視線と撮ることの暴力の話だった。
窓を思わせるカットの多用。人物が中心に写るカットは、その無防備な視線でみられている錯覚を催しこちらをとても不安にさせる。
この不安はかなりエロティックなものなのだが、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
(内容と形式)
基本的に3人称カットで進む。一人称カットも多用されるが、画面右下に相手が見切れている構図が多い。見切れていないカットは、間宮がフラれるカットと、作中でスマホやカメラで撮影が行われるカッ>>続きを読む
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(内容と形式)
風景カットでの意図的手ブレ、足元のみを写すカット、カメラ外からの呼びかけの多用。加えて地震のシーンでのカメラの揺らしとダンス。これらが物語の錯綜とリンクしているという安直な読みで、果た>>続きを読む
(周辺とシナリオ)
女優の松田瑛子が最高だった。鬼気迫る愛の叫び、快楽に溺れて溺れて訳が分からなくなっていく様子、そしてもはや愛なのか欲なのか分からなくなっていきながらも体を重ね続ける女、、、。
(内>>続きを読む
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(内容と形式について)
男は右、女は左に座りそれを固定カメラで撮るカットが多用されているが、女をクビにするカットの時のみ、男が左に座っている。
あとは非常によく似た女性二人と、ほぼ同じ構図で同じ店で話>>続きを読む
今回の松竹ではなく上映当初に観たためカットへの言及は不可能。
ラストのカットが子供向けの音楽会であるというのは、(階級間の文化格差の是正に貢献しようとしている点で)落とし所としてとても妥当で、素晴らし>>続きを読む
道、行進、切腹、銃、愛、キス、酒、タバコ
反復される行進のカットに恐らく何か意味がある。一度目では読み取りに限界あり。
突然思い付いたので追記。 細かいカットは2回目で確認しないと分からないが、この映画はとても分かりやすい図式で作られているのではないか。
(内容と形式)
点と点を結ぶ線の移動と、穴という点に止まり死>>続きを読む