★ ひとりの囚人は壁を見ていた
ひとりの囚人は鉄格子から
のぞく星を見ていた
イタリア発コメディ三部作の完結編。
…なので前作及び前々作の鑑賞は必須でした。
何しろ、これまでの伏線が繋がり>>続きを読む
★ 自分の感覚に従え!
脳みそスッカラカンで
イケイケドンドンだぜ!
いやぁ。グレートですな。
鼻の下を伸ばしながら楽しめる物語。
キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー>>続きを読む
MC)悪魔の森の奥深く
一見、何の変哲もない古い屋敷
ただ、その一室からは 毎夜毎晩
少女の悲鳴にも似た叫び声が
聞こえるとか、聞こえないとか…
悪魔崇拝を軸に描いたサスペンス。>>続きを読む
★ 自由に!
自由に生きようとしただけなのに!
映画愛+暴力表現+コメディと来れば答えは一択。「これはタランティーノだ」と鼻息が荒く。予想よりも笑いのツボがピタリとハマり、序盤はゲハゲハと楽しん>>続きを読む
★ 夫婦喧嘩は犬も食べない
とても居心地が悪くなる作品でした。
見た目は華麗なのですけどね。
根底に流れているのは情念。
ドロリとした物語なのです。
何しろ、主軸は男女の関係。
傍目からは分からな>>続きを読む
★ 御用だ!御用だ!御用だ!
ミステリ映画として評価が高かったので鑑賞。
…したつもりが、別の作品と混同していました。
本作は1963年公開。
評判が良かったのは1941年公開。
そう。同じタイト>>続きを読む
♪ 「到着 5分02秒前」
針は君を指してる
“ミステリ大国”スペインらしい作品でした。
「特定の場所で繰り返される惨劇。共通するものは、ある数字だった。はたして、この数字の向こう側にある真実と>>続きを読む
★ ナチスの技術は世界一ィィィッ!
『いつだってやめられる 7人の危ない教授たち』の続編…ですが、やっぱり前作は助走でしたね。ノリきれない印象が強かったのは、登場人物たちの性格や周辺の状況を説明する>>続きを読む
★ 下人の行方は、誰も知らない。
「ジャングル奥深くで軍事訓練が行われた。
しかし、そこで生き残った者は二人だけ。
はたして、その場所で何が起きたのか…?」
いやぁ。これがミステリ映画ですね。>>続きを読む
★ 君ともこうしてわかり合えたんだ
人はいつか時間さえ支配することができるさ
皆々様方、これは紛うことない傑作でした。
だから、大手シネコンの取り扱いに“スルー感”を感じるのが至極残念。確かに僕が>>続きを読む
♪ 泣けない女のやさしい気持ちを
あなたがたくさん知るのよ
吉田恵輔監督の作品って生々しいですよね。
視線を逸らすような描写を“あえて”選びますからね。本作で言えば、母親(70)が息子(42)の>>続きを読む
★ 沈黙で伝わるもの、伝わらないもの
「音を立てたら即死」
なんてノミの心臓である自分には耐えられないッス。でも観てみたいッス…と、好奇心を煽るキャッチコピーに誘われて鑑賞しました。
が、心霊映画>>続きを読む
♪ ヤバいことならゼニになる
チャンカチャンカチャンカチャンカ…
ヤバいことならゼニになる
チャンカチャンカチャンカチャンカ…
そんな作品でした。
え?分からない?じゃあ、もう一度…。>>続きを読む
♪ 頭に浮かべ未来の世界
モラルの皮を脱皮して
主人公は記憶探偵。
彼の生業は、記憶の海に飛び込み、事件解決のために“情報”を探ること。今回の案件は、ある少女の摂食障害の克服。一見して簡単そう>>続きを読む
★ おれは“労働者”をやめるぞッ!
イタリアの映画。三部作。コメディ。
そんな情報だけで鑑賞しました…が、先入観以上に社会派の色が強い作品でした。
物語としては、職を追われた教授たちが専門分野の知>>続きを読む
♪ 朝寝坊のニワトリ
徹夜明けの赤目のウサギ
ピーターラビット。
それは清楚なお嬢様が好きな物語。
…なんて先入観を抱いていたのですが、巷で耳にする評判は真逆。好奇心に誘われて鑑賞しました。>>続きを読む
★ 緩やかに再起動。ぷおーん。
リメイクが狙うメインの客層。
それは“オリジナルを見ていない人”だと思います。
だから、オリジナルとの違いを比較して「面白い」「面白くない」と言うのは好ましくない、>>続きを読む
★ 瓢箪から駒が出る…それは奇跡の物語
映画ってね。基本的にはウソばかりです。
というかね。人生自体がウソばかりです。
たぶん、すべては僕の妄想。僕が死ねば世の中すべてが消えてしまうのです。うひひひ>>続きを読む
★ 分裂する細胞核
あるいは拡大解釈の果てに
アンドロメダ。
それは地球から約250万光年の距離に位置する星雲。あの名作『銀河鉄道999』の終着駅が存在する場所でもある…。
そんな天体の名前が>>続きを読む
★ 天上天下唯我独尊
どうせ散りゆく華ならば
今宵は派手に咲き乱れましょう
学生運動の爪痕が残る近未来。
湿気がこもるコンクリートの中で吐き出される青白き炎。それは、愚直なまでに純化した魂が>>続きを読む
★ 「越後屋、おぬしも悪よのう」
「いえいえ、お代官様ほどでは」
圧倒的な社会派エンタテインメント。
なるほど。これが『半沢直樹』を執筆した池井戸潤先生の作風なのですね。「倍返しだ!」という流行>>続きを読む
★ 裏の裏は表。
では、裏の裏の裏の裏の喪の裏は?
