yukaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.7

山から海に舞台を変えてもやっぱり美しい映像世界

しかし1のときよりも強烈な家父長制ゴリゴリの家族観

あまりに母親がヒステリックに描かれすぎてていただけなかった

アバター(2009年製作の映画)

3.9

美しいなあー

前半は主人公と一緒にナヴィの世界に魅了されて非常に楽しめたけど、後半のバトルはちょっと敵が脳筋すぎて単純な感じがした

とべない風船(2022年製作の映画)

3.7

東出昌大、鬱々とした役がめちゃハマってて良き

BGMとか展開とか結構ベタなものだったけど

そばかす(2022年製作の映画)

3.9

他者に恋愛感情を抱かず、性的な関心も持たないアセクシュアル(この語句自体は劇中では使われない)の女性が主人公

マイノリティとひとくくりに言っても一人一人違う人間なわけで
自分は自分人は人でいいじゃん
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.3

なわとびの音に機械の音と、ひとつひとつ音をリズミカルに積み重ねる冒頭から、音を意識的に使った映画と分かる
フィルムの粗い質感も今の時代かえって新鮮

ケイコが何を考えているかはあまり言語化されないので
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

うっかりすずめが要石を抜いちゃった時点で草太の運命が決まってるというのがかなり構成的に面白みを損ねていたような、、

各所でのミミズとの対決もそれほど盛り上がるわけでもなく、途中で「このまま何回かミミ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.8

母も誰かの子であるということを理解して、母を他者としてとらえ直す

寂しいけど希望があるラスト

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.9

こちらのコンディションもあり序盤は眠かった
なんせ地味なのだ

でも徐々に、ハイツに住む人たちの暗い過去が見えてきたり、大胆に死生観に踏み込んだりと面白くなってきて、しまいには泣いてた

花火師のエピ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.8

金ローで初鑑賞

劇場で観とけば良かったかもって冒頭の「U」で思った
この曲劇中でもっかい聴きたかったな

美女と野獣がやりたすぎたんやろうけど、中盤に出てくるまんますぎる城とかベルの髪型とかには苦笑
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彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

3.6

徐々に見えてくる真相にフム‥とはなるが、感情を煽るような演出は抑えられていて、観客の想像に委ねているようだった

少しずつ現実がズレていく感じは『ファーザー』とも似ている

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.6

ヴァカンスでの新たな出会い、友情、愛

ロメールの系譜と思うけどもっと自然な感じ

人種間で置かれた状況の違いもさらりと見せる

負け組を自負するシェリフが「おおかみこどもの雨と雪」のTシャツ着てたの
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(2022年製作の映画)

4.2

オンライン試写でみました

金子大地が好きすぎるという贔屓目を抜きにしても良かった

ロマンポルノというジャンルなのでセックス描写はもちろんしっかりあるが、昔のロマンポルノみたいにエロければ良いという
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.7

ミー坊がギョギョおじさん(さかなクン)の家に遊びに行って帰りが遅くなり心配されてしまうというくだり、「そりゃそうだろ」としか思わず、ノイズに感じてしまってたのだが、ギョギョおじさんは周囲に恵まれなかっ>>続きを読む

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

3.5

私にはまだ早かったようだ‥
結末が見えてるというのもあるが
何を楽しめば良いか分からんかった

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.7

出てくる人物みんなヤバめだからいつ何が起こるか分からずすごい疲れる

カメラワークもいちいち不穏

捉えどころがない映画だが、後半からどでかめのラブに圧倒され、意外と幸せな気持ちで観終えることができる

ファーザー(2020年製作の映画)

3.8

感動のヒューマンドラマと思いきや実態はスリラー

次々に移ろっていく美術も作り込まれており良かった

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.6

夢のない人間はアメリカに存在してはならない

『リバー・オブ・グラス』はこれの影響だったのか

ここまで主体性のない女が彷徨う様子をひたすら見るのは結構苦痛だった‥

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.8

この夏暑すぎて疲れ気味だったので、エロいの観れて満足した

ぬるくない、直接的なエロ

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

3.7

なんて下品な男なんだ‥と思いながら見始めたが、下品なキャラクターはそのままなのにいつの間にか好きになってしまってた

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.6

素晴らしいボーイ・ミーツ・ガール映画

お互いのために走る、走る、走る!!

