本来は天皇を守るはずの衛兵たちが軍服に汗を滲ませ、こぞって宮中へ銃口を向けて走ってくる。日本人が日本人を脅し、相手の首元に日本刀を思いきり振り下ろす。
天皇のポツダム宣言受諾表明から玉音放送開始までの>>続きを読む
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どこからか流れてきた、ラーメンとセックスが大好きな赫い髪の女を宮下順子が演じています。
土砂降りの雨の中でびしょ濡れになった彼女を拾う男こそが、厳ついのにつぶらな目がキュートな石橋蓮司。(因みに石橋蓮>>続きを読む
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あれ?内田裕也ってこんなにモテるんやったっけ?あれ?安岡力也ってこんなにかわいかったっけ??
ろくでなしだけど、何故か女からモテまくるロッキンローラー内田裕也。モテるというよりも、彼は目の前に女がいた>>続きを読む
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若いですね。男の子の若さゆえの凶暴さと、女の子の彼を好きだからこそ意地悪したくなる乙女心。青春ですね。
ガチの暴走族に所属していた本間優二が気迫のある演技でケンカシーンを演じていましたが、今でも鮮明に>>続きを読む
「車+男2人+女1人」方式の映画です。こちらも神代監督の作品なのですが、なんともまぁ瑞々しくて美しい作品でした。
ある港町に流れ着いた若者ひとり。彼は街の人から知りもしない他人に間違われ続け、早々に嫌>>続きを読む
追悼してきました!
映画の中身は良く言えばカルトやけどチンプンカンプンで訳が分からないし、やはりというかほとんど寝ていたけど・・・デヴィッドボウイがキュートでラブリーでセクシーでビューティフルだからそ>>続きを読む
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今回の日活ロマンポルノ特集の中で個人的に一番の注目作でした。
期待を上回るどんでん返しの展開に観客全員お腹がよじれるほど笑いました。すばらしいコメディです!最高!
風俗嬢の谷ナオミに釣られた東大出身の>>続きを読む
「女の細道 濡れた海峡」を何度も観ている私にとって、山口美也子は三上寛さんに「志摩子ぉ」と呼ばれる女でしかなかったのですが、今回は新宿ゴールデン街にあるスナックで働くヒモ男付きの一途なかわいい女の役で>>続きを読む
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寝坊したため劇場に間に合わず、あまりにも悔しかったのでDVDを購入してすぐに観た。神代監督作品で谷ナオミ出ているし、芹明香も出ているし♪と思って観てみたら岸田森にヤラレタ。(ウルトラマンに出ていた人で>>続きを読む
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伝説のストリッパー、一条さゆりさんの半生を映画化した作品でした。
でも私には主演の伊佐山ひろ子がかわいすぎて・・♡黒髪ショートカット、アッケラカンとした話し方、感情の起伏が激しいところがもうめちゃくち>>続きを読む
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ホロコーストと比べてシュタージはあまり映画で取り上げられることは少ないですね。現に私も本作で初めてその存在を知りました。まだ人々の間では時期が早いのでしょうか・・。
「Das Leben der An>>続きを読む
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2017年1発目。こちらは強烈なタイトルなのにも関わらず、新年早々大勢の老若男女が劇場に集まっていて驚きました。
「人妻・・・」と同じく田中登監督作品なのですが、本作は全体的に茹だるくらいの熱を帯びて>>続きを読む
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口にするのも憚られるセンセーショナルなタイトルですが、社会問題を浮き彫りにした濃厚な作品でした。観た後は興奮どころかしんみりしてしまって、肌寒い外気がちょうど心地良く慰めてくれました。
人が良すぎて>>続きを読む
私自身もバックパックを背負って旅するのが好きなのですが、バックパッカーになる前に観ておくといい教訓てんこ盛りの教育映画です。
①イケメンや美女にホイホイ付いていかない!
