さとうの人さんの映画レビュー・感想・評価

さとうの人

さとうの人

基本褒めます。こまかくあらく
ベストムービーは今年初めて観た映画

円の網(2017年製作の映画)

3.1

姉妹と男の話

ゆったりとしたテンポで描かれる3人の空気感。

気持ちの矢印がどんどんと斜め上に行くような。そんな曖昧な感想しか出てこない

蝋石(2017年製作の映画)

3.6

少年の夏の思い出

蝋石で落書きから始まり、本のページをゆっくりめくるように少年とまわりの誰かの人生もゆっくり進む。

ノスタルジーというか、蒸し暑くも懐かしい雰囲気。

あえてアニメにして、あえてセ
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わたしたちの家(2017年製作の映画)

3.6

ひとつの家のふたつの話

「PFFは本当に自由にやりたいことを投影した映画だらけ」
と言われたので、どんなものだろうとドキドキしながら鑑賞。

一言で言うと、よく分からない。
ひとつの空間で同時進行す
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.0

ホームレス3人が捨て子の親を探す話

低音ボイスが素敵なオカマ、子供思いのおっさん、家出女子高生というヘッポコな3人組。時折離れるけどまた元に戻る。血の繋がりが無くても彼らは立派な家族。

クリスマス
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デルス・ウザーラ(1975年製作の映画)

4.3

猟師と探検隊の友情の話

フィルムセンターにて70mm上映で鑑賞。

70mm! ハイビジョン! 画がとても綺麗。中でも太陽光が照らす朝方の風景のキラキラ。35mm以上の美しさを実感出来る。

ロシア
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

パリに住むアメリカ人たちの恋と芸術の話。

ジーン・ケリーが安定のタップと歌で魅せる「アイ・ゴット・リズム」が可愛らしいこと。

ヒロインのレスリー・キャロンの踊りもとても綺麗。
特にはじめ、おじさん
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旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ(2009年製作の映画)

3.5

廃園寸前の動物園を復活させようとするおじさん達の話。

豪華な役者陣。ひとりひとり安定のキャラクター。

動物の人間が同じ画面にいるショットが非常に少ない。動物だけのカットと人間だけのカットという割り
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星になった少年 Shining Boy & Little Randy(2005年製作の映画)

3.1

象使いの少年が星になる話

冒頭の実話テロップとタイトルでラストが余裕で予想できてしまう。という所は置いとおいて

満天すぎる星空や、有り得ない動きをする投げられた帽子などVFXが大袈裟。一家と暮らす
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千年女優(2001年製作の映画)

5.0

女優、千代子の恋と人生の話。

元女優の身の上話から始まるこの映画。自分の人生が自分の演じてきた役と重なり、聞き手が身体ごと語りの世界観に没入し、時代は過ぎゆく構成。

最初から最後まで引き付けられる
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

青年と水死体が故郷を目指す話

水死体でジェットスキーと聞いて、必ず観ようと思ったこの映画。
冒頭でジェットスキーが出るんだけど、なんとも美しい画! 横幅の広さを存分に使いこなしているから憎い。
水し
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ドラゴンボール EVOLUTION(2009年製作の映画)

2.0

男子高校生が七つの玉を探してちょっと旅する話。

クソ映画と聞いていたので、VODで無料の内に鑑賞。

クオリティは決して悪くない。しかし、原作があの原作ゆえにクソ映画に見えてしまう。クオリティは決し
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

女、マリーアントワネットが嫁いで王妃になる話

ソフィア・コッポラの映画を初めて観たけど、世界観が良い意味で現実離れして、メルヘンかつキュートでとても好き。
蜷川実花が妖艶なら、ソフィア・コッポラは可
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枝葉のこと(2017年製作の映画)

4.0

1人の男が愛する人の死に対面する話

観ていてパッと浮かんだのは「精神のロードムービー」

実際は旅してないし、スタートとゴールは大して変わらないかもしれない。
でもひたすら歩いて、時折感情をぶつけて
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ダンケルクの戦いにおける陸の1週間、海の1日、空の1時間を描いた話。

まずこの構成が面白い。3本の糸がゆっくり絡まり、やがて1本の紐になるようなストーリーの運びが個人的に好き。

他の人のレビューを
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.5

釜山へ向かう列車を軸にゾンビから逃げ戦う話。

韓国映画を全く観てないものだから、ゴテゴテの恋愛モノのイメージしか無かったけど、これで見事に覆された。なんだこの完璧な映画は

ストーリーの展開、キャラ
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

3.4

青年がうっかり花嫁の死体と結婚する話。

コマ撮り、暗め、ミュージカル。『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の世界の延長線上にあるようなイメージ。

ティム・バートンの闇を主体に人間模様を面白いく描く
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ロリータ(1961年製作の映画)

4.0

おじさんが借家の娘に恋をする話。

スタンリー・キューブリックなんだけど、変過ぎず、でも所々に毒を含んだ笑いがあったり。

家の中のセット。壁が抜けてるから人物の移動も自然になる。もうこの動きだけでも
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

