あきさんの映画レビュー・感想・評価

あき

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ジョンQ 最後の決断(2002年製作の映画)

3.0

いいお話しであるとは思うし、人の命ましてや我が子の命はなにものにも代え難いというのは誰しも共感するところだけど。
でも、どの国でも完璧な医療制度などない中で、
結局威力でルールを強引に変更して自分の息
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.5

面白いことは面白い。
ただ残念なことに、公開当時は本作の衝撃はいかほどかと推察されるけど、
今となってはその後にこの手の類似した作品があまりに数多(あまた)作られすぎてこすられすぎた感があり、
前情報
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.5

ジム・キャリーが映画に起用されまくってた頃は、あの顔芸がぼくにはちょっと苦手でほとんどオンタイムでは観てなかったんだけど、今になっていくつか見始めている。
この作品は、設定がわかって観ただけに、トゥル
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

本編におけるチャーチルの数々のセリフが、今の某国の独裁者の暴走に本来対峙すべきセリフと見事に被る。
“頭を食われて虎に道理を説くことなどできん!“
今、世界の指導者の中にチャーチルのような気概のある者
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.5

物語が複層的に展開するから飽きさせないし緊迫感が絶えないのもあって、ずっと面白い。
ただ、観たタイミングが悪かった。
自分に反対する人物はひとり残らず例外なく抹殺し、中には地球の僻地の雪深い刑務所に追
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デジャヴ(2006年製作の映画)

4.0

デンゼル・ワシントンの出てる作品にほぼ間違いはないけど、これもやっぱりのめり込む。
ずっと緊迫感ハンパないし、ラスト、いいよねぇ。たまらん。

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

1.0

まぁ、エンタメ的には“面白い“部類に入るのだろう。確かに、退屈は、しない。
でも、個人的には、不快感が随所にありすぎて全然ダメだった。
人間関係の描き方も、象徴的な嫌われ者役を大衆の面前で貶めるシーン
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

とてもよかった。
静かで抑揚を敢えて抑えた展開だけど決して退屈することもなく、静かながらにも心の内に秘める熱い使命感がひしひしと感じられて思わず見入ってしまうし、ストーリーがやはり小説ベースなだけに構
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

1.0

ドラマも未視聴で漫画も見てないまっさらな状態で視聴したけど、
一般の高評価の逆をいってしまって申し訳ないけど、ちょっと視聴に忍耐が必要だった。
法曹界で職場離れたらラフな人はいるけど、裁判官、判事、検
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大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.6

静かに、抑揚なく、あくまでも静かに物語は流れていくのに、感情を激しく揺さぶられるシーンが幾つもあり、主人公の内に秘めた思いが一気に弾けるラストシーンには胸熱。
そして、何度も逮捕勾留されても己の信念を
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.5

あくまでフィクションだけど、壮大な国費を必要とするものの決定会議の参加者があまりに限定的少数でしかも人間的矮小さの象徴のような者が決定権を持っていることに設定の稚拙さがリアリティを削いでしまっているし>>続きを読む

スノーデン(2016年製作の映画)

4.0

スノーデンのやったことが正しいことだったのか、国力を削いで結局中露を利するだけのものだったのか、どちらかなのはわからない。
それに本人がカメオ出演した段階でこの映画のメッセージがあくまでスノーデンの目
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.7

ジム・キャリーといえばやはり“マスク”(1994)なんだろうけど、個人的にはこっちのほうが好きかな。
ジム・キャリーの映画って、その顔芸がどの作品でも自己主張しすぎて話が入ってこないものが多いけど、こ
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.5

アラン・チューリングなる人の存在並びにコンピュータの発明の由来をこの映画で初めて知ったし、戦時中の英国では同性愛が投獄対象であることも知らなかった。

市子(2023年製作の映画)

5.0

おそらく今年ラストの劇場鑑賞にして、今年一番刺さりまくった映画だった。
ストーリーに触れる数々のレビューに説明は任せるとして、
後半、市子に手を下される月子の“目“だけで全てを物語る演技に鳥肌が立ち、
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追憶の森(2015年製作の映画)

4.5

マシュー・マコノヒー、渡辺謙、ナオミ・ワッツとキャストがかなり豪華なのに、この映画自体あったことさえ知らなかったし、放送が地上波でなく存在も知らなかったBS松竹東急というチャンネルだったのもあって、正>>続きを読む

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

4.5

1973年の第1作は、個人的にはヒューマンドラマだと思ってるんだけど、
エンタメ性重視で歪な編集を幾度となく繰り返されたために単なるホラー映画に成り下がった残念な作品になってしまっている。
第1作はデ
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(2023年製作の映画)

