れでぃ夫さんの映画レビュー・感想・評価

れでぃ夫

れでぃ夫

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夜を越える旅(2021年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

何よりも怖く、何よりも元気をもらえる作品だった。

卒業後、どうにもならずにただ生きている男が、
昔の友人とあったことでかつて好きだった女の(姿をした)霊に絡まれる話。

ホラー映画然としてるかと言わ
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世界が引き裂かれる時/クロンダイク(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

今のウクライナ戦争に至る前段にクリミアやドンバス地方の占領が起こっている。
この映画は2014年のドンバス占領がテーマになっている。

ドンバス地方では、ウクライナ国内にいる民族的にロシア人である親露
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スパルタ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

いろいろと問題が取り上げられている今作。

主人公は小児性愛者でしっかり気持ち悪く描かれているのだけれども
子どもたちにとってはある意味で救いになっている。
とはいえ、幼い子供をだまして、欲のはけ口に
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独裁者たちのとき(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ヒトラーとスターリンとムッソリーニとチャーチルがあの世に行く前の前室みてえなところでお話してる作品。

画がめちゃくちゃ作りこまれてて面白いんですけど、結構難解でウトウトきてしまいました。
こういう作
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タバコは咳の原因になる(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ楽しいコメディ。

タバコとかいう有害物質まき散らしクンの有害物質を敵にぶつけて木っ端みじんだ!って映画かと思ったら、7割くらいはよくわからない怖い話だよ。

タバコ以外にも自分でよく考え
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フリーダム・オン・ファイヤー(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

映画祭で鑑賞。
観客の熱も高く、上映終了後には声が上がっていた。
拍手もしばらく鳴りやまず、本当に観に来てよかったと感じる。

その分、もう少し宣伝をうまくやってほしかったという気持ちもある。
ちゃん
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ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

出稼ぎ先で差別的な扱いを受け、飛んで帰ってきた男の故郷で
全く同じような排斥騒動が起きる。

ルーマニアが置かれている民族の問題や移民の問題を扱っている。
自分たちも同じような境遇にあるのにもかかわら
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父は憶えている(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

出稼ぎ先のロシアから記憶を失って戻ってきた男が思い出を取り戻していく話。

自国に残っていても搾取され、他国に出なければ生活が難しい土地。
自然に囲まれた美しさを持つ反面、ゴミの処理場は持たない。
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ファビュラスな人たち(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

トランスジェンダーの仲間たちが友人の死を悼んで集まり、トランスジェンダーのこれまでとこれからを振り返っていく。

ずっとどこか滑稽だけど、ドキュメンタリー風に振り替えられる部分は深刻だ。
これまで歩ん
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DOOR(1988年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

メインキャラじゃない男が同じ声で電話の音声で表現されているのが斬新でした。
警察に十分電話できるのに全然しないのとかは少しフラストレーションになりますが、なかなか骨太スプラッターで面白い。
コミカルで
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1976(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

チリの軍事政権下の女性にフォーカスした作品。

軍事政権と闘争する人物を守るという方法で戦う姿を描いている。

軍事政権の一番ひどいときと祖母が感じていた悲しみを描いているものらしい
確かに主人公に少
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ライフ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

カザフスタンの社会情勢を描きつつ、1つのミスから転がり落ちていく男の物語。

長くて不安だったけど、退屈せずに走り切れた。
どうにかして金を稼ごうと地獄めぐりをしていき、そのたびに失敗していく。
本来
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孔雀の嘆き(2022年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

人身売買をテーマにした作品。
切実さは伝わりつつも、話はかなり直線的に感じた。

人にはいい面も悪い面もあるという信条はわかるけれども、
手を染めた悪事に対して、それくらいの葛藤で許されるようなものな
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カイマック(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

貧困家庭と中流家庭の貧富の差を住んでいる場所の階層で分かりやすく描きつつも、その2グループに思わぬ人物を加えた三つ巴にしているのがとても面白い。

貧困家庭には旦那の不倫相手が入り込み、妻との間に奇妙
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アシュカル(2022年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

面白くはあるのだがどこか物足りない。
扱っているテーマやチュニジアの都市部の風景や社会問題が概観できつつ、ジャンル映画的に楽しめる。

とはいえ、解釈を観客に委ねすぎな気もする。
観客が何かを感じて映
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

『マジカルガール』からとても好きな監督。
とても日本好きな監督なので、登場人物はかたくなに和食ばかり食べようとするし、同僚が北海道旅行に行ってきた話などでかましてくる。
極めつけには主人公の着メロが魔
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波が去るとき(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

長回しでじっくりと狂ってしまった男を描く。
『チンパンジー属』が全然刺さらなかったけれど、こちらは結構楽しめた。

ドゥテルテが麻薬の売人は撃ち殺していいっていう制度にして、おかしくなってしまったフィ
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第三次世界大戦(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

