観てよかった。
Nスペか何かで六四天安門事件の特集を見た時も思ったが、民衆が(実態は様々であっても)団結して権力に対抗した記憶というものが現在肯定的な形で生きているか否かというのは大きいんだろう。
日>>続きを読む
この制作サイドの布陣で駄目な映画になるはずないんだよなぁ……としみじみした。とてもとても良かった。是非見てください。
是枝監督のインタビューが東京新聞に載っていたけど、「向こうの現場は4日撮ったら3日>>続きを読む
かなり最近の実話(実話て!)を元にした作品。
セクシャルハラスメント等々、監督の所業を耳にしていたので、純粋には楽しめない部分があった。ただやはりインド映画はとてつもないエナジーを孕んでいる。学ぶこと>>続きを読む
めっちゃおもしろい。映画がうまいとはこのことかと思わせる。映像が良。芝居が良。そして脚本がアツい。台詞の日本語は誰の手が入ったのだろう、べらぼうによかった。
現場は(日本ロケ的な意味で)トラブル続きだ>>続きを読む
なんで日本版こんなポスターになった? そんな話じゃないやん……後半じりじり踏み込まれ続けてずっと1/3泣き状態だった。夢中で観た。芝居がめちゃくちゃよかった。演出も完璧に引き算されていてすごくよかった>>続きを読む
名前を聞いたことがある、くらいの前情報量で観て、本当にいい映画で驚いた。
アクションコメディとしての完成度もさることながら、公開年が1998年だと思うと、アメリカにおけるシビアな黒人差別問題がセリフの>>続きを読む
すみません、阿呆ほど泣いた。ファックスで送られてきた新聞記事を洗面台に突きつけたところからずっと泣いていた。リ所長のこと好きにならないひとなんかいるんですか。好きすぎて吐きそうだったよ。国家や主義思想>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
脚本と映像から発される、シナギュン「寝」ろ!という圧が凄い。アテられてクラクラして、初見時全然進まなかった。色香より切実さを前面に出していやらしくならないギリギリのラインを攻め切っているのは見事。ベッ>>続きを読む
ずっと最高でしたが、ラスト付近で『男たちの挽歌』のエンディング「當年情」が流れて流石に声出た。それはずるい。私に直撃です。
ワクワクしながら初めてイ・ドンシク以外のシナギュンさんを観たんですが100点>>続きを読む
出力をコントロールされた曖昧なコン・ユ。素晴らしい。
「奇遇ですね」が良すぎて一回全てを許した。ベッドサイドで膝をついて見上げるカットが象徴的すぎて最高だった。
監督はコン・ユを撮りながら脚本を見失わ>>続きを読む
24話もののドラマとかで観たかった、と思った映画。
今だったら流石に寝ちゃってたらアウトなんではと思わんではない、そこの忌避感だけスルーできればあとはヒューグラントってほんと良いよねとひたすら思える作>>続きを読む
想像を遥かに超えていい映画だった。ロマコメとして完成度が高い。サンドラ・ブロックのことを好きなチャニング・テイタムの図が刺さりすぎてテンションが上がった。相手のことが好きだから相手の思うように生きてほ>>続きを読む
「俺はな、生涯でただひとり、心の底から執着した人間がいたんだよ」って話を2時間ちょっと聴いた感じの気分です。香港映画はなんでこういうエモ全振りの映画でアクションの質を高めすぎて映画全体の印象をどっちら>>続きを読む
好きな映画。映画館で観られるなんて本当に幸せだった。人が出会ったり別れたり、交錯したり衝突したりすれ違ったり訣別したりしたときの、奇妙で得難い魂の揺れの光を、ひたすら集めて熱を発する束にして映像に焼き>>続きを読む
これを映画館で観られた歓びよ。こんなんいきなり観ちゃったら、映像観が底から変わってしまうだろう。
誰かに「恋」と名をつけて執着することのエキセントリックで軽やかな狂気が通底している。すれ違うことも追い>>続きを読む
おもしろいんだけど一体原作はどこへ行ったのか、でもおもしろいな…と不安定になりながら観た。最終的に「さぁどの半裸が勝つか!」みたいになる、映像の力が凄い。晴明は100歩譲っておいておいて博雅……!!!>>続きを読む
最高だった。笑い転げながらときどき泣いちゃった。あらゆる意味でリブート版のジュマンジと同じ枠の映画だった、敢えて言うならジュマンジとトゥルーマン・ショー混ぜて2で割った映画。
そしてね、私はジョディ・>>続きを読む
母と観ました。母と観てよかった。
すごい芝居だった、本当にすごかった。
上映前に流れるいろんな話でもう既にちょっと泣きそうになった。こんなふうに真剣に考えている人がこの世界にいることに震える。日々ひ>>続きを読む
レインボー・リール東京の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭にて鑑賞。
人生は解決しないし、どこまで行ってもままならない。潔い脚本だった。妹の奥行きがもう少し観たかった。是非。
SF映画を観ると、たまに「もうこんなことになるならみんなで滅ぼうぜ」となることが稀によくありますが今回もそうでした。
以下感想です。
・サンシャイン2050を観たい
・芝居が確かで素晴らしい
・映像も>>続きを読む
なんの前情報も入れずに観て「最高のやつじゃん」となった。最高。めちゃくちゃ可愛くてカッコよくて最高。友達こそこの世の最高の価値よ。エンドロールまでが本編!!!