3.0

正直な印象としては、数多くを占めるレビューほど悪い感触はなく、ある程度は面白いと思った。
…が、過去の北野作品、例えばアウトレイジ等と比較して切れ味含めて満足いくものであったかというと、到底物足りるも
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

改めて地上波で視聴。
トビー・マグワイア版からオンタイムで全作品観てきた者からすると、まさに集大成であり大団円である本作は鳥肌ものとしか言いようがない。
直感的には、トム・ホランドがいちばんスパイダー
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

日米で製作されたすべての過去作と比較しても、
かなり面白い内容だと思った。
観る人によっては、ゴジラと対峙する人間側をかっこよく描きすぎてちょっと鼻につくかも知れないけど。
てか、
上陸したゴジラから
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

4.2

何事においても、第一人者に立ちはだかる障害の大きさとそれを乗り越える勇気と人間性にただただ脱帽する。
人種差別がまだ色濃かった時代の物語だけど、それから時を経て人々の偏見という溝は決して埋まっていない
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トランスポーター イグニション(2015年製作の映画)

3.5

ステイサムのインパクトが強すぎるために潜在意識としての比較認識で客観的に観れないのではないかと思いつつ、実際ステイサムの場合のテイストを無意識に求めてしまっていたために全然違うキャラに戸惑いつつ最初は>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

3.1

ウィリアム・フィクナー目当てで鑑賞。
ほとんどの方のコメントにあるように二転三転する物語展開にまずはついていくのに必死だけど、その二転三転する理由が明かされるタイミングが少し早かった印象で、ネタバレし
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

5.0

アクション映画の中でもズバ抜けて好きだったイコライザーシリーズのラスト。
毎回最後にホロリとさせられるエピソード憎いんだよなぁ😌
でも、前2作と比較して、敵役に手強さを感じなかったので、あれ?と思った
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.0

3時間近い上映時間に耐えられるかと思って観たけど、時間の経過を忘れてあっという間に感じるほど楽しめたのはある意味この映画のすごさ。
でも、注文つけるとしたら、
キアヌの走りが美しくないんだよな…
ドタ
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

5.0

実話に基づくワンシチュエーションサスペンス。
ものすごい緊張感であっという間に時間が過ぎていった。
ほんの些細なことから互いの意思のすれ違いが生み出した悲劇だけど、ケネスの無念に感情移入してラストに向
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グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

この映画を観て、誰しもが差別をする側の醜さと差別行為自体体制のせいにして自分はいい人ぶる卑怯さに不快感をもち、トニーの漢気に感銘を受けるのは、
現実世界があまりにも差別と蔑視と陰口と裏をかいて他人を蹴
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福田村事件(2023年製作の映画)

5.0

劇場が大きくないとは言え、全ての回がチケット完売で事前予約しないと観劇できない熱量を理解して上回る内容だった。
史実に基づいた作品ではあるが、事件から100年を経過して、人間は科学技術が当時と比較にな
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バンディッツ(2001年製作の映画)

3.0

都合良すぎな展開だけど、
今の世知辛い世の中でこういうほのぼのとした和気藹々的な展開って、観ていてほっとする。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.9

ぼくにとっては、これまでのシリーズに比べてストーリー展開もアクションもアナログチックに感じて、逆にそれが新鮮だった。
あくまでも続編ありきなのでこれ以上の評価は控えて次を待ちたい。

イコライザー(2014年製作の映画)

4.0

アクションものって1回観ればまた観たいってものはあまりない中で、
デンゼル・ワシントンの作品って繰り返し視聴に堪えるというか何度観ても面白いものが多い気がする。
明らかに悪いヤツらを安心感もってバッタ
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.0

BS松竹東急でのランボー8作品一挙放映録画による視聴。
改めてシリーズを最初から流れを確認しながら観ると感慨深い。
リアルタイムとしては、この作品のベースとなる“炎の友情“はいわゆる80年代のカルチャ
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いのちの食べかた(2005年製作の映画)

4.0

“Unser täglich Brot(英題“Our Daily Bread“、邦題「いのちの食べかた」)”独、92分、2005
お店の美味しそうなお料理の写真を頻繁にSNSにupするような者として一
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

1.0

究極の胸糞映画。
ワンカットとかそんな技法どうでもよく感じてしまうほど、全編通して不快感以外なにものでもない。
自分の主義主張の正当性に酔いしれて実際行動に起こしてみてその結果にパニックに陥る典型的な
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アジャストメント(2011年製作の映画)

3.0

昔の童話はどれも王子様と結婚してめでたしめでたしで終わるけど、それが本当の“幸せ“なのか、と言われて久しいけど、そんなオールドスタイルで来たかと思った。
男女の恋愛感情にとって、“時“は残酷で、時間の
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