荒唐無稽でコミカルなお話の全体に反し、中身はなかなか重苦しい。

日雇いで生活している男性がひょんなことから映画の重要な役の代役に選ばれ話が転がっていく。

映画を作り続けなければならないスタッフ。
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輝かしき灰(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

こじれてしまった男女3組の関係性を、河とともに生きる人たちの生活と価値観とともに描いていく。

男のもとには自分にとって思わしくない事実が訪れ、そこから回復できないでいる。
そこから逃避する男と向き合
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

日本では家族となる婚姻の契約を結ぶことができないLGBTQの男性があらたな家族の形を獲得していく物語。

タイトルの通り、主人公が表す愛の形はエゴにしか見えない。
お金や物を渡して、愛しているから生活
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蝶の命は一日限り(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

老母の住む村はダム湖に沈んだ。そして、イラン・イラク戦争で殉職(殉教)した息子の墓がダム湖の真ん中の島にある。老母は息子から離れられず、何度もその島に渡ろうと試みる。

映画のほとんどが老母の移動のシ
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

各人の前に大問題として降りかかってくる、ごくごく個人的で小さな悩みをテーマにしている点は非常に面白かった。
今泉監督の自然で生きた言葉選びが好きだが、今作は少し堅苦しく、決めすぎていると感じてしまった
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テルアビブ・ベイルート(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

レバノンとイスラエルのあいだでの紛争がテーマになっている。
この戦争になじみがない日本人にとって、時系列で追うような形の作品は非常に興味深かった。

レバノン人はイスラエルに協力していた家庭であり、停
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山女(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

山田杏奈が良かった。
お話はオーソドックスな民話という印象。

自然の描写がキレイで、神秘的なイメージを作り上げられていた。
伝統芸能を思わせるような和楽器のBGMによる演出も気持ちがよかった。

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燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

香港の在りし日の姿が映されて、郷愁でうるっとくる。

文化と言ってもいい香港のネオンが法律により規制されていく。
確かに安全性や景観という観点で納得できる部分もあるが、やはり国の独自性を表現するうえで
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理想郷(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

地方の現状、想いと移住者との軋轢が描かれている。
様々な対立構造が画面の中で滑らかに変化しながら描かれていくのが素晴らしかった。

防衛策を取りつつも、対話で関係を構築しようとする移住者に対して仕掛け
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コンビニエンスストア(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ロシアの労働環境や出稼ぎにきた外国人に対してどのような態度で臨んでいるのかということを概観する映画
日本が外国人実習生に行ってきたことよりも多少は過激だけど、日本もそんなに変わらないよとおもって観たい
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神探大戦(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

クライムサスペンスの異様さと超能力アクションの爽快さを同時に摂取できる楽しい作品でした

主人公は超能力じみた推理力により、だれよりも先んじて事件を解決していく落ちぶれ元警察官。
本筋の事件に関わる数
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

なかなか楽しく、キャッチーな映画ですね
日本版のキービジュからだとなんかオシャレで目の付け所のいい気味悪作品って印象を受けるんですけど、意外と武骨でこれまでもしばしば扱われているテーマだなといった感じ
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グレート・インディアン・キッチン(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

グレートインディアンキッチンという名のごとく、
美しく、食欲を刺激させるインドの家庭料理が映画を彩る。

調べないとわからないような趣向を凝らした家庭料理は新しく家庭の一員となった、いわゆる”長男の嫁
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

サスペンススリラーと銘打たれてはいるものの、この作品の主題はそこにはないと私は感じました。

簡単にお話を追うと、異国の地マルセイユで殺人の罪に問われた娘ために、アメリカでも保守的な空気が残る土地から
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エル プラネタ(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

中身の伴わない見てくれだけの”映え”の世界を生きる母娘
いちいちのぞかせてくるスタイリッシュなファッションやポーズ、構図のきれいさに楽しさを見出しつつも、その見てくれの瀟洒さと比べるとあまりに色褪せす
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

テーマは今の人に刺さるし、
悲しいことの連続でどうして自分だけ……ってみんなが陥っている状況の極致を見せられるような映画で面白かった。

が、正直なところをいうとかなり節操のない脚本ではあるなと思うの
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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

まぁ、正直に言うと合わなかった。
何を見せられているんだという感想が一番に出てきた。

おそらく、売春で有名な島の一チョンの間の話。
女性たちは行き詰った生活をしているし、
そこの経営者は絵にかいたよ
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

予告の悪い予感を吹き飛ばしてくれるような作品。

なんかふざけたお遊戯会みたいな映画っぽい感じあるけどどうなんだろう
でも、脚本がバカリズムだからそんな甘っちょろいものは出してこないと信じたいけどなぁ
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