とても薄気味悪い作品でした。
主人公は、人前で演じることが苦手な手品師(マジシャン)。しかし、腹話術の人形を相棒にしたところから、運命は回りだ>>続きを読む
★ 僕は狂っていた、どうってことないサ。
いいですねえ。
こういうイカレた物語は大好物。
ジャンジャンバリバリ、赤字覚悟の出血大サービス!脳汁ズビズバ大放出ですよ。
もうね。オープニングからして濃>>続きを読む
★ 明日のために昨日の扉を開く物語
鑑賞後に誰かと語りたくなる作品でした。
何しろ、様々な要素が絡み合っていますからね。一面だけで捉えるのは難しいのです。
それは、ユダヤ人を縛る黄色い六芒星。
そ>>続きを読む
★ ヒーローの資格
…それは何度も立ち上がること
正直なところ、最初はかなりヤバかったのです。事前情報を仕入れていなかったので、主人公の立ち位置がまったく分からず。感情を添わすことなく物語に振り>>続きを読む
♪ 芽が出て ふくらんで
花が咲いたら じゃんけんぽん
「真の邪悪とは何かッ?」
と侃々諤々の議論を交わしたくなる作品でした。ちなみに僕は“電車の中で迷惑行為に及ぶ輩”が真の邪悪だと思います。混>>続きを読む
★ 地図に残る仕事。
歴史に名を遺す“難工事”を描いた作品。
某ゼネコンでは本作を鑑賞しないと幹部に昇格できない…なんてウワサが流れるほどに熱い物語でした。
何しろ、北アルプスの山間にダムを構築す>>続きを読む
★ 咲かない花はドライフラワーになれない
うわぁ…これはとてもイヤな奴ですねえ。
主人公の《神崎優子》は、元アイドルだけにプライドが高く、自己中心的で嫉妬深い三十路。あまりにも痛々しくて目を逸らした>>続きを読む
★ 喜べ、苦しむことで過去は永遠となる
見事なまでの完成度に魂が抜けました。
寒々しい銀景色の向こうに転がる慟哭は心臓を握りつぶす勢いで耳を劈くのです。いやはや…感嘆の溜息すら凍てつく作品でした。>>続きを読む
★ ルール20 人を見たらゾンビと思え
タイトルどおり、ゾンビ映画です。
右を見ればゾンビ。左を見ればゾンビ。
しかも、新世紀型なので走りますし、学習もします。だから、逃げ出すのも容易ではなく、殺伐>>続きを読む
★ 親が子供より長生きすること
そこに意味があるのか…僕にはわからない
これは言葉に詰まる作品でした。
1965年にインドネシアで起きた大量虐殺。
共産主義者のレッテルを貼られた彼らは“隣人”に>>続きを読む
♪ 今日は戸棚でひるね ひるね
うっかり寝過ごし 朝が来て
…硬くなりました
ヒーローに憧れるだけの時代は終わりました。
サム・ライミ監督の『スパイダーマン』が彼らの孤独を描き、クリストファ>>続きを読む
★ 誰がために映画は在るのか?
不遇の天才、オーソン・ウェルズ監督作品。
ということで、本作は『偉大なるアンバーソン家の人々』や『上海から来た女』と同様に、監督の意向に副わない編集が施されていたそう>>続きを読む
♪ 心はまたまた肉の奴隷。
精神性など午睡の夢だ。
どちらを向いても肉、肉、肉、肉…。
四方八方、肉、肉、肉…二×九=十八。
いわゆるひとつのドラッグムービーでした。
一応、物語(らしき>>続きを読む
★ 池田エライザ!池田エライザ!
ルームロンダリングとは?
過去に自殺や他殺があった“事故物件”の浄化を行うお仕事です。おわり。
って適当な説明でスミマセン。
でも、そのくらい「ゆる~い」物語だか>>続きを読む
★ この裁判…詰むや、詰まざるや…如何に?
これは面白い!面白いですよ!
鼻息が荒くなるほどに見事なサスペンス。
知名度の低さが信じられないほどに、脳汁がズビズバと垂れ流しになる物語なのです。むふふ>>続きを読む