こたつむりさんの映画レビュー・感想・評価

こたつむり

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たかが感想、されど感想。
いつもいつもありがとうございます。
アカウント名を変えました。
少しずつでも前に進んで行けますように。

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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

4.0

★ 冬の風、潮の匂い、そして僕の太陽

まさしく「一寸先は闇」的な作品でした。
ラーメンを食べていたと思ったら焼きそばだった…。あるいは、ネコだと思ったらパン。しかも、一斤。そんな不思議な感覚を味わえ
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砂漠の鬼将軍(1951年製作の映画)

3.8

★ 敵すらも褒め称えた“英雄”の死の秘密

藤子不二雄先生の『まんが道』で知った作品。
ちなみにその『まんが道』では、本作に影響を受けて『砂漠の牙』というマンガを仕上げる…という流れになるのですが、そ
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.8

★ 20世紀末、僕らの青春は狂っていた…

何処までも、川は流れ
何処にでも、淀みは在り
岸辺にこびりつく泡が僕ら
昨日と、その前の昨日と、その前の前の前の

何処へでも、煙草を燻らし
何処ででも、食
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スターダスト(2007年製作の映画)

4.0

★ 星はなんでも知っている…

うはは。これは地味に良作。
作風はファンタジーの皮をかぶったコメディ。
マシュー・ヴォーン監督の手腕が遺憾なく発揮された娯楽作品でした。

何しろ、最初から飛び道具感が
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

4.1

★ ジュマァァァンジィィィィッ!

これまた思っていたよりも面白い作品でした。
佐藤くん(仮名)にネタバレされる前に鑑賞して良かったです。

物語の基本構造は前作と同じ…。
なのですが「今どき、ボード
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

4.1

★ ジュマァァァンジィィィィッ!

これは傑作ですね!
公開当時、佐藤くん(仮名)に最後の展開まで熱く語られたので避けていたのですが…うん。観て良かったです(熱く語る気持ちも分かりました)。

作品と
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ザ・レイド(2011年製作の映画)

4.0

★ 暴力!暴力!暴力!

『映画秘宝』2012年度ベスト第1位。
そんな評価の高さに惹かれ、鑑賞してみましたが…。

「なにこれ、怖いぃぃぃ」
と口から漏れるほどに張り詰めた緊張感と、圧倒的な暴力。ア
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パワーレンジャー(2017年製作の映画)

3.8

★ クリスピー・クリームの前で君と握手!

いわゆる逆輸入版スーパーヒーロー。
大元となる日曜朝の番組も低年齢層向けですし、本作についても芳しくない評判を耳にしていたので、期待値低目で臨んだのですが…
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地獄の英雄(1951年製作の映画)

4.0

★ 夏草や 兵どもが 夢の跡(松尾芭蕉)

これは傑作でした。
だから、毎度のことですが今回も書きますよ。
「ビリー・ワイルダー監督はバケモノか!」

もうね。監督さんの高打率には脱帽ですよ。
陳腐な
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不能犯(2018年製作の映画)

3.2

★ 不、腐、負、腑、訃、怖。

サスペンスだと思ったらホラー。
しかも、原作はマンガなのですね。
短編集を積み上げたような感覚も納得の仕上がりでした。

物語としては、不可能犯罪を繰り返す男と、それを
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少林サッカー(2001年製作の映画)

4.2

★ 「喰らえ!渾身のタイガーショット!」
  バシィィィィィッ!
  「な、なにィ!?と、止めただとっ?」
  
いやぁ。最高ですね。
「時間を忘れて鑑賞する」というのは映画における最高の誉め言葉。気
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.7

★ 全ては三枚の広告から始まった…。

これはレイプ犯を探す物語…ではなく。
警察と被害者の母の対立…が主眼でもなく。
後悔の念を主軸として人間性を堀り下げる…わけでもなく。

其処に在るのは、怒りに
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

2.8

★ 最終回じゃないぞよ
  もうちっとだけ続くんじゃ

『ワイルドスピード』最終章(上巻)。
…だそうです。確かにシリーズ開始から16年。主要人物たちも歳を重ね、第一作目では二十代だったミシェル・ロド
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デトロイト(2017年製作の映画)

3.9

★ こわせ!こわせ!こわせ!
  うばえ!うばえ!うばえ!

1967年のデトロイト暴動。
…を背景に、渦中で起きたアルジェ・モーテル事件を描いた物語。てっきり、暴動全体が分かる群像劇だと思っていたの
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.2

★ あいつがマクロで、わたしがミクロで
  記念すべきMCU20作目!

うーん。正直なところ、微妙でした。
監督さんは変わっていないのですけどね。
前作『アントマン』で見た“輝き”を失っているのです
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

2.1

★ サムいから…サムい夜だから…
  誰かに伝えたくて…酷評だとしても…

「観た人、全員ダマされる…」
そんな予告編に惹かれて鑑賞しましたが…。
うん。見事なまでに騙されましたねえ、予告編に。

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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.0

★ 奪え、守れ、二丁のライフルとともに!

