tomiさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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つつんで、ひらいて(2019年製作の映画)

4.0

始まりからにまにましながら観てしまった。
本屋さんに行くと背表紙を見るだけでも幸せに浸れるけれど、裏側の世界を見るともっと本屋さんを楽しめそうだ。

帯とカバーに包まれて花布や栞の色、ひらいても尚、装
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

誰かと映画に行ったのは久しぶりだった。
綺麗な草花たち華やかな色合いの中繰り広げられるのは見たこともないカルトな祭り。ミッドサマー(夏至祭)

怖いと感じるシーンも人それぞれ観終わってからあれやこれや
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過去のない男(2002年製作の映画)

3.7

静かな中に流れる時間と不器用ながらも優しい人たち。
犬のハンニバル(殺人鬼)もかわいいよ。
アキ・カウリスマキ監督の映画はなんでこんなにもクセになるのだろう。

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.0

ただただ美しさに圧倒される。
モノクロで引き立つ二人の心情も歌声もため息が出るほど美しかった。

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

5.0

映画館で観ることが出来た。
四年前に見たときと違う感情で観ていた。
「芸術家は貧しくありません」
自分のためにお金を使うことだけが幸せなことではないし、一緒にいることだけが幸せなことではない。
静かで
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ハートストーン(2016年製作の映画)

4.2

アイルランドの壮大で自然豊かな風景の中にある街はクリスティアンの想いを自由に放つにはあまりにも小さかった。
雪で真っ白な外の景色で光が柔らかく入る朝に比例して、クリスティアンのことを心配するソールの心
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.7

たった2分の黙祷がきっかけになり、仲間を密告してエリートとしての道を歩むのか、信念を貫いて大学進学を諦めるのか、人生を左右する重大な選択を迫られる。

まだまだやんちゃしたい高校生には酷過ぎる。大の大
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真西へ(2019年製作の映画)

3.7

女の子は小さくても女性で男の子はいくつになっても少年。
女の子も男の子のようにはしゃいだりイタズラとかしたいときあるよ。

雷の子供たち(2019年製作の映画)

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秘密基地でキスをねだったり雷を呼ぶ儀式をしたりブブちゃんの作り出す世界はとてもかわいい。

ジュリアン(2017年製作の映画)

-

終始重苦しい空気が張りつめられラストのシーンではどうなるのかとハラハラした。

人間が怖いホラーは根っからの悪魔のような人間と、生活の中の一面が人より秀でてしまう人間とが挙げられると思うのだけどこれは
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メメント(2000年製作の映画)

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何度も観たくなる。
というより観ざるを得ない!

一瞬でも目を離してしまったら物語について行けなくなりそうで一瞬足りとも画面から目を離せない。

記憶が10分しか持たないって単なるラブストーリーものな
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

後ろの席に座っていたおじいちゃんがげらげら笑っちゃうくらい笑えるシーンも、、


男の子目線で描かれる純粋なアクションもののように見えるけどしっかりと戦争を描いていてジョジョが奮闘する姿も可愛らしい。
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

4.2

シンプルだからこそ心動かされるものがあって映像も音楽もとても良かった。冒険家のおじいちゃんなんてすごくかっこいい。

トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

今ある自分の幸せよりも他人の幸せを羨んで生きてきた彼の最後は本当の幸せを自ら掴んだのだと信じたい。

リンドグレーン(2018年製作の映画)

3.0

ワクワクするような毎日や勇敢な子供達のおはなしを描いているリンドグレーンの生涯にこんなにも辛い出来事があったなんて!
だからこその、今を生きる子供達にも伝わる作品なんだと感じた。

作家が題材の映画は
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.4

恋愛がない青春もの凄くいいな。南沙良さんの純朴な雰囲気も凄くいい。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.7

最初の手術のシーンからしてドアップで不気味なのだけど、マーティンが醸し出す雰囲気がこれまた怖い。

死における選択に迫られたとき自ら生きる為家族を犠牲にしたいと思うだろうか。
男と女の行動の違いも、家
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女は女である(1961年製作の映画)

3.8

日常の中を歌って踊ってキュートが詰まっている。可愛い女の子のわがままは、最早わがままじゃないと思える。

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.9

純粋で正直なラザロにとっては村で賑やかに仲間と暮らしていたほうが幸せだったのではないか。純粋な者を前にする現実社会はあまりにも愚かで苦しいことばかりだと感じる。もっとまるい世界だと良いのにね。

