てっちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

てっちゃん

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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.7

鑑賞中盤に差し掛かってこの主人公どこかで観たぞ!と思ったら1917の主演で印象に残ったジョージマッケイさんでした。今作でも、目で追ってしまう素晴らしい演技を披露してくれている。
ハードルをあげて挑んだ
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フィルス(2013年製作の映画)

3.6

下衆な主人公が下衆なことをして崩壊していく様をジェームズマカヴォイが狂気の演技でみせていく。
観ていて不快になる箇所もあるけど、どこかでは汚い目になって主人公を追ってしまう自分がいるからこそ、今の彼に
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チキン・オブ・ザ・デッド 悪魔の毒々バリューセット(2008年製作の映画)

3.7

変な映画を観たい欲はさらに加速していき、かの有名なトロマ製作作品を初見したい好奇心を抑えきれなくこちらを鑑賞。
まあアホで笑える大好きな映画を発掘できてご満悦できました。
確信犯でここまで盛大にアホを
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

最近は劇場公開を中止にし配信公開にする流れになりつつあるように感じるが、クリストファーノーラン監督の映画館愛に溢れる考えのもと、こうして話題になって劇場に足を運ぶ人がいて嬉しく思い、ならばとIMAXに>>続きを読む

ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.9

変な映画を観たい欲は留まることはなく、狂人デヴィッドクローネンバーグさんの作品を鑑賞。
ハエと融合した男と愛し合っていた女との偏った愛の物語みたいな感じの作品なんだけど、徐々に人間性が崩壊していく様が
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

4.1

忘れたころにやってくる変な映画を観たい欲が溜まってきたので発散したく鑑賞。
これが実に私好みで、ミステリー、サスペンスとしても見事な構成で最後も綺麗に着地するので安心できる。
また背景や衣装にも凝って
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.9

なぜインターステラーを観ようかと思ったのか。そう、テネット鑑賞の前夜祭じゃい!ということで鑑賞。
全体を通して分かりやすくまとめる構成でなんとなくわかった気になる作風は流石だなと思いつつ、今作は親子の
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.2

戦争映画にも反戦もの、英雄もの、友情もの、恋愛ものとかいろいろあるけど、ここまで現実を捉えたものは観たことがなく、その徹底した現実っぷりに圧倒された。
戦闘狂の人なんていないし、変なのりもないし、涙を
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BIUTIFUL ビューティフル(2010年製作の映画)

3.9

ハビエルバルデム氏の卓越した演技を観られるだけで価値のある作品。
淡々と多くを語らずに第三者目線で進んでいくうえ、複雑な心情模様をリアルに描き、底に落ちていく物語であり、ついつい空回りしてしまう自分と
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.1

A24との相性が驚異の85%までいってしまった今作。
たまに失敗するけど予告は一切観ない、あらすじもざっとしか見ないで映画館へ行くジャケ買いスタイルで今回も赴いたがA24と見ると安心してしまってスリル
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.1

クリスヘムズワース兄貴が短髪になるというネタバレを聞いてしまい意気消沈していたが、いざ短髪姿を観るとそれはそれはかっこよすぎる兄貴ですぐに笑顔を戻りましたとさ。
あのキャラもあのキャラも出てくるしで、
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.9

こちらもグラヴィエドランさんの才能がとんでもないことになっている作品。
表向きは嫉妬していないように見せかけてても、徐々にそれが剥がれてくるところなんて、落ち着かなくなってきて思わず珈琲で落ち着く芝居
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.2

有名作品だからこそ、観なくてはと思っていたもののきっかけがなかったので手をつけていなく、きっかけがあったので手をつけてみたら、これがかっこよくて良い感じにださい感じがとても好き。
群像劇もので時間軸も
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

4.0

まず思うのがグラヴィエドランすごいな。
処女作にして、すでに彼の匂いがぷんぷんとする。
作品に対する熱量がぎらぎらしていて暑苦しくて若き芸術家って感じのそれが実に良い。
彼独特のセンスあるカメラワーク
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.8

ついにスパイダーマンを観る年頃になったなと感慨深く鑑賞。
これからのピーターの成長っぷりに期待感と、トニーのなんともいえない視線、ハッピーの無能っぷりが炸裂してたのと、キャップがちらりと映って前のめり
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.8

なんちゅう切ないお話なのよと終始思わせると同時にジョニーデップさんのお顔立ち整いすぎだろと思わせると同時にダイアンウィーストさんが叔母さんそっくりなのに親近感を覚える作品。
わざと抽象的なイメージにし
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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

3.7

前作同様に主演2人の渋さと色気がぎらぎらしているところに魅入ってしまう。
前作に比べ推理要素は減ったがアクション要素が格段に増えてるし、かっこいい演出も満載なのでそういう面に振り切ってシンプルになった
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

2人の仲良し女子高生の卒業式前日にもっと遊んどけば良かった、今からでも遅くない!遊びまくるぞ!って作品。
笑えるし(出てくるキャラの濃ゆいこと!お下劣トーク満載!)、切ないし、元気もらえる素敵な作品。
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.0

