Zuidouさんの映画レビュー・感想・評価

Zuidou

Zuidou

ギョエー!ってなっちゃう映画が好きな人です。

映画(381)
ドラマ(0)

ゲームの規則(1939年製作の映画)

3.6

全員小学生みたいな純粋な存在に見えてやっぱり人類って文明の発展に伴ってどんどん悪い方向に向かってるんじゃないかとか思ってしまったのが一番悲しかったのはもうこれ人情なので仕方がないとして、マルセル・ダリ>>続きを読む

メランコリア(2011年製作の映画)

4.5

全部がメタファーに思える。惑星が衝突して地球が滅ぼうとしてるっていう前提すら、そもそもその近付いて来てる惑星の名前がメランコリアだし、憂鬱病を患った(もしくは生まれつき抱えてきた)人の精神世界を描いて>>続きを読む

アノマリサ(2015年製作の映画)

4.8

マォーマテァロスァンマァマテァロスァン、ウェッカスィヌィテゥケテァクィブェデァングォウ……「おもちゃ」がカタコトで歌う桃太郎の歌がしばらく頭の中で鳴り止まなくなりそうではあるけれど面白い映画だった。更>>続きを読む

ザ・セル(2000年製作の映画)

4.2

とにかくセンスが冴え渡ってる。鈴木清順を彷彿とさせる物がある。それかホドロフスキー。素で感性が狂ってるから本人はそこまでは変なことをしてるつもりは無くても傍から見たら個性の塊みたいに感じられるタイプの>>続きを読む

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

4.0

怖い物見たさというか、はっちゃけたアンハサ見たさに晩御飯がてら適当に視聴してみたら予想だにしない感動の名作だった。こんなに丁寧なストーリーテリング滅多にお目にかかれない。特にこの手の、タイトル通り「モ>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.7

何もかもが気に入らないんじゃなくて気に入らない物が山ほどあるけど大好きな物も山のようにある人なんだよ、タバコとか酒とかグラン・トリノとか……そのことをもっと素直に周りに伝えられていれば、そして周りもそ>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

演劇なら良かったのに、とかなり早い段階から思って最後まで結局その気持ちは変わらなかった。演出も演技もすごく演劇的な「伝わる」方法が取られていたので劇場で行われたらめちゃくちゃ映えると思う。タワマンのベ>>続きを読む

CUB/カブ 戦慄のサマーキャンプ(2014年製作の映画)

3.6

散りばめられた「ズレ」が心地良いのと同時にちょっと物足りなくもある。人狼の子供による怪事件が多発している森へボーイスカウトでキャンプに行く少年たちと引率する大人たちの話なんだけど、ありがちな話に向かわ>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.7

目を閉じる前に一瞬見えたカスタードみたいな肌色をもう一度見たいと思ってつい薄目を開けてしまったが最後、強烈な光に貫かれてもうどれだけぎゅっと目を瞑ってもあの色がまぶたの裏に焼き付いて離れない。だからせ>>続きを読む

さよなら、人類(2014年製作の映画)

4.2

自分が何を観たのか分からない。凄く高尚な哲学的世界の深淵を覗いたようであるのと同時にシュールで平坦な漫談を聴かされてただけな気もする。ただ爆笑はずっとしてた。カウリスマキが恋しくなったので近いうちに借>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

2.9

ティル・シュヴァイガーの最新の姿とワルぶったマカヴォイとビル・スカルスガルドの不健康そうな美しさを拝めたのが嬉しかったこと以外特になし。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.8

サスペンスだと思って観始めたら当たり作品のホラー演出が小出しにちょっとずつ次々現れて、もっとくれ、もっとくれ、って欲しがってるとまた新しい要素が与えられる。やらしー。やり口がいやらしい。でもそういうの>>続きを読む

ニキータ(1990年製作の映画)

3.7

ブックオフの漫画コーナーで立ち読みしてる中でもしこの物語に出会ってたらきっと「すっげー!!」と思っただろうけど、期待以上でも以下でもない、軽く前情報入ってたらたぶんこんな感じだろうと想像出来る範疇。中>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

政治のことはよく分からないし歴史も大してちゃんと知ってはいないのでピカレスクロマンのつもりで観てた。一人の嫌われ者が言葉によって人の心を動かしていくドラマだと思うと結構泣ける。若干ドラマチックにし過ぎ>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.9

目に見えない音も聞こえないそれでも確かに激烈な、コミュニケーションという名の殴り合い。拳や拳銃や刃物の代わりに愛情という毒薬で殺し合う男と女。最後(ではないけどある意味なにもかもおしまい)の晩餐でのア>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

5.0

ラストで走る作品はなんちゃら。平成最後に滑り込みで良い映画体験が出来た。ファッキン楽しませてもらった。ちょっと適当にも思えるオチも、そこに至るまでの過程が美しいので全然アリ。むしろあれくらい変じゃない>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.5

半分くらいまでは良かったんだけどいざジェーン嬢が本気出し始めると彼女のテンションに反して物語が急激に失速していくのがなんとも悲しい。解剖医VS怪異っていう若干駄洒落みたいな能力バトルが観られるのかと思>>続きを読む

魍魎の匣(2007年製作の映画)

-

日々の習慣として死んだ顔でTwitter眺めてたら今作での谷村美月ちゃんの達磨姿が流れてきて「見てえ!!!」と衝動のままにU-NEXT行ってみるとあったので見た。田中麗奈も猫みたいなあざとい可愛さがあ>>続きを読む

