こしょうさんの映画レビュー・感想・評価

こしょう

こしょう

45歳の女の子です!映画ってすごーくたのしいので感想文書いてます!

映画(139)
ドラマ(0)

越前竹人形(1963年製作の映画)

3.5

船が木にぶつかって喘ぐ若尾文子からの、川にそよぐ解けた結い髪のなんともいえなさ…その後の川面のアップのやり切れない感。そしてそれを全て支える若尾文子の美しさ。特に冒頭の墓参りでの雪の降るうなじの色気と>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

3.0

デップーが主役らしい主役としてストーリーを進めているというか、デップーの言う通りになるので前作よりは面白い、というか吹っ切れて観やすくなったとは思うし、折れた腕の首絞めやミュータント刑務所での軟体動物>>続きを読む

夜の河(1956年製作の映画)

2.8

赤や青、白に緑の色彩は面白いが、それ以上でもそれ以下でもない印象。けれど、窓の外で揺れる青い染物のシーンと、明かりを消した(蛾によって!)後の2人を照らす赤い光、列車の窓から見える赤いネオンはグッとく>>続きを読む

赤線地帯(1956年製作の映画)

5.0

面白い映画を観た後の独特の興奮と高揚感は、今のところわたしの中で他では得難いものであって、しかしながらそういう映画はそれほど多くはないが、この映画は間違いなくそれが得られる映画の1つとなりました。とに>>続きを読む

妻は告白する(1961年製作の映画)

3.0

彩子と夫は縦の配置、彩子と幸田は横の配置が多かった気がする。そして、最後に幸田は彩子に別れを告げ、縦の配置で扉を閉める。さらに婚約者は幸田に別れを告げ、縦の配置で去って行く。つまり、縦になることは別れ>>続きを読む

破戒(1962年製作の映画)

3.6

三國蓮太郎と市川雷蔵の細やかな表情にうなる。

冒頭の稜線を歩く横姿のロングショット、終わり際の丑松と志保の横姿のミドルショットが決まってる。

丑松の告白、見送りのゆで卵に落涙。

しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.5

すごいものを観た。
会話劇なのに、狂ったように展開される構図。人物や家具などによるフレームの中のフレームや境界の配置。靴下、夕焼け、マニキュアの赤。挟まれるズームアップ。特にプロダクション社長の懇願を
>>続きを読む

華岡青洲の妻(1967年製作の映画)

4.0

これほどまでに顔、というか視線に気をつけながら映画を観るのはなかなかなかった。とにかく、嫁姑の視線が気になって仕方ない。視線の変化が、感情の変化をまさに表現している。そして最後には視線がなくなることで>>続きを読む

ツクシのエロいい話(2012年製作の映画)

3.3

生きてたら色々あるよね。

カエルの驚きの瞬間性や横移動のダンスのエモーションは素晴らしく、また、ある種のホラーともいえる妄想世界の残酷さは単なるいい話ではなくトラジコメディ風なスパイスとなっている。
>>続きを読む

妻の秘蜜~夕暮れてなお~(2016年製作の映画)

3.5

性と死をドロドロになりそうでならないキワのキワを攻めながら、少しいい話にしてしまう脚本。そして、嘘でしょ?といわんレベルの梅干しやバナナの使い方が許せてしまう演出。ウェルメイド感たるや。

義父のファ
>>続きを読む

バクマン。(2015年製作の映画)

3.3

セッションにおけるラストのゾーン突入のようなシーンがあり、わかっているもの同士の言葉なき会話は観ていてグッとくるし、続いて絞り出される「俺より俺の漫画をうまく描けるやつはいない」というセリフは素晴らし>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

空白恐怖症のように画面を埋める物や文字に、字幕が合わさって目が忙しい。しかも英語音声の日本語字幕だけでなく、日本語音声の英語字幕に、日本語音声の英語通訳の日本語字幕が加わって、耳も忙しい。要は頭が忙し>>続きを読む

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

2.0

すごく猫プロイテーションではないだろうか…

流れるように、まさに流れるように、猫が登場してからはうまくいく。猫を手に入れられなかった友達は死んでしまうというのに!ていうか主人公恵まれすぎでしょ!せめ
>>続きを読む

悦子のエロいい話 あるいは愛でいっぱいの海(2011年製作の映画)

4.0

この画面の落ち着いていて、かつ、無駄のない良さはなんだ。切り返しの少なさ、写っているものの分かりやすさ、ワンカットのエモーショナルさ、話のシンプルさなどによるものなんでしょうか。

例えば、劇中、鈴の
>>続きを読む

東京残酷警察(2008年製作の映画)

2.2

片腕マシンガールをリアルタイムで観た時には、あんなに美しく感じた画面を覆う血しぶきが、ここまでいくとくどい。
時々挟まるCM程度がブラックユーモアとしても画面としてもいいんじゃないかしら?と思ったもの
>>続きを読む

ラブ&ドール(2011年製作の映画)

3.5

なぜでしょう。ラスト近く、坂道でのベロニカとマリーのツーショット。こんなベタな話しなのに、少し感動しているのに気づいて驚きました。

72分という短さで、この展開。説明的なセリフが多く、キャラクターも
>>続きを読む

キアヌ(2016年製作の映画)

