こたつむりさんの映画レビュー・感想・評価 - 65ページ目

偉大なる、しゅららぼん(2014年製作の映画)

2.1

えーと。
予告編を見て興味が湧いたから鑑賞したのですけどね。
うん。
まあ、なんというか。
家族の助言は大切にした方が良い、
ということを実感しましたよ。
というかですね。
改めて予告編を観返してみて
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

いやぁ、面白かった。フィルマークスでお薦めされていなければ観ることのなかった映画です。
本当に心から思います。本作の感想を書いた方々へ感謝。

本作を観て思ったのは、本当に素晴らしい教師は個人を否定し
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.8

宇宙人は本当にいるのでしょうか?

僕は『古代の地球に存在した先住民族が宇宙に飛び出して宇宙人と呼ばれるようになった』説に一票を投じたいと思っています。ってムーの読み過ぎですか?ムーが好きだったサカモ
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.4

説明書どおりにプラモデルを作ったはずなのに、
完成形に違和感を感じてしまうような…。
どことなくなんとなく、
もやもやした残滓がこびりついてるような…。
作品中の表現を借りるならば、
頭の中に毒の霧が
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.9

いきなり余談から始まるのですが、僕は再鑑賞のつもりだったのです。よく憶えていなくても本作を既に観ていると思っていたのです。
しかし、冒頭30分を過ぎても主人公が出てきません。というか、そもそもソマリア
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俺はまだ本気出してないだけ(2013年製作の映画)

2.0

あー。
たぶん、僕は本作を撮った監督さんと相性が悪いんでしょうな。『女子ーズ』も楽しめなかったので、きっとそうなのだと思います。

なので、本作の感想は手厳しいものになってしまいます。思わず、「この映
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フューリー(2014年製作の映画)

3.8

ひたすらボディブローのように
鳩尾を叩き続けられるような作品。

それでも、戦争映画に耐性が付いてきたのか、さらりと観てしまった自分が怖いです。物語の背景に目を凝らすと、色々と心を抉るような小道具があ
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.8

不思議な映画です。1回目の鑑賞よりも2回目の鑑賞の方が面白く感じました。もしかしたら、3回目の鑑賞になったら、もっと面白く感じるのかもしれません。まるでスルメのような映画です。噛めば噛むほど味が出てき>>続きを読む

ワルキューレ(2008年製作の映画)

3.4

本作品のタイトルはドイツ語読みだと『ワルキューレ』、英語読みだと『ヴァルキリー』。いつも僕はどちらがどちらだか分からなくなります。ああ、ややこしい。
余談ではありますが、『ワルキューレ』と言えば銀河鉄
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ゼロ タウン 始まりの地(2012年製作の映画)

3.5

悪評高き『TSUTAYAだけ』が贈る映画ですが、思ったよりも良作。『TSUTAYAだけ』も頑張れば出来る子なのですね!って皮肉たっぷりで失礼しました。

さて、本作でありますが、パレスチナ難民の少年と
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.9

トム・クルーズとブラッド・ピットの夢の競演映画。若かりし頃に観たのですが、中途半端な記憶で感想を書きたくないので再鑑賞いたしました。

いやあ、初見時はブラッド・ピット大好きな友人に洗脳されていたのか
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

2.9

一晩寝かせておいたスープの上澄みだけで作られたように、とても上品で繊細な作品。

僕は、解釈を一方的に押し付けてくる作品は苦手です。ほら、ここで泣いて~とか、ここで怒って~とか、製作者の意図が見え隠れ
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.2

幾つもの細胞が重なり合ってひとつの物語を紡ぎだしている作品。

本作品は海外の推理小説の匂いが漂っている一品でございます。しかも、かなり原文に忠実であろうとしたかんじ。なので、一つ一つのシーンは丁寧に
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モールス(2010年製作の映画)

3.0

かつて戦争という隠密性が尊ばれる状況下で、赤色や金色の機体に好んで乗り込んだ御方が放った言葉を本作の主人公に送りたいと思います。
「認めたくないものだな、自分自身の…若さ故の過ちというものを…」

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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

2016年初見。麻薬中毒者の話をエンターテイメントに仕上げてしまった問題作。とりあえず、鑑賞前に1ポンドあたりの為替レートを調べておいた方が良いかも。5ポンドっていくら?

