの出た映像だった、映像自体は画面も音楽もキャストも本当に好き。
トム・クルーズのあの顔であの髪型で軍服で眼帯、ほぼ漫画のような完成されたビジュア
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.7

バイク乗りの方がカッコよすぎて惚れました。本当に好き。あと私が好きなアクション映画で、ウワー!と思いながら観てるシーンってほとんどスタントダブルの方の仕事なんじゃん……もっとお名前知りたい……と思いま>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.9

とてもよかった。突然のスタンリー・トゥッチに「オッ!」となった。私はマーティ局長みたいなひとになりたい。
『アイヒマン・ショー』でも、1969年のアポロに話題を食われてしまう描写があったけど、今回の映
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アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

3.5

1時間半ちょっとの映画とも思えない重たさ。この事実を描く以上エンタメにはなりえないと覚悟した上で映像化したのだろうと思った。記録映像を残すことの価値、を映像として記録した作品。多くの人に注目され、真摯>>続きを読む

ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.7

韓国映画久々に見た、主演の役者が可愛すぎて最高だった。聖痕から白き炎が上がるの、好きじゃない人いないでしょ、と思った。大好き。韓国がキリスト教国なのは知っていたけど、思いの外「男性的」な要素がまだ価値>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.8

想像していた以上にキャラクターが際立ってぐっと引き込まれる映画だった。数字でしかものを見なかったゆえに生身の人間を巻き込んで瓦解したアメリカ(および世界の)経済についての物語である以上、登場人物の「人>>続きを読む

コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.6

原作小説を書いたニール・ゲイマン先生はこういう、小学生から中学生くらいまでの少年少女の絶妙な感情の揺らぎや日常に潜む微かな恐怖を捉えて、不気味でかつ心の奮い立つ物語を本当に見事に作られる方だなと改めて>>続きを読む

ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲(2018年製作の映画)

3.4

家族で観られるタイプのただ楽しいだけのコメディ映画は貴重で嬉しい。ほぼ吉本新喜劇。しつこいほどのネタフリがあり、それをすべて回収していくという形式のお笑い、期待と満足のサイクルにハマり始めると何も考え>>続きを読む

フレンチ・ラン(2015年製作の映画)

3.5

好きなタイプの映画です。ちょっと自分の中の高所恐怖症が気を失いかけましたが大変よかった。主役2人の倫理観が(それぞれちょっと違うところで)ぶっ壊れてんのが最高だった。わかりやすい善悪の対立にしないでわ>>続きを読む

記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.5

『バイス』に続けて観ることで、大変興味深く、そして身につまされる思いがした。どうしても観たくなって『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書(The Post)』も観た。『大統領の陰謀』を観て記者になった>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.7

「トランプ政権下で作って公開された」ということを思うにつけ、肩を掴んで揺さぶられて「なぁわかる? やばいの? わかるよね?」って半ばヤケクソに半笑いで叫ばれているような、切実な感覚を覚える映画だった。>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.1

あーーーー面白かっっった……。こういう映画大好きです。
コミュニケーションとユーモア、そして意思と頭脳で、時間をかけて忍耐強く生き延びていく様子が熱い。準備や学問や努力は、常に絶対ではないけれど、成功
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

3.7

ナマーリが好き。憧れの存在に抱き寄せられて嬉しすぎるのにうまく体が動かなくて棒立ちになっちゃうような、熱いたましいをクールに秘めている子のこと、好きにならずにはいられない。
ビジュアルに弱いんですが、
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.3

タイトルや説明書きを読んで、もしもろもろの理由で「観ることがこわい」と思われる方がいたら、いつかもし、観てもいいかもしれないと思うときがあったなら、きっとご覧になってください、と私は祈る。この映画の中>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

前評判に怯えて後輩と鑑賞しましたが、想像以上におもしろかった。
感想を箇条書きにしてみると、
・ヒャ!てなった次の瞬間「ホットファズ」がオーバーラップした。
・そこにいるぅ!てなった次の瞬間「コンスタ
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レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

4.2

バットマンを知っている全人類観ろと思った。子ども向けのアニメって時々こういう、大人の本気の願いによる奇跡を起こしてくるから大好きです。めちゃくちゃ良い。速攻で円盤を買った。ダークナイト・トリロジー観て>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.2

好きなんだろうなと思って観て、やっぱり好きだった。エンドロール直前まで堪えてたのにエンドロールの途中で声出して泣いた。久々に、言葉にしたら全部逃してしまう気がする映画を観た。私がいつも創作物に願ってい>>続きを読む

トレジャー・プラネット(2002年製作の映画)

3.6

想像以上のアツさに驚いた。最後の10分くらいのシークエンスが良すぎてなんでもよくなる。海賊ものの理想だよね、あれね……。旅は別れの質で決まるから……。最後に軍服っぽい格好になるの「アメリカ映画ッ!」っ>>続きを読む

ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬(2011年製作の映画)

3.7

比較的ストレスなく楽しく観た。いいところを列挙すると、
・「この世にはいい邦題がある」と信じさせてくれる秀逸な副題
・2011年のスパイ映画として倫理面のストレスが薄い
・キャスティングのバランス感覚
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グリーン・ランタン(2011年製作の映画)

3.8

えっ、えっ、あんだけネタにされてたから覚悟して観たのにかなり面白く観てしまったよ!!!!なんでよ!!!!面白いじゃんよ!!!!!
普通に正体バレるのとかすごく好きだった。あとヒト型じゃないメンターがつ
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ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ(2015年製作の映画)

3.8

邦題はどうした。ジュード・ロウ、あなたが天才だよ……。屋上のシーンはなんだか異常に解像度が高く受け取れて、知らない街で自分の輪郭を確かめているときのあの感覚や、夜明けの街の目覚めの匂いまで伝わってくる>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.8

謎邦題だからジェンダーの問題を踏まえて作られた作品なのかなと思って観たら的中した。マーク・ストロング氏はこういう役を本当に「いるだけ」の自然な存在感でしれっと演じられるのがすごいし好き。スローンさんの>>続きを読む

俺たちホームズ&ワトソン(2018年製作の映画)

3.6

近年のワトソンは各方面で「やばい奴」だと解釈されている疑いが出てきた。ラズベリー賞ってほんとのほんとに面白くない映画には与えられない節があるよね。トランプ批判をイギリス人の口を借りてやるアメリカ映画。>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.5

マカヴォイさんが出演されてることしか知らなくてベバリー登場した瞬間に「だ、ダークフェニックスはじまる?」と動揺した。初手グザヴィエ・ドラン氏にも動揺した。IT無印より現実が地獄(そんなことある?)。か>>続きを読む

リボルバー(2005年製作の映画)

3.1

観ながらこんなに「どういうこと?」と思い続けたのは初めてだった。時々思い出したようにガイ・リッチーが目覚める。ソーターのシーンだけ何度も繰り返した。リュック・ベッソンさんの作品をまだ全然観ていなくて、>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.9

とても良かった。この監督の作品を「犬ヶ島」しか観ていなくて、面白かったけどあの箱庭感はあんまり体に合わないなと思っていたのだが、これは好きな映画だった。映像が計算し尽くされている。突然のジュード・ロウ>>続きを読む

ダニエル(2019年製作の映画)

3.4

音で情緒をメタクソに揺すぶってくる映画。色使いもサイケな時があって感覚器から不快感が這い上ってくる。何回がスクリーンを出ようかと迷って耐えた。ちゃんと男二人の間で完結したファイトクラブです。

プロメア(2019年製作の映画)

3.5

堺雅人さんに私の中の全てを持って行かれた。カッコ良すぎる。なんだあれは。堺雅人さんの芝居が聞きたいがためにもう一回観たい。「動く絵」という意味でのアニメーションとして最高の映像を観てしまった、気持ちが>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.5

ホラーとかサスペンスとか苦手だからと身構えて観た。すごく良かった。どちらかというと現実の方が地獄。子ども役の役者がガチで「IT」を怖がっていた。わかる。みんなベンの気持ち考えたことあんのかよ! 一緒に>>続きを読む

銀魂 THE FINAL(2021年製作の映画)

3.5

ファイナルおめでとう&ありがとうきび……。大好きな役者の大好きな役の新規映像をリアルタイムで映画館で見られたことの喜びよ。このために全77巻読み直しただけあった。高杉とのあのシーンが強烈すぎて眩暈がし>>続きを読む

フック(1991年製作の映画)

3.4

何も知らずに見始めて、あんまり映像のパワーが強いので何だなんだと思ったらスピルバーグさんじゃないですか納得、と思った。徹底した美術もさることながら、役者を100人規模で使っていく足腰の強い演出がやっぱ>>続きを読む

トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

3.5

クリステン・スチュワートさんが好きすぎてエドワードくんにそこを代わって欲しかった。100年生きてる割にうぶで、たしかに人間は100年ぽっちじゃ老生できないのかもしれんと思った。自らの衝動や欲望に耐える>>続きを読む

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.9

王道少年漫画のようなアツい展開が、ミリタリーとSF宇宙もののいいとこ取りみたいな「潜水艦」という設定でなされるんだからテンション上がるに決まってました。キャプテン同士の「同志」がアツすぎる。個人的なM>>続きを読む

ハイスクール・ミュージカル(2006年製作の映画)

3.8

出てくるやつみんな歌上手いやんけ!!!たのしい!!!系ミュージカル。アメリカの高校でも、「自分のキャラ」に縛られて上手く自己表現できないことが取り沙汰されるのだなと思った。シャーペイ、めちゃくちゃ頑張>>続きを読む

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