②危険な場所には近づかない!>>続きを読む
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寺山修司と三上寛と花輪和一がクレジットされている奇跡的な映画「田園に死す」を見て暫くは作品のショックから抜け出せませんでした。
死者と再会できるという青森県は恐山が舞台。東北独特の閉鎖的且つ土着的なア>>続きを読む
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底抜けにすばらしい。
色、スピード、衝撃の嵐で参ったなこりゃ。100分間の映画なのに20分くらいに感じた。
主人公は、初恋のみょんちゃんと再会してすぐ彼女がお姉ちゃんと営む焼き鳥屋さんでヤクザにお尻を>>続きを読む
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ボスニア・ヘルツェゴビナの首都、サラエボにあるタル・ベーラ監督の映画学校で3年間映画を学ばれた小田香監督の「呼応」と「鉱」を観てきました。旧ユーゴ贔屓の私が本作を見逃すわけにはいかないのです。
ところ>>続きを読む
見るのも苦しくなる惨たらしい場面の連続に涙を流すばかりが戦争をテーマにした作品の醍醐味ではありません。
この時代を生きた呉の人たちの日常生活は人間関係のイザコザや微笑ましい恋もあって、戦時中だからとい>>続きを読む
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オペラ映画は先日父親と観た「ファントム・オブ・パラダイス」以来だったので、不安でした。しかしいろんな意味で杞憂でした。案の定オペラ自体は高貴すぎて私は合わん。90分間のうち75分間は「あなたを愛してい>>続きを読む
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小説を読んだり映画を観たりしたあとは、その人物が憑依してしまったような感覚に陥ることが結構頻繁にあります。私なんかは長くとも24時間以内にはしっかり現実に戻ってこれるのですが「神曲」は完全に乗っ取られ>>続きを読む
ほとんどの映画では約2時間のうちインパクトのある映像の一部が脳裏に焼き付き、死ぬまで忘れられない衝撃を受けます。
しかしこの「鶴は翔んでゆく(a.k.a戦争と貞操) летят журавли 」に関>>続きを読む
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「グッドモーニング バビロン! Good morning Babilonia」はイタリア映画です。今回誤ってイタリア語吹替版で見てしまいましたが、本来の公開は全編英語で一部イタリア語です。
前情報は全>>続きを読む
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8ミリカメラで実際の強姦現場をブルーフィルムとして撮られ、そのエンディングでは何もかもを失ったような呆然とした表情でその大きな目をカメラに向ける名美(水原ゆう紀)。そんなフィルムの中の彼女に恋をしてし>>続きを読む
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チェコとチェコ語に興味を持ったきっかけの作品は Věra Chytilová監督の 「Sedmikrásky(ひなぎく)」です。それと同時に映画の表現に無限の可能性を感じたのも本作。
映画は決して芸術>>続きを読む
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仏頂面の少女が扉を開ける所から始まる「地下室の怪」は女の子がジャガイモを地下に取りに行くと言うだけのストーリーなのですが、地下でいろんな不気味なことが起こる軽いホラー映画です。
まず食欲旺盛な靴たちに>>続きを読む
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ヤン・シュヴァンクマイエルの「Byt(部屋 1968年)」「Do pivnice (地下室の怪 1982年)」どちらも15分ほどの不気味で笑えるコメディ作品でした。
「部屋」は一人の男が地面や壁に書か>>続きを読む
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今読んでいるはすみん(蓮實重彦)の書いた本に「加藤泰」の名前が何度か出てきたことで彼の名を思い出し、彼の映画を駆け込みで見ることができました。うっかりしてたぜ、、はすみんメルシー。
加藤泰の監督作品を>>続きを読む
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「ゾンビワールドへようこそ」「スクールゾンビ」と立て続けに2本見ましたが、シメは「AMERICAN BURGER」!!一昨年のスウェーデン映画です。いやー。70分くらいの短い映画なのですが、群を抜いて>>続きを読む
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あんなにたくさんの子供たちが殺されていくのも珍しい!「ゾンビスクール(COOTIES)」です。
子供たちの大好物チキンナゲットの鶏からゾンビウイルスが発生。
一人の女の子が感染してから、引っかき傷でど>>続きを読む
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3連休は実家に帰っていたので人喰い映画3本立てです。
父のおすすめ「ゾンビワールドへようこそ」「ゾンビスクール」、私が観たかった「アメリカンバーガー」です。
「ゾンビワールドへようこそ(Scouts >>続きを読む
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「誘惑」も初めて見た作品です。
左幸子、轟夕起子、芦川いづみ、千田是也、安井昌二、葉山良二など名優たちが揃って出演しています。本作ももちろん中平康監督らしくテンポがよく、くすっと笑える箇所もあってキス>>続きを読む
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「その壁を破れ」も中平康監督作品なのですが、観る機会が無かったため初見です。こちらも期待通りの良作でした!
本作はサスペンスなのでアップテンポではなく、他の中平康監督作品の登場人物たちほど早口では話さ>>続きを読む
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あいつはあいつ俺は俺ー♪俺とあいつは友達さ♪だけど互いに秘密もあるーさーヤァッ♪ヒップヒップヒップラーヒップヒップヒップラー♪
それでも地球は回ってるー♪おへそは未来を指しているっ♪ヒップヒップヒップ>>続きを読む
先週末は大好きな中平康監督の作品(もちろん全て芦川いづみ出演)を3本立て+1本観れるなんて、何とも中平康好き泣かせのパーフェクトなスケジュールでした!(本当は朝から晩までで4本立てのつもりでしたが、掃>>続きを読む
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命短し恋せよ乙女とは彼女のことでしょうか。
何とも可憐な可憐な芦川いづみが主演の「佳人」です。「~でございました」という育ちがいいお嬢様の丁寧な日本語が良く似合う。この人はつくづく演じる役の幅が広いな>>続きを読む