見ていない世代には、ココからさかのぼる為の斬新なファーストであり、どストライク世代には、まさかの展開からすべてを思い出させてくれる最高のラスト。
夢とかアツい思いをどこかに置き、日々に追われている>>続きを読む
「岸井ゆきのは、なぜこれほどにも映画に必要とされるのか」
の結論とも言える納得作品。
こんな人がいても、いいんじゃない。
押しつけでもなく、ただそこに在るだけ的に描いた、ある意味優しい世界観。
『強い想いが起こす奇跡』を描いたファンタジー作品が好きで、本作の大枠はまさにそれ。
しかし今回は受け入れ難さが強く、なおかつ後で伏線回収しますね感が多めなので、全体的に残念な仕上がりに。
有村のミ>>続きを読む
愛情の方向を間違え、映像化の方向も間違えてしまった気がしてしまう。
女性キャストは豪華かつ見事。しかし男性キャストはパッとしないアンバランスさもイマイチな点。
壮大なスケールになった『君の名は。』以降、救世主か世紀末かを主人公にゆだねる残酷さは新海監督のおそろしい魅力。
同時に、何をもってハッピーエンドと語るのかをいつも問われている気がしてならない。
生きている人にとっても、死んだ人にとっても、生死をさまよっている人にとっても、あんな世界がきっと存在していてもいいんじゃないかな。
生とは幻想。死とは空想。
感情がない≒愛がない
そうだけど、そうじゃない。
感情がないという感情に気付く
複雑な感情。
主人公は深水元基で、言うほどゴンママ出てこないし、タイトル回収も一瞬なら、あらすじにそう書いた方がいいんじゃないかな。遠回し感。
四組それぞれのクズ具合が違うから客観的に見れる側としては面白い。
が、知らないうちにあっち側にはなりたくない(笑)
キャストの使い方は豪華だけど、福山と柴咲の絡みがもうちょっとあっても良かった気がする。
タイムリープの無限ループ。
『ドロステのはてで僕らは』がハマった人にはかなりストライクな面白さ。
欲しいものを手に入れることより、その過程で得ているものに気付く大切さ。
生きることを
ぜんぶ背負いすぎてしまった少年。
それはあなたのせいじゃない。
プラスを得たいんじゃなくて、大きなマイナスをただただゼロに近づけたいだけなんだよなと。
それは見返りという言葉では片付けられない。
それなりのキャストでそれなりのスピードと展開があって、まさにであり久々にも思えるような、万人受けするタイプの王道の邦画を観た気がした。
『シン・ゴジラ』は超えていないが、ウルトラマン愛を感じ、ウルトラマンからの愛も感じた作品。
はじまった途端、一気に子供の頃に引き戻されたワクワク感に鳥肌が立った。それだけでも十分な価値。
独特な世界観を変わらず貫き、映画という枠に収まらない蜷川ワールドを確立しているのは素晴らしい。
セリフで語りすぎないが、足りない部分はアニメーションで補われており、真奈の視点で話が進み、すみれ目線で回収される構成。
物語の多くは、側面しか見えていないということを改めて突き付けられる。
平行線は交わらない。
両者の思いや言い分が理解はできる。だからどちらの味方にもなれない。
胸がザワザワする作品。
ガッツリ泣かせるのか、しっかりラブストーリーを見せるのか。はがゆさが残ったのでもう少し明確に描いて欲しかった。