Rienodonさんの映画レビュー・感想・評価

Rienodon

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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.8

美しい映像と劇伴の目立たないが素晴らしい仕事

前作より作品全体が大雑把になりましたが、これは好みの分かれる所だと思います。重厚な映像と思い切りの良い展開のギャップを楽しむのも1つかな。

レアセドゥ
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クローズZERO(2007年製作の映画)

3.5

10年前の小栗旬と山田孝之は落ち着きのある今とは違った格好良さがありますね。

結構破天荒な展開も多い映画ですけど、キメるべき所で安っぽくならないから夢中で見れます。

あと脇役ですけど黒木メイサが綺
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

4.1

世間的な評価はあまり高くない(と思われる)本作。

それもそのはず、今作は前作「カジノ・ロワイヤル」と密接に繋がっている上、若干説明不足でストーリーが割と複雑なんですね。映画館で一度見ただけでは消化不
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.9

ダニエルクレイグ版007第一作。

2002年の前作から4年、新世代となったことを象徴するグラフィカルなOPは今見ても美しい...

制作当時珍しかったパルクールを採用したハイスピード・アクションの序
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トランスフォーマー(2007年製作の映画)

3.7

変形、カーチェイス、戦闘機、オタクに優しい女の子...

監督はこういう映画が作りたいんだろうなとなんとなく分かるので、ハマると思い切りの良さがいっそ気持ち良い作品。3作目以降はさらにメチャクチャにな
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

何より設定を聞くだけで面白いと分かる映画ですね。

その名の通り新しい世界への船出に成功し、ドームの出口から外の世界へ出ていくトゥルーマンは殻を破るヒナのよう、それを阻む監督はヒトを支配する神であり、
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.0

この時代の極力カメラを動かさない絵巻物っぽさが好きです。良い意味で古さを感じる。

薄暗く煙っぽい画は確かに幽玄という言葉がふさわしいなと思います。暗くて見えない部分を生むコントラストと溝口監督特有の
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俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

3.6

80年代らしいゴチャゴチャしたストーリーと、港町ニューイングランドの湿った空気がマッチしているなあと思いました。

それでいて宗教的な要素と水面の透明感のおかげでどこか透き通った美しさも感じる。

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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.8

懐かしいだろ?ここが来世だ!

デニーロ主演ながら助演のチャールズ・グローディンが曲者会計士役でインパクト大!

この映画の魅力はなんといっても主役2人のとぼけたやりとり、騙し合い、関係性の変化でしょ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.8

エマニュエル・ルベツキによる美麗な映像

ジョージ・クルーニーの出番は短めだし、ヘルメット無しの素顔に至っては一瞬だがいい役どころ

主役のライアンは優秀な科学者であるが、宇宙飛行士としては経験不足。
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.8

皆殺しにしておいて申し訳無さそうな顔をするのがツボにきました。助けるために殺し、正義の為に殺す、目的と手段が逆転してるんじゃないかってくらい容赦無くやるのがいい...

身の回りの道具を使って凶器に対
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

よくできた映画です。親子のすれ違いと触れ合い、社会からの抑圧と解放が料理とSNSを使って描かれています。

何気ない会話のシーンも脚本上の意図が分かりやすく、彼らの変化の様を丁寧にたどることが出来るの
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プラトーン(1986年製作の映画)

4.0

ベトナム戦争における戦場の限界状況を巧みに描き出した作品。

主人公と二人の重要人物にそれぞれ、傍観者、光、闇、の役割を持たせることで、米国の独善的な戦争とその無意味さを表現している
と書けばそれっぽ
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.9

「面白い」にも色々種類があると思いますが、このシリーズはどれも驚きとワクワクを観客に与えてくれます。

誰かとリアクションを共有しながら一緒に見るのがおすすめですね。

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.4

マッドマックスってハリウッドの世紀末映画だと思っていたので、本作を観てびっくりしましたね。あれは2だったのか...

オーストラリア映画、低予算でありながら迫力あるカースタント、残虐シーンマシマシで楽
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スパイ・レジェンド(2014年製作の映画)

3.4

カッコいいおじいちゃんに憧れます。007風の映画でありながら割と主人公が悪役っぽいのも魅力。

ただストーリー構成がもう一つだと思います。三つ巴の戦いにCIA内部のゴタゴタが関わってくるのでちょっと複
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.4

第1作も面白かったのに軽々と超えてきた

強いテーマ性がありながら映画として純粋に面白い。密度が高くそれでいて複雑すぎない脚本はいったい何年かけて練り込んだのだろう

とにかく全てはジョーカーに尽きる
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.8

末期のヒトラーの姿は本当にどうしようもない男ですが、見ているとなんだか切なくなります。

戦争が終わるその瞬間までナチスに心酔し続けていた人々の姿は痛々しく、私たち一人一人が自覚をもって政治と関わるこ
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.3

下手なアクション映画よりも手に汗握る...というか惹きつけられる映画でした。

何よりもコリン・ファースですね。思わず応援したくなってしまうような魅力を持つ人で、演技もさることながら本当にキャスティン
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.2

過去からさらに過去へと旅する中で現実を引き受けて自分らしく歩き出すというストーリーが素敵です。

高名な芸術家に会うたび驚き喜ぶ顔を見せるギルもかわいい。

90分と短い作品でありながら抑えるべきとこ
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

山田洋次監督作品は穏やかな人間ドラマと思っていたがすこし違った。第一の感想とすれば、やりきれない気持ちでいっぱいだ。

登場人物の誰もが悪ではなく、特に余吾善右衛門の悲惨な生涯を聞くとやるせない気持ち
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

アキラは1988年の作品ながら、その世界観、アートスタイルは今も若者を強く惹きつける。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.5

観ていてすごく辛い
バードマンとしての名声、執着が常につきまとってくる 過去の栄光に囚われる経験は誰しもにあるものだと思うのでみな共感できると思う

もう一花咲かせたくてあがき続ける俳優
この世にたく
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