ガイ・リッチー監督デビュー作。
…だからなのか、監督さんのエキスを濃密に感じる一作でした。

物語としては、次回作『スナッチ』と同じ犯罪コメディ。軽妙な筆致
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.3

★ 「どぉなっちゃってんだよ」
  「人生ガンバッてんだよ」

ガイ・リッチー監督作品は初鑑賞。
なるほど、こういう作風なのですね。
アメリカにタランティーノ監督がいるように。
イギリスにはガイ・リッ
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

3.4

★ 空を飛ばないクルマはただのクルマさ。

「思えば遠くに来たもんだ」
と言いたくなるほどに続いたシリーズ第7作目。主人公《ブライアン》を演じたポール・ウォーカーの遺作でもあります。

だから、かなり
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.8

★ 「ホンモノをくれよ!」

『万引き家族』と並んで今年話題の邦画。
拡大公開の波に乗るように観てきました…が。

残念なことに期待し過ぎたのは否めず。
本作は「年棒480万円の2軍選手が、バリバリの
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パディントン 2(2017年製作の映画)

4.1

★ いつだって“くま”は探しています。

前作に引き続き、素敵な物語でした。
相変わらず善意が先行している優しい世界観。
小さなクマが日常風景に溶け込んでいる…それだけで温かい気持ちになるのです。
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パディントン(2014年製作の映画)

3.8

★ この“くま”をよろしくお願いします。

この世界観、良いですねえ。
善意が先行しているから温かくて。
誰もが安心して鑑賞できる雰囲気。
とても穏やかなファンタジーでした。

勿論、大人目線だとツッ
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トライアングル(2009年製作の映画)

3.7

★ 夜空に浮かぶ絶望の大三角形
  それは、後悔×懺悔÷自己弁護の方程式

これはなかなかの掘り出し物でした。
「海で遭難した六人の男女が自力で辿り着いた豪華客船。助かったと思ったのも束の間、彼らを待
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皇帝円舞曲(1948年製作の映画)

3.6

★ 湖を泳ぎ切るほどに、あなたに逢いたい…

ビリー・ワイルダー風ミュージカル。
…なのですが、ぶっちゃけた話。その演出が成功しているとは思えませんでした。歌って踊るだけでミュージカルが成り立つわけで
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.8

★ 芸術家の苦悩を辿る哀しい軌跡

ゴッホが遺した手紙を届けに行く主人公。
しかし、期せずして彼の死に絡み取られていく。「なぜ、ゴッホは自殺したのか?」を追求する物語。

正直なところ。
物語の構成と
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

3.3

★ うっだらァァァァッ!

シリーズ6作目。
と長く続けば初期の雰囲気から変わってくるのも当然。しかも、シリーズ化される…ということは人気がある、ということですからね。期待を満たすようにすれば最大公約
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.7

★ つつみ、つむぎ、つづけ、つなげるもの。
  あなたが見つけてくれたから。

「自分が愛した人は存在しない人だった…」
まるでミステリのような予告編が気になったので鑑賞しました。

…が、実はミステ
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殺人ゲームへの招待(1985年製作の映画)

3.0

★ ミステリ×ボードゲーム÷映画=??

ボードゲーム『Clue』。
このゲームは“犯人を捜す”ことが目的。
サイコロを振り、カードを引き、対人で駆け引きしながら推理する…ミステリ好きならば「一度はプ
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エネミー・オブ・アメリカ(1998年製作の映画)

3.3

★ 国家の敵のだいたいは自国民です。

JR埼京線の車内に監視カメラが付きました。
主たる目的は頻発する痴漢防止とのこと。それだけを聞いたら「痴漢抑止対策になるなら仕方がない」なんて思いますが…果たし
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少佐と少女(1942年製作の映画)

4.0

★ フランス陥落
  …それは駐屯地の防衛力の問題

「やだ、なにこれ、楽しい」
思わずそんな言葉が口から洩れるほどに素敵な作品でした。

物語としては。
汽車代を誤魔化すために主人公が年齢を謀るコメ
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

★ 荒ぶる浮遊、詭弁を弄して夜を騙すな

うーん。良質な小説を読み終えた気分。
とても素敵な物語でした…が、賛否両論になるのも当然だと思いました。

何しろ、情報を詰め込み過ぎなのです。
絵柄はシンプ
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ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

4.0

★ いくぞぉ?オマワリサン達ィ…

良識ぶち壊し系映画(常套句)第5弾。
…だと思っていましたが、序盤の30分はフツーのアクション映画。前作も微妙にシリアスなノリだったので「本作もそれ踏襲しているのか
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川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

3.9

★ 笑いと哀しみに満ちた川辺の骨拾い

結局ね。みんな“中の下”なんスよ。
でも、しょーがないじゃないスか。どう足掻いても棲む場所は最初から決まってるんス。強者と弱者ではアタマの構造からして別の生き物
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マザーハウス 恐怖の使者(2013年製作の映画)

3.3

★ メビウスの宇宙(そら)を越えて

傍らに転がる夫の死体。
闇の向こう側に消えた息子。
残された彼女に下された審判は殺人罪。
しかし、彼女は言う。「息子は家に喰われたのだ」と。はたして真実は何処にあ
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.1

★ 育児は世界を救うことより難しい。

「続編の方が面白い」
とゲームではよく聞く話ですが、映画では稀。しかし、それを易々と行ってしまうのがピクサー。もうね。感嘆の溜息しか出ません。

だから、本作も
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

3.6

★ はたしてヒーローにマントは必要か?

飛ぶ鳥を落とす勢いのピクサースタジオ。
…ではありますが、遂に弱点を見つけましたよ。

それはタイトル。
本作は舌を噛みそうなほどに言いづらいし『ファインディ
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