自分で言うのも恥ずかしい話
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.8

つるつるの玉子豆腐が壊れていく様をスローモーションで撮ったような映画。精神が不安定な時は絶対に観ないでください。

いつも思うことですが、人生は厳しいようで温く、温いようで厳しく。言い換えるならば一寸
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.4

自分の中での史上最低の映画を語るのならば、本作品についても言及しないとダメだと思い、感想を書き直しさせていただきました。また、それに合わせて点数も修正しております。

さて。
僕が忌み嫌うものは『生命
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脳男(2013年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

以下の文章は本作を酷評したものですので、本作のファンの方は読まない方が良いかと思います。

僕が不遜にも本作品に最低の評価を下しているかというと“観終えた後に不快感が残る”からであり、既に出版されてい
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.8

王道こそ覇道。
『運命じゃない人』『アフタースクール』の内田けんじ監督が創られた作品ですが、前2作ほど凝った脚本ではなく、真正面から丁寧に創られたコメディであり、誰にでもお薦めできる作品。超優良作。
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アフタースクール(2008年製作の映画)

3.4

アフタースクール=放課後。放課後って聞くと、何だかエッチなものを期待してしまいますが、本作では一切そういうものはありません。というか、そういうのを期待するのは僕だけですかね? げふんげふん。

さて。
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.5

若者向けテレビドラマ風エンタテイメント。

いきなりですが、ロールプレイングゲームは準備が大切です。

スライムを退治し、武器を整え、情報を集める。でないと、途中で挫折する可能性があります。それは人生
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

観客の記憶力と構成力を試しながら、記憶とは何かと問い掛けてくる映画。
以前に鑑賞したけど内容を忘れてしまったので再鑑賞。

実は短時間で記憶を失うという恐怖は他人ごとではなくて、人の顔、名前、話した内
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アザーズ(2001年製作の映画)

2.8

三角形の積み木の上に逆三角形の積み木を重ねているかのようなバランスで成り立っている作品。

本作品については感想を書くのがとても難しいのです。未見の方の楽しみ…本作は人を選ぶ作品なので、楽しめるかどう
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.3

犯人はヤス、と同じくらいネタバレが出回っている作品。もしも、周囲に本作品のこともネタバレのことも知らない人がいたら、是非とも事前情報を与えずに鑑賞を奨めてあげてください。

さて。
本作が最も成功した
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

3.6

TSUTAYA発掘良品にてお薦めされていたので借りた作品。とても良質なミステリでありました。さすが発掘良品!『TSUTAYAだけ!』と違って安心して鑑賞できましたよ!(←皮肉付き広告)

僕は寡聞にし
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ベイマックス(2014年製作の映画)

3.5

ベイマックスはアメリカ製のアニメだから『マシュマロ』っぽいのでしょうか。つまり、日本で本作が創られたのならば『お団子』のようになっていたのかも…と考えるとアメリカで創られて良かった…のか?と日本アニメ>>続きを読む

ターミネーター4(2009年製作の映画)

2.3

砂と鉄と瓦礫の乾燥した世界の乾燥した人間と機械の戦いを描いた作品。

前作において『3』が『2』を否定しましたが、なんと本作はその『3』を否定しています。否定の否定!反対の反対の反対!ってバカボンのパ
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ターミネーター3(2003年製作の映画)

2.4

親を否定するということは自分自身すらも否定する、という覚悟が必要なのです。ということで、安易に親を否定してはいけませんよー。と道徳的な気分になる映画。あら、嫌味がたっぷり過ぎるかしらん。

続編が前作
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.0

壮大なプロローグであった前作を踏まえて繰り広げられるエンターテイメントの頂点。

前作は『追われる→逃げる』という縦軸だけでありましたが、本作はそれに加えて『T-800との交流』という横軸が加え、更に
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サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

3.4

2015年大晦日に初見、というか大晦日に観る映画ですかね、これ。
しかし、聞きしに勝る作品でありました。どうして1970年代の作品というのは狂気を孕んでいるのでしょうか。小道具とか音楽とか表現とか、現
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ターミネーター(1984年製作の映画)

2.9

1980年代の壮絶な鬼ごっこ。
最後の5分間のためだけでも観る価値がある映画。

若かりし頃に
「ターミネーター2は観たの?」と友人に問われたので、「いや、観たことないよ」と返答すると、
「おまえ、そ
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メタルヘッド(2010年製作の映画)

4.2

タイトルはメタルだけどBPM90くらいのバラードが似合う作品。
個人的にはRadioheadの『Paranoid Android』あたりが一番似合うと思いました。って、全然メタルではないですけれども。
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僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)

3.7

人を喜ばせるモノを作れたときの幸せは何にも勝る。そんな素敵な気持ちがぎゅっと詰まった作品。

文を書いたり、絵を描いたり、
像を象ったり、色を彩ったり、味を加えたり、
どのような色でも形でも匂いでも、
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エド・ウッド(1994年製作の映画)

4.0

史上最低の映画監督と呼ばれたエド・ウッドを描いた作品。良作…だと僕は思うのですが。

僕にとっての史上最低の映画は…いずれ、このフィルマークスで感想を書きたいと思っています。
というか、実は既に書き終
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.9

今更ながら鑑賞。現実を超えた、なんて陳腐な言い回ししか思い浮かばないほどの美麗なグラフィックで綴るファンタジー。良作。

もうね。冒頭から心の汗が流れまくるんですけど。冬なのにおかしいんですけど。
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フランケンウィニー(2012年製作の映画)

3.7

僕は猫の猫による猫のための国家樹立を夢想していたほどの圧倒的猫派なのですが、本作品を観たら犬も良いなあ、なんて日和たくなった作品。良作。

ティム・バートン監督作品なので、当然のように不気味な世界観で
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