こたつrebootさんの映画レビュー・感想・評価

こたつreboot

こたつreboot

緩やかに再起動。ぷおーん。
たかが感想、されど感想。
いつもいつもありがとうございます。
→ブログはじめましたけど絶賛休止中です。
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

♪引っこ抜かれて、あなただけについて行く。
今日も運ぶ、戦う、増える、そして食べられる。

先進国全体が黄昏を迎えている昨今。
かつて「福祉国家」と言われたイギリスも喘いでいるようですね。“寝室税”と
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デンジャラス・バディ(2013年製作の映画)

3.3

♪デンジャラスなバディ でもいいんじゃない
でもいいんじゃない めまい起こしそう

「デンジャラス・ボディって、やっぱり“グラマラス”な女性がイヤーンな映画なのかなあ。ウシシシ」なんて下心満載で鑑賞し
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ボクの妻と結婚してください。(2016年製作の映画)

1.5

テレビ業界が衰退している一因を感じた物語。

根本的なところから受け付けない作品でした。
「放送作家《三村修治》は末期のすい臓がん。余命少ない自分の代わりに、妻子を幸せにしてくれる“再婚相手”を探す」
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パーフェクトゲーム 究極の選択(2007年製作の映画)

2.8

見せ過ぎの予告編でお腹いっぱい…のB級サスペンス。

猟奇連続殺人事件。
死体にはW△Zの文字。謎の火傷。拷問の跡。
初老の男性刑事と若き女性刑事のコンビがこの謎に挑む…ッ!という作品。

雰囲気は悪
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.2

響き渡る愛の唄。

今更ながらに初鑑賞でした。
なるほど。名作と呼ばれる所以が骨の髄まで納得できる作品でした。

だけど、この感覚を言葉にするのは難しいですね。
何しろ本作の良さは“理屈”じゃないので
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.8

玉砂利の底なし沼に。
ズブリズブリと嵌り込んでいく…そんな作品。

ニューヨークの古い集合住宅。
薄い壁の向こう側から聴こえる隣家の声。
そして、主人公《ローズマリー》の周りで起こる不気味な出来事。や
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あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

3.9

世の中の大半は余談で出来ている…そんな素敵な法則。

舞台はパリ。
主人公《パトゥー》にジャック・レモン。
ヒロインに《イルマ》にシャーリー・マクレーン。
そして、監督はビリー・ワイルダー。
って万全
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.9

『マーベル・シネマティック・ユニバース』第17作目。

『マイティ・ソー』三部作完結編というよりも。
『闘え!マーベルヒーロー!』第17話「大乱戦!?アスガルドが終末のときに天は裂ける!」と呼ぶに相応
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.4

♪ 世界が壊れて 僕らは泣いたんだ
(ムック『THE END OF THE WORLD』より)

本作はエドガー・ライト監督の作品。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホットファズ』に続く“スリー・フレ
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.2

“ライトノベル”ならぬ“ライトシネマ”。

時効を迎えた22年前の連続殺人事件。
マスコミの前に「私が真犯人です」と告白した男が現れた―という本作。現実においても、某事件の《犯人》が告白本を出版して話
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

2.5

攻略本必須の映像パズル。

あー。完全に苦手な作風でした。
「難解な作品」と伺っていましたが、物語としての謎解きが難しいのではなく、バラバラになった破片を組み立てるのが大変なタイプ…だったのですね。
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.8

親子そろって“アタマを空っぽ”にして楽しめる作品。

こういう映画は貴重ですね。
男女問わず子供と一緒に大人が楽しめますし、『ペット』と同じようにキャラクタの性格に動物の特性を結び付けているから、話を
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偉大なるアンバーソン家の人々(1942年製作の映画)

2.0

権勢を極めた一族の栄華と没落を描いた物語。

いきなり厳しいことを書きますが。
本作は“作品”と言えません。これは“商品”です。

と言うのも本作のオリジナルは130分超。
しかし、僕が観たものは88
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第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

4.0

コメディとサスペンスのミックスジュース。

さすがはビリー・ワイルダー監督ですね。
本作レベルの傑作でも、監督さんが手掛けた中では五番手か六番手。いやぁ。この圧倒的な安定感はなんでしょうかね。ガチで全
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.2

アレハンドロ・ホドロスキーの奇妙な冒険
        第二部 その誇り高き血統

本作は『リアリティのダンス』の続編。
主人公《アレハンドロ》が反抗期を経て、独り立ちするまでを描いた作品です。だから
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26世紀青年(2006年製作の映画)

3.9

盲人の国では片目の者でも王様。

いやぁ。なかなか面白い作品でした。
冒頭から「偏差値が低い人たちは、思慮が足りないから子供をたくさん作る」という展開ですからね。なかなか鋭い着眼点ですよね。まさしく“
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聖の青春(2016年製作の映画)

3.1

歩のない将棋は負け将棋。
早逝した村山聖九段を描いた物語。

実話を基にしている作品は難しいですよね。
故人や遺族に配慮すれば過剰な演出は選択できませんし、事象を並べるだけでは、知識欲は満たせても感情
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欲望のバージニア(2012年製作の映画)

3.4

従うのは法ではなく、己の矜持。
禁酒法の時代を舞台に、我がままに生きる男たちの物語。

ジョン・ヒルコート監督作品。
僕は『ザ・ロード』と本作しか鑑賞していませんが、無色透明の筆致が特徴的だと思います
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グッド・ライ いちばん優しい嘘(2014年製作の映画)

