借りぐらしのコブレッティさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

3.4

バスチアン少年(原作だとぽっちゃり体型)がファンタージェンに飛び込む前、アトレーユが活躍する原作の前半のみを映画化。リマールが歌うテーマ曲があまりに有名。日本だと坂本美雨のカバーが秀逸ですが羽賀研二バ>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995年製作の映画)

3.9

シリーズとばして実質最終作を鑑賞。
後藤久美子が輝いてますね…そりゃジャン・アレジがクミコクミコと夢中になりますわ。ゴクミ突然上京で諏訪家はニッコニコ、息子の彼女が来るのも嬉しいものなのかしらね?子供
>>続きを読む

ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.8

ジェフ・ゴールドブラムとジーナ・デイヴィスという顔力が強いお二人ですが、ジェフ・ゴールドブラムがハエ男に変化していく様をクローネンバーグ監督がねっとり描く。
調べたらジェフ・ゴールドブラムとジーナ・デ
>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.7

ジョージ6世は幼い頃から吃音で、スピーチは代わりの者にしてもらっていた。もともと王の弟なのでスピーチの機会もそこまででは無かった。しかしながら王である兄はアメリカ人に恋をして王を退位。王位を継いだジョ>>続きを読む

刑事ジョン・ブック/目撃者(1985年製作の映画)

3.4

アーミッシュという文明に否定的な暮らしをする人たちがとても興味深い。ミステリーの入りだが中盤からアーミッシュの生活とジョンとレイチェルの恋愛に重きがおかれる。
日本で同じ状況になって目撃者をどれくらい
>>続きを読む

勝利への脱出(1980年製作の映画)

3.4

サッカーファンとしてはマイケル・ケインがウェストハム・ユナイテッドの選手だったという設定が渋い。あとペレが断トツに目立ってますがウェストハム・ユナイテッドでW杯優勝メンバーのボビー・ムーアや日本でも監>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.5

三部作は最後は合戦に継ぐ合戦、怒涛の展開であっという間でした。エンディングもたっぷりめに描いているのもポイント高いです。
しかし人間よりも小さく非力なホビットが物凄い事を成し遂げる…素晴らしい物語でし
>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.3

指輪の魔力とゴラムのちょっかいで段々とやつれていくフロドが痛々しい。アラゴルンがいけおじ過ぎてエオウィン妃が好きになっちゃうのも仕方ないね。
しかしサムは指輪の近くにいて全く影響されていないのは驚きで
>>続きを読む

ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

4.2

前作であれだけ煽った竜ですが冒頭でアッサリ退場。闇の勢力も勢いを増してなんだか暗くなりますね。
『ロード・オブ・ザ・リング』でもありましたがやっぱり恋愛要素は映画の華、キュンとします。トーリンが見事に
>>続きを読む

ホビット 竜に奪われた王国(2013年製作の映画)

3.9

『ロード・オブ・ザ・リング』のレゴラス再登場で冒険も盛り上がってきました。前作より10分短くなったとはいえ…長いですね。
竜の中の人がベネディクト・カンバーバッチだそうです…って流石にわかりませんわ。
>>続きを読む

ホビット 思いがけない冒険(2012年製作の映画)

3.9

たっぷり3時間となかなか長いんですけど、アクション多めでガンダルフや、つらぬき丸などのアイテムも活躍するので見応えあります。ドワーフ族の皆さんの名前が覚えられませんがあまり問題ないです。ここで偶然ビル>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.6

アマプラオリジナルドラマタイアップという事で久々に鑑賞。いやーいつみてもいい。
これがなければドラゴンクエストだってファイナルファンタジーだってスターウォーズだって無かったわけですからサブカルチャーへ
>>続きを読む

ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

まずスクリーンでロッキーを観たことなかったので(当時みてもいないのに少しロッキーシリーズを馬鹿にしていた)この機会に全盛期のシルベスター・スタローンやドルフ・ラングレンの肉体が拝めて良かったです。本国>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

初見だとトレマーズ風味のホラー映画という印象。解説ないと社会風刺とか全くわかりませんでした。あのチンパンジーのエピソードは何だったのか?星降る馬のショーは普段はどんなショーなのか?気になった。ちょっと>>続きを読む

ザ・リング(2002年製作の映画)

3.3

リングのハリウッドリメイク版。日本版よりもシンプルなお話に落とし込んでます。
実は呪いのビデオを主人公と共に我々もみるので、呪いを解かないとっていうハラハラ感を共有するっていうよく出来た仕組みになって
>>続きを読む

八つ墓村(1977年製作の映画)

3.5

葬式の邪魔するたたり婆ぁ、不謹慎やろ。松竹映画の金田一なので配役も金田一に渥美清と松竹映画色がありますね。横溝正史っておどろおどろしい雰囲気に論理的な推理小説をミックスさせた作家なんですけど、本編はお>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.6

原作の馬鹿らしいライトな下ネタをしっかり作品に落とし込んでいて原作リスペクトを感じますね。フランスの元々ある下ネタコメディとシティーハンターの作風の組み合わせが抜群に相性良かったという発見かもしれない>>続きを読む

沈黙の戦艦(1992年製作の映画)

3.5

こんな強いコックがいるか?!っていうぐらい強いスティーブン・セガールの出世作。なんでもダイ・ハード2のシナリオと被ってダイ・ハードの内容が変わったなんてお話もあります。
しかしライバック曹長ってなんで
>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎物語(1987年製作の映画)

3.6

本作の谷よしのは旅館の女中、旅館の主人は笹野高史。満男くんの進学とか三者面談とかもうこんなに大きくなってと親戚のおじさんのような気持ちに毎作なりますね。
秋吉久美子って魔性の女っていうイメージあります
>>続きを読む