5.0

【1回目、2017/09/09 立川のシネマシティ】

音楽と車が超ノリノリ過ぎて頭がおかしくなる映画。

ええ、ええ、もう最高ですよ。特に音楽とのシンクロ感が心地よい。

主人公ベイビーが音楽にノる
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

4.4

ブルース・リーがひたすらカッコイイ話

戦闘中の主観、鏡の間、英語が飛び交う少林寺など映像や設定が面白いものばかり。

恥ずかしながら初ブルース・リーだけれども、ひょうひょうとしたかっこよさがとても良
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ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008年製作の映画)

3.3

男子高校生と駐在さんのイタズラ戦争

構成がバカバカしいんだけど、この脚本、時代背景だからこそ生きてしまう。

町のマスコット、カラ十郎のアイデアは嫌いじゃない

最後に一つ言うとしたら、賀来賢人いた
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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年製作の映画)

3.8

理髪師の復讐譚

主張をやめない黒、不気味な程に白い肌。そのコントラストがおぞましいこと

元が舞台だからかな? ひとつひとつの場所でのやりとりが濃厚で見ごたえがあるから面白い。

花芯(2016年製作の映画)

4.3

不義密通を耽美に描いた話

雰囲気、アコーディオンのジムノペディが最高に良くて痺れる。

日常生活からもそこに潜む女の色気を描いていて、観た後に主人公の含み笑いが聞こえるような。それくらい近い距離感だ
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月世界旅行(1902年製作の映画)

4.0

学者たちが月に向かう話。
着色&活弁バージョンを鑑賞。

学者達のコートなどポップでカラフルな色彩が可愛い。

映画の魔術師メリエスの特撮。主に映像のクロスフェードを使ったものなどだが、原始的ながらも
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.1

超人的な戦闘力をもつ美女のはなし

ガルガドット麗しい。アクション麗しい。全てが麗しい。

ある意味予想外のラスト。しかし、それで良かったのかもしれない。

龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)

3.9

元ヤクザのおじいちゃんたちの活劇

テンポもボケも子気味いいかつ毒々しい。憎めないバカがたくさん出てくる映画

銀魂(2017年製作の映画)

2.5

パラレルワールドの江戸で銀髪の侍が戦うはなし

笑えるところは笑えるけど、シリアスシーンになると見てて恥ずかしくなるような中途半端な雰囲気。

役者も全体的なビジュアルもいいけど、総合的にみると上映前
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

未知なるものと意思疎通してゆく話。

アカデミーで音響賞をとったので鑑賞。

いやもうなんでしょうかこの低音。
なんでしょうかヘプタボットの声。
精密に作られた音たちがまず凄い。言葉に表せられないのが
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無常(1970年製作の映画)

4.1

姉弟の近親相姦と弟の仏教観の話。

直線的なカメラの動き、極端な人物配置など画からして不思議。初めて実相寺作品を観るけど、これが実相寺ワールドなのかしら

仏になりたいから仏像を彫る、死んだら無など、
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ゴンドラ(1987年製作の映画)

4.7

少女と青年による心のロードムービー
デジタルリマスター版で鑑賞。35mmの美しさをより一層引き立てていて好き。

最初のシーンから圧倒。高層ビルのてっぺんから降りる窓拭き用のゴンドラ、窓を拭く青年。音
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トモシビ 銚子電鉄6.4kmの軌跡(2016年製作の映画)

4.0

銚子電鉄と高校生たちのかけっこを軸に描かれる人と人とのつながりの話。

初めて観たのは3月29日の試写会。
ちゃんと公開されるものを観たのは7月1日。

ストーリーはスッキリ粗なく温かく描いているイメ
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東京行進曲(1929年製作の映画)

4.0

色々とある恋の話
活弁は澤登翠さん。

尺が30分くらいなのか詰め詰めな雰囲気を感じた。溝口健二作品はゆったりとしたテンポ感が好きなのに〜

字幕がカタカナ混じりだったり、日記が字幕の仕事をしたり、洒
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黒い雨(1989年製作の映画)

4.7

原爆の二次被害にあった娘と人々の話。

まず原爆投下直後のシーンが凄い。焼け焦げた遺体たち。どのカットにも映ってて、川と共に流れてて、目を背けたくなるようなエグさ。そこが今村昌平流のリアルかも。

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TAP THE LAST SHOW(2017年製作の映画)

4.0

若きタップダンサーたちがショーを作り上げる話。

タップダンスのシーンも演技も良いけど、演出としての語りがまだまだ幼い印象。熱と雰囲気だけで通してるような印象。

メイキング・オブ・ドッグヴィル 〜告白〜/ドッグヴィルの告白(2003年製作の映画)

3.6

『ドッグヴィル』のメイキング

撮影中に置かれた箱の告白がメインかと思いきや、撮影の方がメイン。
監督と議論を交わす役者たちの熱がただただ良い

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

5.0

ギャングから逃げてきた女が閉鎖されたコミュニティの闇に飲まれる話

壁が見えない町だから、町民の動きがとてもわかり、その結果町民の良さも悪さも手に取って口に入れてそしゃくしたかのようによくわかる。
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学校(1993年製作の映画)

3.8

夜間中学校の生徒達の思い出を懐古する話

夜間中学。教育を充分に受けられなかった若者や老人、不登校の子、在日朝鮮人など様々な人間が通っている場所。生徒1人1人には職のことや家庭環境など問題を抱えていて
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