しゅーげさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

しゅーげ

しゅーげ

映画(1098)
ドラマ(4)
アニメ(0)

セルピコ(1973年製作の映画)

3.7

アル・パチーノの痙攣的演技を観られるパチーノ・ファンとすれば宝のような映画。ルメットとパチーノのコンビは75年の"Dogday Afternoon"で頂点を見る。

セブン(1995年製作の映画)

3.7

ケヴィン・スペイシーにはこういう役こそ似合う。この時代らしく重苦しく様々な解釈を可能とさせる作品だが、純粋なサスペンスとしても面白い。

世界残酷物語(1962年製作の映画)

3.5

映画とは興行であり見世物小屋的要素はもとからあったわけで、それを最大限に増幅させたこの映画を観ると、ゾワゾワするようなワクワクするような気分に浸れる。

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

3.5

戦争の持つ神話性が引き剥がされた世界初の総力戦、第一次世界大戦の真実が描かれた作品であるが、その後の歴史の流れを知る私たちには、一抹の苦さが残る。

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

3.8

I... drink... your... milkshake!
I drink it up!

ジョニー・グリーンウッドによる音楽も素晴らしい。

スミス都へ行く(1939年製作の映画)

3.5

"Somebody'll listen to me...some..."

純朴な役こそジェームズ・スチュワートの醍醐味か。アメリカの「共和制」がまだ理想として生き残っていた時代のお話。

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.5

フランク・キャプラらしい小市民讃歌。思わずほろり。永遠のクリスマスムービー。

砂の女(1964年製作の映画)

3.7

原作を損なうことなく、独立した映像美として一面の砂原と人間のナマの存在が描かれる。

フレッシュ(1969年製作の映画)

2.9

ザ・スミスのファーストアルバム・ジャケットの元ネタ。スミス・ファンとして観た。

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.7

スクリーミン・J・ホーキンスの歌を中心にして、日常生活が異化されていく。
何のことないTVディナーがクールになる瞬間。

ストライキ(1925年製作の映画)

3.7

単なるソヴィエト宣伝映画でない。
直線的でなく断片的に、つまりモンタージュによって、かえって伝わる熱量。

ストーカー(1979年製作の映画)

3.9

映像が美しさで語りかけてくる。描かれる超能力とは、この映像そのものである。
タルコフスキーのカラー作品中では一位二位を争う名作。

スティング(1973年製作の映画)

3.8

『明日に向かって撃て』の素晴らしさそのままに、あの時代の雰囲気を醸し出す音楽と構成。何回もの鑑賞に耐えうる名作。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.5

この映画は、ずるい。
感動するに決まってるではないか。サントラの選曲も、ミニ・アメリカン・グラフティといった趣。

スクリーム(1996年製作の映画)

3.4

所謂、ポストモダンのホラー映画。
元ネタを知っていると大笑い出来る。

"what's your favorite scary movie?"

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.4

"Say 'hello' to my little friend!"

ミシェル・ファイファーの美しさ。
ものすごい「英語」をまくし立てるアル・パチーノ。ラストシーンの激しさは「ワイルドバンチ」のそれ
>>続きを読む

スーパーフライ(1972年製作の映画)

3.5

カーティス・メイフィールドを観て聴く映画。エクスプロイテーションの限界。

スウィート ヒアアフター(1997年製作の映画)

3.7

歪んだ天国でも、それが他人にどう見られようとも、天国なのだ。

心中天網島(1969年製作の映画)

4.7

現代日本語は文楽そのものの大阪弁に異化される。耳にそれは、美しい。

映画は映画として虚構であることに、文楽の方法論をもってして自覚的となる。そこでは、黒子の存在は運命であり全てを知っている神的存在だ
>>続きを読む

ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

3.6

わけもなく「ホーリーだった」などという言葉が感想として出てしまった記憶がある。マジック・リアリズムの小説を読んだ時の脳内イメージ。

シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

3.8

戦争はこの映画では、象徴的な意味しか持たない。だからこそ、根源的であるのだが。

深夜の告白(1944年製作の映画)

3.8

バーバラ・スタンウィックの髪型は、何とかならなかったのかといつも思ってしまう。この手の作品のパイオニアなだけあって決して退屈しない。

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

3.0

果たしてホロコーストは、虚構の作品の題材たり得るのか? そこから得られる感動とは、何を意味する?

新婚道中記(1936年製作の映画)

3.2

同じ動作が、その場所・タイミングによって、適当か適当でないか(おかしくないかおかしいか)変わってくる。コメディの本質を観られる。

新学期・操行ゼロ(1933年製作の映画)

3.7

少年が翻ると、パッと羽毛が舞って……、屋根のショット、教室の崩壊ぶりもアナーキーで素晴らしい。

白い恐怖(1945年製作の映画)

3.6

イングリッド・バーグマンが女医役というだけで愛おしい作品。俗流心理学のオンパレードだが、ダリとの夢のシーンは必見か。

死霊のはらわた(2013年製作の映画)

3.6

設定も現代的、リメイクものとして大成功なのでは?
わざと痛さを感じさせる演出が、嫌なところを突いてくる!血の雨!

死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.2

今観るとチープなおもしろ映画になっていますが、やはりスプラッターのパイオニアですから。

知りすぎていた男(1956年製作の映画)

3.6

ケ・セラ・セラ〜♫

ジェームズ・スチュワートが好きになったきっかけの映画。

白雪姫(1937年製作の映画)

2.5

何と言っても世界初の長編カラーアニメ映画ですから、避けて通れません。

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.3

サメ映画というジャンルの偉大なパイオニア。

"You're gonna need a bigger boat."

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.2

完成され過ぎて、かつ評価が高過ぎて素直に素晴らしいと言えない作品。

シュトロツェクの不思議な旅(1977年製作の映画)

4.6

ヘルツォークとしては真っ当な?ロードムービー。回り始めてしまった車は、ぶち壊さない限り動きを止めない。