もう一度観たいなと思い再鑑賞。
以前は役者さんの顔と名前が全く一致せず覚える気もない状態だったけど、今ではこの人知ってる!名前なんだっけ?にまでなったので少しは改善したなと思いながら鑑賞。
ナイブズア
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.7

観ようと思っててもなかなか手が出ないことってよくあることだと思いますが、こちらがそういう作品でした。
推理物を期待するものではないという前知識があったのでエンタメに振り切った作風はすんなりと入り込むこ
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セブン(1995年製作の映画)

4.2

たいぶ前に観たので再鑑賞。
今から25年前の作品か、自分も歳くったなと思いながら鑑賞。
その巧みな構成といい、カルト性のある作風といい、主演2人の演技っぷりと徐々に深まるコンビ感といい、名作はいつの時
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マグノリア(1999年製作の映画)

3.8

偶然、運命、告白がキーワードとなっており、なんの繋がりもないと思われる人物たちが実は繋がりがあってそれらが巧みな脚本で混じりあっていく群像劇作品。
3時間ある作品だけど、練り練り構成のため退屈になるこ
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

3.9

ヒューマンサスペンスSF作品。
感動する作品ということで鑑賞したけど、そこだけの要素ではなくサスペンスものとしても見応えあるし、最後までどうなるのよって目を離させない。
過去にやったことが現在に干渉し
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.4

クリントイーストウッド大総督の才能が迸る傑作。
この感情の内面に訴えてくる感じ、かっこ良すぎる口悪いじい様、徐々に心通わせていく感じ、登場人物たちの人間味ある感じ、どうしようもない焦燥感、くすりと笑わ
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.7

これぞブラックコメディミステリー。
劇場内で思わずくすっとしてしまったけど周囲は笑ってなかったりするので、笑いのツボテストにもなる。
癖が強すぎるキャラしか出てこないし、それを大真面目にやってるもんだ
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.2

衣装がすごく癖あって妄想の中に入り込むお話し。
エンディング近くでまさかの眠気がやってきて、抗うことなく妄想の世界で格闘していたけど、すっぽり抜けた時間を巻き戻すことなく平然と観てました。
口あんぐり
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.2

安易にお勧めできないけどお勧めできる関係性ならお勧めすることをお勧めする作品。
3時間近い作品でいて、シンプルな構成で空白の時間が多いうえに、ハードなベッドシーンが多くあるのでそれらで好き嫌いが分かれ
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.7

感情に訴えてくる感じ、最後に爆弾落とす感じ、なんだかこの感覚知ってるぞと思ったらクリントイーストウッド大総督でした。
聴いたことあるけど名前は知らなかったバンドの誕生から名曲誕生秘話を人間模様交えてい
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.3

お下劣ギャグものが観たくなったのでこちらを鑑賞。
もっと乱痴気騒ぎやってるときやハイになってるおバカ映画を期待してたけど、俺ら何やってたんだの確認作業作品なので、物足りなさ。
いい歳したおっさんのバカ
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クラッシュ(2004年製作の映画)

3.7

いろんなクラッシュが起こる群像劇でいて、社会風刺が効きまくってる作品。
出てくる人物が何かしらに絡んでくるのにすんなり入ってくる。プロットどうなってんのよと緻密すぎる構成には思わずにんまりしてしまう。
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ロリータ(1962年製作の映画)

3.6

タイトルを見てロリコンのお話しかなと思ったけどそうではない。
一見すると登場人物みなさんが面倒で関わりたくない人達の集まりである。
特にハンバートさんに至ってはもっとしゃっきとせい!と終始思うし、ロリ
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.3

「怒りは君を幸せにしたか?」この一言に心動いた方は観て欲しい作品。
ネオナチの兄に触発される弟と、崩壊寸前の家族。ある事件をきっかけに兄が逮捕投獄され、数年後出所した兄は以前とは違っていた。時間軸が異
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悪魔(1972年製作の映画)

4.0

ズラウスキー初体験。
狂気でしかない、狂気の圧がすごいのなんの。どこを切り取っても狂気しかない。
でもその狂気の中にはありとあらゆる感情を感じ取ることができる。
美(映像、建築物、装飾品、人間など)、
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.1

やっとこのメンバーに再会できたよとわくわくしながら鑑賞。
本作もとても豪華なキャストたちの登場で、終始目が離せない展開にギャグも下ネタも炸裂、ド派手は戦闘シーンに、胸厚展開に目が潤んでしまうし、恋模様
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.8

難解であるし、終始どんよりしてるし、うげっというシーンもあるし、ヒステリック堪忍してやもあるしで鑑賞後ぽかん状態必須。
ぽかん状態を楽しんだ後は考察サイトに走ってみると良いかも。
大まかな物語の真意が
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.7

安心感安定感をお求めでしたらこちらをどうぞ。
何不自由なく生活していた男が、昔の恋人ともし結婚していたらというお話。
もしもの世界は不慣れで不自由なことばかり、そんな中、奮闘してすれ違って生活していく
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