kさんの映画レビュー・感想・評価

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FEMME フェム(2023年製作の映画)

5.0

120%クィアのためにつくられた素晴らしい映画。※トランス女性やドラァグクイーンの方々はヘイトクライムのシーンちゃんと映してて恐ろしいのでトリガーワーニング伝えておきます。

トリガーワーニング気を配
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パディントン 消えた黄金郷の秘密(2024年製作の映画)

4.2

かわいい…パディントンどんな物語だろうとほんと贔屓してしまう。
片田舎から20代後半で上京した自分にとってすごくありがたい物語だったな。
故郷は、家族は、かけがえないです。
でもね。私ね。

自分で居
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教皇選挙(2024年製作の映画)

4.8

カッコよすぎる映画の冒頭でたまにやってしまう、画が美しすぎてうっとり…なんて素敵なの…かっけー…ハー♡…ゥトゥト…──ちょい眠り、が勃発。
つまんなくて寝るわけじゃないんです。許してください(誰に)(
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

5.0

さすがとしか言いようがない。
全く退屈しない会話劇。

心での会話ができているような気がする、ってセリフとかすごいギュッとなった。
そういう話ができる人って、本当に大切なの。

甘い詩を書く詩人とか占
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

5.0

好きすぎて自分と重ねすぎると感想が言えなくなっちゃう、この映画はまさにそれで。

最近の自分にとってかなり支えになってる。
自分の尊厳を踏みにじられることにずっとキレてるアノーラが、私には必要なの。
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Red Velvet Happiness Diary : My Dear, ReVe1uv In Cinemas(2025年製作の映画)

5.0

こんなアイドルグループのドキュメンタリーはRed Velvetしかできません───。

怪物(2023年製作の映画)

3.8

プライドマンスに名をあげる映画ではないですね。
怪物っていうタイトルが好きじゃない。じゃあ何がいいかって言われるとすぐには思いつかないけど。

まぁ、浅はかな世間が怪物なんですよねそりゃそうですね。っ
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サーティーン あの頃欲しかった愛のこと(2003年製作の映画)

4.0

日本で劇場公開パスされてるんだ🤯今上映したらハマりそうだけど見つかってないのかな…。

ファッション目当てで鑑賞。期待通りかわいい♡ちょこちょこDIY精神伺えて制作陣のこだわりなのかなと思うと愛おしか
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ザ・ルーム・ネクスト・ドア(2024年製作の映画)

4.5

姿勢がずっとかっこいい映画。
真摯な映画。
かっこよさに静かに痺れた。

どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

5.0

1月に鑑賞。時折思い出す。
タイトルは観客に問うてないし、答えも求めてないと受け取った。それは観客を突き放しているからではなく、"どうすればよかったか"が誰にもわかりようがないからではないか。
監督は
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ガールフレンド(1978年製作の映画)

4.2

こちらも昨年末のゆっきゅん映画祭にて。
友達とのすれ違いとか、人生の進め方とか、70年代から全然かわってないよ。
かわってないことが嬉しいって思えること。
なんだかずっと温かい灯りが心に灯るような気持
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朝がくるとむなしくなる(2022年製作の映画)

5.0

昨年末のゆっきゅん映画祭にて。
えりか──────。唐田、えりか(T_T)
ほんとにだいすきな俳優さん。

急に仕事をやめた人の解像度がめちゃくちゃ高く、観た当時は過去の自分を重ねて見てたけど、今はま
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ノーウェア デジタルリマスター版(1997年製作の映画)

5.0

若者の描き方がトップレベルにというか、1番くらい好きかも。

ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

5.0

だいすき(T_T)
やっぱり女性が車のハンドル握ってるロードムービーはどうしたって最高だよ。
アラキ監督作品の中でもかなり明るく弾けてるからグレッグ・アラキ体験の1作目としておすすめかも。

暴力の連
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大丈夫と約束して(2024年製作の映画)

4.2

TIFFにて。
ずっと鬱屈とした世界が広がっていて、常に息苦しかった。だからこそのラストの爽快感はハンパない、、
曇天のイメージが強い作品。

PicNic(1996年製作の映画)