2.5

初めてまともに観た猫プロイテーションかもしれない。猫は確かにかわいいが…
色々とツッコミをしたくなるが、そこは、突っ込むとこちらの負けというか、そういう笑いなのにそんな野暮なことすんの?という予防線を
>>続きを読む

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.7

ロック様の頭脳と肉体があればなんだってできてしまうことがまたしても明らかになったわけです。今回は元特殊部隊の霊長類学者で、ゴリラと手話で会話できる、撃たれても急所を外れてるからへーき、常に冷静沈着、と>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

ええじゃないのぉ。
ちょっと人情要素がくどいけど、ひりだす豚の糞に始まり、エンコ、おっぱい、生首ありの画面、楽しいじゃないのぉ。
ヤクザと警察の思惑がぐちゃぐちゃのどろどろに絡まる中、自分の筋を通した
>>続きを読む

クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

2.0

アップとピント送りの連続になんの楽しみも見出せず、エイリアン的な相手役の片付け方においても、家族の写し出された窓を壊すという行動だけで分かる気持ちを副音声で解説してしまうというダメっぷり。クローバーフ>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.9

トーニャみたいなスキャンダルを、わたしたちは決してあっていいこととしては受け止めない。けれど、テレビで流れる分には、誰かの話として聞く分には、楽しそうに見る。映画の最後、OJシンプソンに世間の興味が移>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.1

オアシスのゴーグルをつけるワンカットでわたしたちをゲーム内に、そして映画内に連れて行ってくれた素晴らしい映画でした。レースや戦争シーンの迫力だったり、くだらないドタバタ感がいつもより多い感じだったり、>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

5.0

すごい!この密度。このキャラ配置。この観やすさと面白さの両立。最小限の説明と、あとはずーっとアクションなのに話を進める見事さ。

観終わった後には、観て良かった思いと寂しさと次への期待のように、10年
>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

2.5

わぁ〜キラキラしててすっごいインスタ映えするご飯だぁ〜!でも食べたら味薄!旨みなし!みたいな〜ゲロゲロ〜

スクラッパーの軽さが露わになった瞬間に嫌な予感がして、それは最後まで拭われることはなかったと
>>続きを読む

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.8

今ではもう珍しいかもしれないオーソドックスな娯楽作!

とにかく導入のキャラ紹介の過不足ない感じから、ロック様のファーストルックに始まるゲーム内のキャラ立ちが何も考えずに楽しんでください!というエンタ
>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

このサスペンス感を保ちながら、テンポの良さや長回し、「左右」に揺れるカメラ、クローズアップなどによるエンタメ感の両立はさすがですし、そして今の映画としての面白さも満載ですしおすし。

何よりケイが社主
>>続きを読む

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

2.3

宇宙から落ちて来たボウイをBGMに国家間から星間に渡る共存と時間の流れを手際よくまとめたオープニングには、わたしたちも宇宙人であるということが映像として伝わってきて素直に嬉しくなったものの、以後、タメ>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.9

ちょーっと強引感もあるけれど、悪役の映える映画はいい映画を見事に達成している。

アクションでは韓国でのクロウとのコンタクトがマックスなのが残念だけど、それもカメラをあまり意識させないながら流れるワン
>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.8

ずっと孤独な者たちへの素晴らしい愛とファンタジー。かつてのティムバートンのよう。
わたしにとって、映画が何のためにあるのかを思い出させてくれる、大げさかもしれないけれど救いの物語です。

映画館の半魚
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.3

ワールドウォーZの大群ゾンビの扱いが下手さがよく分かる。こっちはゾンビのリアル感がちゃんとある。

ゾンビが支えになる物が何もないところでゾンビ同士重なって波を作って立体化するシーンはすごいです。ちゃ
>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.5

赤のスバルのカーアクションは何から何まで素晴らしくて、ドリフトの使い方、特にトラックをよける斜め上からのシーンは、きゃーー!と声が出てしまいました。で、そこからのワンカット。スコットピルグリムもそうだ>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.3

なんだこれは、たまげたなあ!

展開のための展開ばかりで物語の良さなんてものははるか彼方に、あえて、置いてきたのではないかと思ってしまいますし、「人類の祝祭」というセリフだけで済ませるとってつけすぎの
>>続きを読む

不能犯(2018年製作の映画)

3.2

灰皿撲殺シーンの素晴らしさは少年少女老若男女問わず観るべきだと思いますし、工藤さんに市川アシスタントに霊体ミミズにと白石ファンへのサービスもありながら、だけれども沢尻エリカの強い女に見えないお顔や、全>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

ブチャラティは幹部の大変さと覚悟の必要性をグレイトフルデッド戦で説いたけれど、勝利のために必要なことを誰よりも覚悟を持ってやり抜いたリズはまさにブチャラティでした。

画面はすっきりとしていて、かとい
>>続きを読む

HiGH&LOW THE MOVIE(2016年製作の映画)

2.5

エンドオブスカイを知ってしまった後では、どうしても物足りない。
過剰さを求めることやシリーズ感の比較をやめて、一つ一つ、映画としての感想を書きたいけれど。すげーー!ってなるところあんまりなかったなあ…
>>続きを読む

ミュージアム 序章(2016年製作の映画)

2.0

うーん。と唸ってしまうのは決して面白いからではなく、期待し過ぎたわたしが悪いのか、単純に面白くないからなのかを悩んでいるからであり、なんというかドライブ感っていうの?ライド感?ワクワクしないのよねー。>>続きを読む

>|