4.3

悪意で切れた鎖を善意でつなぐ物語。

うわぁ。これはかなりヘヴィな作品でした。
タイトルを見ただけで「あざといなあ」と思った自分を厳しく戒めたいですね。

題材からして。
スーダン内戦で故郷を奪われた
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ボディ・ダブル(1984年製作の映画)

2.5

ブライアン・デ・パルマ監督流の二次創作。

パロディとオマージュの境界線。
それって難しい線引きのような気がします。
観客の立場で明確に区分できるとは思えないし、区切る必要性からして甚だ疑問です。
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

4.2

ペンは剣よりも強し。

過去と現在。複雑な人間関係。パラレルワールド。
正直なところ、3時間で全てを表現するのは困難な世界観。しかも、全体的に暗い映像が続くから「よーし、ヒーロー映画を観るぞー」なんて
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

2.5

『DCエクステンディッド・ユニバース』第5弾。
冷凍食品で作られたお子様ランチのような作品。

どちらかと言えば。
マーベルよりもDCの方が好きです。だから、今年の夏も劇場で鑑賞したのは『スパイダーマ
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アポカリプト(2006年製作の映画)

4.3

族長(オサ)ッ!族長(オサ)ッ!

「すげー」と口をあんぐり開けてしまうほど。
ただひたすらに圧倒される作品でした。

まず、題材からして挑戦的。
“マヤ文明に生きる一部族”の物語なのです。
しかも
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なま夏(2005年製作の映画)

2.0

後ろを向いたら、アダルトビデオ。

吉田恵輔監督のデビュー作。
ゆうばり国際映画祭で部門グランプリに輝いた作品…ということで、割と期待して鑑賞したのですが…。んー。正直なところ、最後の数分間だけが輝い
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ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013年製作の映画)

4.3

麻生久美子さんの真骨頂。

“ばしゃ馬さん”こと《馬淵みち代》は。
脚本家を目指すアラサー女子。ひたすらに書き続けては新人賞に応募し、落選する…その繰り返し。挙句の果てには、元カレに「おまえの物語って
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シリコンバレーを抜け駆けろ!(2002年製作の映画)

2.1

“駆け抜けろ”ではなく“抜け駆けろ”。
その邦題のセンスのようにズレている作品。

ロザリオ・ドーソン姐さん目当てでしたが…。
正直なところ、とても肩が下がる作品でした。
脚本が破綻しているので、コメ
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.3

実数と虚数が交差する放物線。
数学者《ジョン・ナッシュ》の方程式。

率直に申し上げて、評価に困る作品ですね。
“実在する人物の物語”だと知って鑑賞すれば「よくぞ描いた」という気持ちになるのでしょうが
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殺しのドレス(1980年製作の映画)

3.5

ブライアン・デ・パルマ監督の真骨頂。

サスペンスとはジャンクフード。
「次はどうなるのか」という好奇心を満たすだけの代物なのです。ただ、実際のジャンクフードと違うのは、食べ終わった後に爪の間からコン
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エンジェル ウォーズ(2011年製作の映画)

3.2

ザック・スナイダー監督の趣味の世界。

ザック・スナイダー監督は。
『DCエクステンデッド・ユニバース』シリーズを手掛ける人気監督であり、写真を伺う限りでは“笑顔が素敵”なイケメン。アメリカの西海岸で
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.4

海の上にぷかりぷかりと浮かぶ月。
どこまでも独りで、どこまでも美しく。

とても静かでスリリングな作品でした。
説明的な台詞や場面を削ぎ落としているから、断面が尖っていて、気を許せばブスリと刺さってし
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.7

銃ではなく、勇気と信念とモルヒネと。

メル・ギブソン監督の作品は。
家系ラーメンのように“こってり”した筆致。
鑑賞後に思わず「うっぷす」と呻きたくなるのですが、それでも嫌いになれないのは…やはり、
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純喫茶磯辺(2008年製作の映画)

3.8

現実と喜劇の境界線。
「幸せって日常の積み重ねだよね」なんて言える佳作。

いやぁ。さすがは吉田恵介監督。
派手な場面なんて一つもないのに、心に爪痕を残していく作品でした。特にダメな大人たちを描かせた
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アンストッパブル(2010年製作の映画)

4.0

いつだって格好良いのは“プロフェッショナル”の心意気。

毒物を載せた貨物列車が暴走。
慌てる鉄道指令室。対応策を検討する役員会。株価の変動を気にする経営陣。空撮するヘリコプタ。踏切でカメラを片手に待
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.6

とても素敵な作品でした!
この“邦題”を除いては…ですが。

原題は『The Cure』…つまり“治療方法”。
主人公《エリック》の「友人《デクスター》の病気を治したい」という気持ち…それを端的に表現
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.5

マシンガンから乱射される狂犬のエレジー。

「傷は男の勲章」
…と誰が言い出したのかは知りませんが、本作の主人公《トニー》は顔に傷がある男。向う見ずで誰にでも噛み付く…まさしく狂犬。剥き身の刃。そんな
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300 スリーハンドレッド 帝国の進撃(2014年製作の映画)

2.7

『300〈スリーハンドレッド〉』の続編。

マッチョ!マッチョ!マッチョ!
前作の印象は、それに尽きました。
だから、本作も同じ方向性…だと思っていましたが、今回の敵は女将軍《アルテミシア》。序盤から
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