「性的暴行を加えられた」という告発ひとつ、命の覚悟(文字通り命の覚悟)なしにはできない現実で生きてる私たちのお話だった。漫画っぽい(フィクションぽい)ルックにみせかけて全編めちゃくちゃリアルに作ってあ>>続きを読む
半ば分かっていた展開だったけどそれでも「ええええーー!!」って声に出た。主演が本当にインド映画らしい「かっこいいひと」でとても満足しました。古い修繕中の教会って、アクションの舞台として80000000>>続きを読む
象徴だけで作り上げられた映像美。
画家の「まなざし」の強さたるや、吸い込まれそうな瞳だった。彼女は我々をも見つめ、我々も彼女を見つめ続ける。画家とモデルの関係性(眼差す/眼差される)を逆転してみせる鮮>>続きを読む
中国深圳を舞台にした、働く人間たちの映画。
観ながら大変しんどかった。死ぬほど働かないと文字通り死ぬ世界、グロテスクなまでの経済格差も描き出している。本当にこの手の命懸けのエナジーが、あのダイナミック>>続きを読む
本当に芝居が素晴らしくて、とても強烈でいい映画なんだけど、個人的に芝居と現実を分けられない話を観ると訳もなく怒りが湧いてしまう(要約:メソッド芝居が苦手だし嫌い)ので観ながらずっとイライラしていた。自>>続きを読む
キャラクターがとてもかわいい。展開も早くて「えっそうなる?」とおどろかされながら、勢いよく笑って見た。この映画に出てくるお父さん、テンションが私の父に似ていてちょっと面白かった。うちの家はあのくらいテ>>続きを読む
サンドラ・ブロックとヒュー・グラントだよ!?観るよそりゃ!!と思って観た。
毎度言うがヒュー・グラントはロマコメの主役を演るときの「怖くなさ」が特筆ものですよ。こんな困った男なのに嫌な怖さが一切ない、>>続きを読む
ずっと前に見たきりで、今見ても記憶通りだったけれど記憶の何倍もいい映画に思えた。この絞られた台詞、仕草、カット割りで言語化できない人間の機微がどうしてこうも見事に!
王女さまを寝台からコーチへ転がす時>>続きを読む
とにかく曲が良い。
原作を読んだら原作の方がずっと現代的ですこぶる面白いので驚いたが、オードリー・ヘプバーンの魅力をカラーで見事に焼き付けた業績は大きいなとしみじみ思った。
ヒュー・ジャックマンじゃなかったら成り立ってなかったよねと思わせる映画。設定はぶっとんでいるが、思いの外繊細な感情の機微が描かれる点でロマコメの王道だなと思って観た。
作中で流れる「ムーンリバー」から>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
韓国リメイク版『Believer』を見てから『ドラッグ・ウォー』を見た。
率直に言ってギャップがすごかった。予想の数段上をいく辛口のハードボイルド・ノワールだった。こんなタイトな作りの映画は久々に見た>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
もともと香港映画『毒戦』がオリジナルで、韓国版の『Believer』というサブタイトルは、ラクというキャラクターゆえに付けられたと言って過言ではないと思う。本当に強烈である。めっちゃいい役者さんだしい>>続きを読む
やや神経質に見えるほど底抜けの有能(クールに見えて腹の底がたぎっているタイプ)をやらせて目の奥をたまに揺らがせたら右に出る者がいないカン・ドンウォンの本領発揮回でした。
「監獄に行くか?今」のところで>>続きを読む
もう、なんというか、とんでもない映画だった。めちゃくちゃおもしろい。制作者のやりたい放題だった。あえて言えるとしたら「何を差し置いてもカン・ドンウォンがヤバい」「ハ・ジョンウが二十歳は流石にウソ」。特>>続きを読む
ごくごくシンプルなストーリー、親の青春時代の雰囲気を味わった心地がする。
一番テンションが上がったのは「『オーシャンズ11』で、回想中のカジノ強盗3人目が散った時に流れてた曲」が流れた瞬間でした。元ネ>>続きを読む