中盤のトラック逆走シーンとかやたら手に汗握らされて、なんでこんなの入れようと思ったのか?というシーンや濃すぎるキャラクター
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夜の女たち(1948年製作の映画)

3.7

急激にやさぐれた田中絹代の変貌に驚く

こういう出演作では消化しきれなかったものが『女ばかりの夜』とかにつながっていったのかな

荒廃した教会のセットが強烈

女ばかりの夜(1961年製作の映画)

3.7

売春禁止法施行後、更生施設に入れられた元街娼たちの更生への苦難を描く

これまでみた他の監督作に比べて、オーソドックスであまり面白みのない作りという印象を受けた

コロコロ雰囲気を変える原知佐子がすご
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犬王(2021年製作の映画)

3.6

それまでは良かったのにパフォーマンスシーンで停滞する

クイーンやボウイの影響がデカすぎて、さすがにセンスが昭和では‥‥

自分が何者かは自分で決めるという自己決定と、正典にとらわれない多様性の話とし
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狂った一頁(1926年製作の映画)

-

勉強と思って観に行ったが全く話の筋が分からずしんどかった、、

無声、無文字はきつい

喜劇 女は度胸(1969年製作の映画)

4.0

この頃のギトギトしたシネスコの画面みるとなんか元気出る

監督デビュー作からして才気が迸りすぎてて最高

家、路地の使い方がいい

女が単なる肉体としてでなく人として尊重されることへの希求

俗物すぎ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

ウルトラマンの素養ゼロの私は楽しめた

怪獣目線のカメラワークとか面白かったな

山本耕史が最高のハマり役だった

しかし有岡大貴と早見あかりは目も当てられない

もとの神永がどんな人間だったのかほと
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パリ13区(2021年製作の映画)

4.0

モノクロ撮影、エコーがかった声、EDM的な音楽と冒頭からなんかおしゃれ

なんかおしゃれなだけじゃなくて、すごくいいなーと思ったんだけどどういう映画だったのかうまく言葉にできない

セックス描写はこの
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.8

空中アクション×過酷なミッション×仲間との絆×ラブロマンス

王道でしかないストーリーでただただ楽しめる

チャールズ・パーネル演じるウォーロックが知性と信頼を感じさせる役ですごくツボだった

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.8

役者を変えて大胆に時の流れを見せたのに驚いた

小野田氏のはた迷惑なまでの生真面目さが二人の演技に貫かれていて説得力があった

終盤に落涙する場面まで、彼の感情が直接的に(台詞とかで)描かれることはあ
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.7

ニューヨーク屋敷氏がめちゃくちゃ良くてもはや主演の印象がかすんでいる

芸人出たら面白いやろ!みたいな雑さが無く、なんなら最初は顔もよく分からないくらいの撮影で、屋敷氏への信頼を感じた

ジャームッシ
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香川1区(2021年製作の映画)

3.8

PR映画だと批判されるくだり、まあ明らかに小川陣営についているとしか言えないしなあ…そこは…と思った

家族をはじめとした周囲の人間にこれほどまでに信頼を寄せられる小川淳也の人徳に泣いた

噂の女(1954年製作の映画)

3.8

男に翻弄される母娘と、他に生きる道を知らない太夫たちの哀れ

屋内での人物移動を丁寧にとらえた撮影が良い

終盤の修羅場にて、久我美子が握る鋏の放つ光と田中絹代が奪ったそれ越しの久我美子の厳しい眼差し
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.1

ホラーすぎる演出おもろ!!
さすがサム・ライミ

しかもちょっと泣けるやつ

ワンダヴィジョンはやはり必修だった
ディズニーの商売根性に負けたみたいで嫌だったけどまあ見ておいて良かった

もうちょっと
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.9

マッツ・ミケルセンの配役、カラコンも白髪もなしで全くビジュアル面で前作のジョニデに寄せようとしない開き直りがむしろ良かった

ダンブルドアと対峙する場面など非常にセクシーに仕上がっていたし
異なる趣で
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結婚のすべて(1958年製作の映画)

4.6

岡本喜八独特のカット繋ぎは既に健在だが、白坂依志夫の軽やかな脚本ゆえか、らしからぬまでに素敵なラブコメ仕立て

ベスト結婚映画と思っていた『最高殊勲夫人』を超えた

三橋達也が新珠三千代を鼓舞するシー
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.6

字幕版の上映枠少なすぎて焦った
そんなに吹き替え版が人気とは‥

前作ではわりと泣けたのだが、本作はちょっとしたエピソードの連なりでしかなくめちゃくちゃ中身のない仕上がりになっていた

音を楽しむのみ
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