4.1

映画館で観るより薄暗い部屋で観る方が合っている閉塞感。
岩井俊二ってあんまり通ってこなかったんだけど、若い頃に観ない方がいいだろうなと思う。90年代、00年代の彼の作品は、彼こそがこの世の正解なんだと
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リー・ミラー 彼⼥の瞳が映す世界(2023年製作の映画)

5.0

冒頭、戦場の爆撃で揺れるカメラは1人の女性を捉えている。その女性は誰かが履いていたであろう薄汚れたブーツを、命懸けで撮り収めた。
リー・ミラー。
この映画の主人公は誰よりも勇敢に、人間が営む日常を追い
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自由の暴力 デジタルリマスター版(1974年製作の映画)

4.5

初ファスビンダーだった。胸いたすぎ。

主人公が芸人だったのがこの作品を象徴づけてて悲しい。でもさ、あんたの人生、見世物じゃねえぜ…って私は言いたいよ。

密輸 1970(2023年製作の映画)

4.5

大盛り上がり!両手放しに最高と叫びたい♡サイコー!
だいすきだ((o(。>ω<。)o))

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

5.0

「君には絶対に入れない領域がある」
恋愛映画として非常に素晴らしい。全然共感できないのにめちゃくちゃ感情移入したというか。なんかもうめちゃくちゃに泣いたな。
完成度高いし、恋愛映画とはいえ人との出会い
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

5.0

完璧。

感想はブログと昨年制作したZINEに。
彼女が立ち上げたデモにフォーカスして感想書いたが、家族との関係性に関しても深く掘り下げている本当に秀逸なドキュメンタリー。秀逸すぎなくらい…すごいです
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私が女になった日(2000年製作の映画)

4.0

昨年のイスラーム映画祭にて。めちゃくちゃかっこいい作品だった。

かづゑ的(2023年製作の映画)

4.5

ハンセン病患者の方を追いながらも、本人の可愛い人柄を丁寧にすくい上げた素晴らしいドキュメンタリー。笑って泣ける優しさが過去の差別をなかったことには決してしないが、この作品が優しさに満ちていることはかけ>>続きを読む

テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

5.0

2024年に映画館で観たNo.1。
というか、人生レベルでトップ3にあげたい。
これほど好きと思える映画なかなかないしこういう作品に私は生かされてる。

けものがいる(2023年製作の映画)

3.3

公開日に鑑賞。
けものが何か深く掘り下げるより、様々なレア・セドゥが観たい監督のフェチズムに2時間半弱つきあったという感じでした。

もっとこの映画を面白がれる見方はもちろんたくさんあることは承知で、
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私にふさわしいホテル(2024年製作の映画)

4.0

カラッと笑える湿度低めな楽しい邦画。
さすが原作が柚木さんなだけあって価値観に違和感が全然ないから、ほんとに観やすくて観やすくて…この手の大衆向け映画でイラッとせずに観られることってほんとないから。
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あんのこと(2023年製作の映画)

3.8

これが実話って悔しすぎる。納得いかん。
母親殺す結末の方がよっぽどマシ。悔しい。

優しい人ほど声を奪われていく社会なんなん。この映画のこと考えると社会に対する怒り収まらなくなる。
私が怒ってもなんに
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

4.2

魔女がホウキで飛ぶことに昔から何の違和感も抱いていなかったが、エルファバを知って自分なりにひとつ理由が生まれた。
ホウキ=階級の低い人間が権力者の家や職場を掃除する道具、つまり弱者の象徴とされるモチー
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マルホランド・ドライブ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

5.0

初リンチ 全然わかってないけどすごくおもしろかった 悪夢
取り急ぎメモ
一番最初に思い出す名前ダイアンなの切なすぎる
もしかしたら壮大なラブストーリーなのかも
いや解釈は自由だし壮大なラブストーリーと
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.4

藤野が何のために漫画描いてんのかって、そんなのさ…。なみだー。
自分を突き動かしてくれる人を見る表情の描き方、自分を突き動かしてくれる人が見つかっちゃった走り方、すごかったな。
この2人のなにより大切
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