男はつらいよ 幸福の青い鳥(1986年製作の映画)

3.5

志穂美悦子&長渕剛出演。イッセー尾形が若くてビックリ!志穂美悦子ってアクションできる千葉真一門下の女優っていう認識でしたのでこういう人情喜劇でヒロイン演じるのは不思議な感じがします(2代目はクリスチャ>>続きを読む

アラベスク(1966年製作の映画)

3.5

オシャレなオープニングクレジット、誰の仕事なんだろう?音楽はヘンリー・マンシーニ。ソフィア・ローレンは来日したら今川焼きがお気に入りとWikiに書いてありました…なんか好感もてる。
ドーネン監督はヘッ
>>続きを読む

里見八犬伝(1983年製作の映画)

3.4

ほぇー、大葉健二(宇宙刑事ギャバン)出てたんだ。このお話もどことなく特撮風味ですね。何気にお馬さんをしっかり操る真田広之が凄い。千葉真一の濃い芝居が世界観にハマっていていいね。夏木マリって細グラマーだ>>続きを読む

男はつらいよ 柴又より愛をこめて(1985年製作の映画)

4.0

オープニングの寸劇は寅さんが日本代表で宇宙に行くという無茶苦茶な話。1985年というと僕もそろそろ物心がついていたので子供の頃の風景が蘇ってきます。インターネットの無い時代、ワイドショーも今より何倍も>>続きを読む

ジャズ大名(1986年製作の映画)

3.4

ニコニコしている動画の春日太一の金曜映画劇場に本作のネタバレ無し解説があります。

少しとっつきにくかったです。これで終わり?内容無いよと唖然としました。岡本喜八といえば「日本の一番長い日」ですので、
>>続きを読む

犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.8

市川崑最後の長編作品
こちらのバージョンも何度かみているのですが、私の大好きな富司純子が熱演しているので、1976年版には敵いませんがこれはこれでありなのではないか?という気がしてきました。
神主と犬
>>続きを読む

サンダー(1983年製作の映画)

1.0

金曜ロードショーで内容はランボーの丸パクリだったはずですが記憶にありません。当時「ちゃんこが不味い🤬🤬🤬」と立浪部屋を飛び出して横綱を電撃廃業した自称スポーツ冒険家の北尾が吹き替えに挑戦!とCMでやっ>>続きを読む

下町の太陽(1963年製作の映画)

3.7

モノクロ作品⚫⚪ 倍賞千恵子のヒット曲で彼女の映画デビュー作品。
Wikipediaからの引用ですが倍賞千恵子って今はなきSKD(松竹の宝塚)の看板女優で紅白歌合戦4年連続出場と歌える女優だったんです
>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎恋愛塾(1985年製作の映画)

3.7

まず初めに思ったのは…樋口可南子、寅さん出てるの?!ビックリしました。山田洋次といえば北海道の大自然が舞台の「幸福の黄色いハンカチ」や「遥かなる山の呼び声」の印象が強いですが本作や「家族」のように五島>>続きを読む

天城越え(1983年製作の映画)

3.9

オールスターキャストの松本清張原作ミステリー。松本清張といえば男と女が出会って破滅するというのが大枠なんですけど家出中の少年がたまたま遊女の田中裕子と出会って人生が狂ってしまうという。松本清張、少年の>>続きを読む

釣りバカ日誌11(1999年製作の映画)

3.6

本木克英監督作品。本木監督は「超高速参勤交代」の監督ですね。釣りバカシリーズは本作.12.13を担当しています。
沖縄出張についていったハマちゃんですけど仕事しないで釣り三昧。さすがに酷いわと思ってい
>>続きを読む

切腹(1962年製作の映画)

4.1

ニコニコしている動画の春日太一の金曜映画劇場に本作のネタバレ無し解説があります。

ねっとりと重たい空気感が張り詰めた緊張感を増す本作。モノクロ⚪⚫作品ですがこの空気感はモノクロ作品ならではですね。
>>続きを読む

武士の献立(2013年製作の映画)

3.6

朝原雄三監督作品、西田敏行とは釣りバカで一緒に仕事してますね。
上戸彩主演の本作、興行収入は6.5億。そこまでお客を呼ぶ女優ではないのね。釣りバカシリーズが4億から6億。外したと言われる「隠し剣 鬼の
>>続きを読む

極道の妻(おんな)たち 決着(けじめ)(1998年製作の映画)

3.8

本作で岩下志麻主演のシリーズは終了。岩下志麻の方でもまだやってるの?と言われたらおしまいだから人気があるうちにやめましょうという申し出があったそうです。
本作の山本太郎はいまやれいわ新選組の代表、中条
>>続きを読む

鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

3.9

ニコニコしている動画の春日太一の金曜映画劇場に本作の解説があります。

モノクロ作品⚫⚪ 鴛鴦(おしどり)歌合戦
時は昭和14年、世相はどんどん暗くなりこの年の9月には第二次世界大戦が勃発。そんな中こ
>>続きを読む

ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発(2008年製作の映画)

2.9

低予算映画の帝王河崎実監督作品。ギララは松竹映画が権利持ってると思ったんですけどよく許されましたね。もう松竹でギララ撮らないからどうぞ使って下さいっていう事なんでしょうか。
河崎実監督って低予算ながら
>>続きを読む

喜劇 一発大必勝(1969年製作の映画)

3.3

ハナ肇一発シリーズの最終作。ハナ肇が粗暴な男の役なんですけど面白くないです。谷啓と倍賞千恵子が結ばれて幸せにならないので全然スッキリしないエンディングにモヤモヤします。ハナ肇のような真っ直ぐ過ぎる男と>>続きを読む