こめいさんの映画レビュー・感想・評価

こめい

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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

モノローグを聞くと菊子は賢く客観的に物事を見られる子だが、映像面で子どもならではの視点や感性を表していてバランスが良かった。シネマスコープの画面もあくまで菊子の視点で描かれた物語であるようで効果的だっ>>続きを読む

クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛(キンポコ)の勇者(2008年製作の映画)

3.3

過去作と似た展開や伏線が効果的なのか等不満点はあるが、独特の間のカット割りや大冒険ではなく日常に闇が潜んでいる感じはとても良かった。
クレヨンしんちゃんは現実にある事をあえてキャラクターに言わせたり皮
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.8

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とにかく場面設計の良い映画だった。
現実が映り込むブラウン管テレビや、インベーダーゲームのある喫茶店で過去への執着を常に匂わせる。水族館や夏祭り等青春映画では王道の場面だが切り取り方が絶妙で、もう一つ
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

コールとその親の結末について、祖母の例を出して論理的に説き伏せて解決するのは問題が横滑りしているような気がした。ちゃんと話をする事が大切というテーマには沿っているが、母の方が聞く耳を持って会話が成立す>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

3.8

落書きというクレしんらしさを体現したような設定が良かった。
世界観の描き方や台詞にもう少し慣れた感じがあるともっと良かったと思う。

映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

印象的なシーンやカット割りは少ないが、テレビシリーズのような日常シーンと映画的なシーンの繋ぎの巧さが良かった。
ほとんどが望遠のレイアウトで構成されておりテレビアニメを彷彿とさせる画作りだが、時折入る
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千年女優(2001年製作の映画)

4.1

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映像的なテンションの最高点が本編の編集なのは初めて見たかも。
東京ゴットファーザーズもそうだがコメディチックなパートで話がやや停滞してる感じがあった。(テーマに食い込まないタイプの展開だから?)

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーの運び方や原作の雰囲気を逸脱しないプランニングは良いと思うがこの映画としての良さのようなものが見えてこなかった。
邪魔者は真っ先に排除するような組織でアーニャの腹を裂いて処分するのが代替案な
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

こういう羅列系にしては暗転が無い。通しで眠くならずに楽しめた。
作品としては満点に近いがこういう生活を全肯定できるほど私が歳を重ねてなかった。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

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三上が社会に出れば一筋縄ではいかないなとは思っていたが、あの終わり方は驚いた。
自分の中では、三上の物語は、周りの期待に応えるため見て見ぬふりで適応しようとするが、自分の中の正義は変えられず両方を貫い
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アイドルマスター シャイニーカラーズ 第2章(2023年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

音の使い方が良い、レコーディングのシーンなど音の切り替えで間を持たせているカットがある。
色収差がくどい。
構成が良くない、ユニットごと、そのメンバーごと順番に見せていくので、次の展開も台詞も予想でき
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アイドルマスター シャイニーカラーズ 第1章(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

スタジオ収録、MV、ヒーローショー全てで音の聞こえ方が違うのがとても良かった。

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