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

4.0

寡黙な郵便配達人シュヴァルは娘のアリスの為にしたことは宮殿を作ることだった。来る日も来る日も石を重ね何年もの歳月をかけて作る宮殿は深い愛情でいっぱい。

コミュニケーションを取ることが苦手なシュヴァル
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クロース(2019年製作の映画)

4.1

アニメーションだからこそのシンプルな美しさがあると思う。
冬の町の明かりが灯る暖かさも白樺の木に鳥小屋がぶら下げられている景色も可愛らしい!
この時期の王道映画にしたい。とても良かった。

ゴッホとヘレーネの森 クレラー・ミュラー美術館の至宝(2018年製作の映画)

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訪れてみたい森の中の美術館。
ゴッホの絵画と纏わる絵画、時代を超えて人生に共感出来るなんて素晴らしい巡り合わせだ。

知れば知るほど芸術の世界は様々なドラマがあって面白いなあと思う。

屋根裏部屋のマリアたち(2010年製作の映画)

3.9

とっても気持ちの良い映画を観た。
メイドを雇うお金持ちの主人は屋根裏に住むメイドたちの自由に人生を楽しんでいる姿に感化され変わっていく。挙句には自身まで屋根裏に住み着いちゃう!
屋根裏って響きだけで憧
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潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

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瞬きで綴る物語

主人公目線で進められていくストーリーだからこそ痛みが伝わってくる。
観終わってすぐサウンドトラックを探しました。

NO SMOKING(2019年製作の映画)

-

めちゃくちゃカッコよくて洒落ていてそれでいてお茶目な細野さん。
音楽以外に得意なことが変な歩き方だという、きっとこの方に着いていけば楽しいことが起こると周りの人達も感じて繋がって言ったのだろうなあ。
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.6

ゴッホとヘレーネの森が気になっていたので先にこちらを観ました。

ゴッホのことをあまり知らなかったので胸が痛くも衝撃的。
芸術だけに魂を注いでいて他は脆くて、調べると人生そのものが語られるべき芸術家で
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.0

精神病棟から抜け出した患者たちが色鮮やかな服装に身を包んで戦時中の灰色の街の中を踊り出す。

もうみんなで楽しくいこうよ!
という声が聞こえて来そうなくらい愉快!

ディリリとパリの時間旅行(2018年製作の映画)

4.0

オレルの部屋の梯子から屋根に登って見えるパリの景色は最高!
有名人たちが次々と登場することにワクワクした。
ただの美しくて楽しいアニメーションじゃないので見応えたっぷし。

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.8

花や自然の色彩に服装も抜群に素敵!
花いっぱいの草原での家族でピクニックは最高に可愛くて、抱き合う二人の画も溜息が出るほど良い。

なぜこのラストになったのか。
幸福とは何なのか。

シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.7

なんて表現したらいいのだろう。最後のテロップに胸が締め付けられる思いでいっぱいになる。
まだ幼い少年の酷い仕打ちを映画で知ることができて良かった。
悲しくて美しくて愛は年齢じゃないんだよな。

田園の守り人たち(2017年製作の映画)

3.5

金色に輝く麦畑の風景も素晴らしかったのだけど、それ以上に女性の強さ逞しさを感じた。


日曜日に十字架の下で待ち合わせをして木漏れ日溢れる森の秘密の場所にデートに行くシーンがたまらなく良いです。

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.0

うわーあっさり脱獄してるー。
でもそこじゃなくて、三人の掛け合いとか関係性がちょうど良くて心地良いところに惹かれる。

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

3.8

最初この年の差のラブストーリーに驚いたのだけど、観ていくうちにすんなりと受け入れられた。
死にたがりのハロルドと明るく自由に生きるモードの関係がとても素敵。
モードと一緒にいるときのハロルドが他のシー
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭にて。

これは名作だ。


王女の日々を抜け出した一日だけの普通の女の子になった休日の出来事。この日の写真はきっとこっそり机の奥にしまって秘めた宝物になるのだろうラストがとても良かっ
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.8

今日が最後だと思って楽しむ。
素敵な映画だった。

日曜日には海岸に行く家族の光景も、キュートな登場人物たちもみんな好き。

わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.0

ドラン監督の映画は芸術作品を観たと満足感と高揚感が最後に残る。

今回も色使いといい構図といいポスターのよう。

それでいてロランスとフレッドの葛藤もとても胸に突き刺さる。

頭の中が忙しい。