コンスタンティン(2005年製作の映画)

4.6

ティルダ様マジ天使。やっぱり人間じゃなかったんですね、と思いきやなるほどそういう経緯で今人間界で俳優として生きてるわけですか、という妄想病的結論に至ってしまう。マトリックスに匹敵する(リローデッド?レ>>続きを読む

ブルックリン(2015年製作の映画)

4.3

教科書的、と言ってしまうとなんだか悪い風に聞こえてしまいかねないけど、クラシックの名作みたいな普遍的で厚みのあるいい話だった。善き人が善き未来に辿り着く、いやむしろ善き未来を掴み取る、こうでなくっちゃ>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

ラストシーンとその直後、エンドロールが始まってすぐに流れ出した音楽が、調子の外れた楽器みたいな、ドップラー効果みたいな変な音になった瞬間に背筋がゾクッとした。これってもしかして辛い状況を助け合って生き>>続きを読む

ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)

4.6

亡くなっちゃったのでこの機会に、というひどい理由で観た初ヴァルダ。ところどころヌーヴェルヴァーグらしさはあるけど自己陶酔も突き放しも全く感じず(ヌーヴェルヴァーグってそういうことをしてくる物だという勝>>続きを読む

婚約者の友人(2016年製作の映画)

4.7

最初の1時間とその後の1時間で完全にアドリアンとアンナの立場が逆転してるのが巧い。アドリアンがドイツで抱えていた物を後半ではアンナひいては観客達が背負うことになる。秘密の伝達。ボタンのかけ違いで、ほん>>続きを読む

ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

3.4

病院の待合室で大学の願書を書くシーン。自己評価の低い主人公が自虐を書き始めた途端に相手役の子が真逆の内容を、恐らく彼自身どこかで誰かにそう言って欲しかったであろう言葉を書き連ねる。さり気なくも一番好き>>続きを読む

オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

4.8

祝祭と死。むしろ死こそ祝祭とすら開き直って思おうとするかのような、最近の神経過敏な世の中の雰囲気とは完璧に逆を行く最高にろくでもなく破滅的な世界。こんなのが自伝なんて、ボブ・フォッシーって人のことは全>>続きを読む

愛の嵐(1973年製作の映画)

3.8

愛は過去にしかない、とでも言いたげな貴族趣味的アメリカン・ニューシネマ。嵐のように一度暴れていつか過ぎ去って行くだけの物。ナイトポーターってどういう意味かと調べたら「夜間勤務のボーイ」って出てきた。原>>続きを読む

フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

4.4

千円という破格値で投げ売りしてたDVDを購入。自分のこれまで通りの映画の楽しみ方ではまともに味わえずいやが上にも試行錯誤を余儀なくされる。ちょっとした小冊子が付いてたので読んでみるとゲルマンのインタビ>>続きを読む

写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと(2012年製作の映画)

3.7

「私の写真のねらいは見る人の左耳を後ろからそっとくすぐること」だそうで。優しさとセクシーさの両立した素晴らしい言葉。変わり者のおじいちゃんの家を掃除するためにニ~三日泊まりに行って、時々散歩に出たりし>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

5.0

心臓もってかれた。上手く呼吸が出来なくなるくらい完璧にやられた。説明出来ない感情をこんなに典雅な身のこなしで見せられたらぶっ倒れるほかない。世界に二人っきりだ。似た者同士の一人と一人がいかにして二人に>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.3

タクラマカン砂漠の名前の意味が「無限の死滅」であるという知識を得られたという事実ほどには作品そのものには心動かされず。どうしてこの監督の映画はどれも材料は最高なのにあんまり美味しく仕上がってくれないん>>続きを読む

マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.4

でしょうね!!!(クソデカ大声)頭のてっぺんから爪先まで万遍なく完全なる予想通りで何の感動も無い。直前に悪夢のような(勿論褒め言葉)B級映画観てたのが図らずも活きてくれて特に苦痛には感じることなく観通>>続きを読む

ネクロノミカン(1993年製作の映画)

2.6

「死者の書はアメリカにあったのだ!秘教の僧侶どもが隠していたのだ!」とかいう最高に雑な導入からしてもうクソ映画なのが抜群に伝わってきて素晴らしい。ハナっから全く期待せずに臨める。クトゥルフを当時流行っ>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.5

これじゃただのよくあるアクション映画じゃないか。前作の肉体言語で書かれた哲学書とでも言うべきクールなマッチョイズムはどこ行った。ビデオゲームで言う街の住人のちょっと深い会話集みたいになってしまっている>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

5.0

ものすんごい、それこそ死ぬほど青臭いこと言うとこれ「何かを信じられる心は最強」ってことでしょ?はぁー……目にも止まらぬ高速パンチを全身に食らった上に地下鉄に轢かれた気分。やばいな、やばい。思うことがあ>>続きを読む

欲望(1966年製作の映画)

3.9

超最新の話し方だぜ
けれどちっともはっきりしない
ごりっぱな家からきたその連中は
今年はそんな話し方をする(ファッションだ)
大声で 味気ない
俺はこれまで聞いたこともない
きみは叫んで おまけに踊る
>>続きを読む

サンセット大通り(1950年製作の映画)

3.8

サンライズじゃなくてサンセットなのはやっぱりそういうことなのだろうか。セシル・B・デミル作品観たこと無いから観ないといけないなと思った。「夢遊病者は起こしちゃいけない」「死人に人は優しい」とか、語り継>>続きを読む

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