koyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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我が人生最悪の時(1994年製作の映画)

4.5

私は私立探偵 濱マイクが大好きです。

映画のビデオもDVDも買ったし、主演の永瀬正敏の主題歌が入ったCD、プロモーションビデオ・・・色々と購入してしまったのです。
私は、あまり横浜にそれほど思い入れ
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放浪の画家 ピロスマニ(1969年製作の映画)

4.5

私が学生の時、映画のスケジュールは「ぴあ」ではなく「シティ・ロード」を見ていました。
映画紹介の文章は誰が書いていたのか、わからないけれど読み物として面白かったですね。

そこで絶賛されていたのが
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.5

え~毎度、馬鹿馬鹿しいお笑いを一席・・・も、一作目に続いてここまでお金かけてきちんとやると感動しますね。
R18映画ではなく、R15映画で、ファミリー映画という事です。

前回は、すごく芯がしっかりし
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恋人たちの失われた革命(2005年製作の映画)

4.0

「素晴らしいベルトリッチの『ドリーマーズ』に対する返答であり、修正である」・・・というのが、ニューヨークタイムズ紙の評なんですが、確かにそうですね。

 この映画はベルトリッチ監督の『ドリーマーズ』が
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソン監督は好きな監督なのですが、ストップ・モーションアニメ映画『ファンタスティックMr.FOX』は、実写映画にはない独特のテンポがあり、集中力を要しました。

同じ手法をとったこの新作
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

4.0

公開時、渋谷シネ・アミューズ(赤)で観て、今回、配信で再見しました。(シネ・アミューズはもうないのですが、赤と青の照明でイーストとウェストって2つのスクリーンがありました。なつかしい)

Boy me
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.5

公開時、見逃していて観たかった映画です。
SFというより、宇宙開発や宇宙飛行士ものが好きです。
『ライト・スタッフ』も好きな映画でした。
私が本当に子供の頃、宇宙開発は実際のニュースとしてものすごくに
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ワーキング・ガール(1988年製作の映画)

4.0

サクサクと見られるビジネス・コメディ。
今の時代だったら女性管理職もありだけれど、この映画の当時1988年は相当圧力があったと思います。

やはり、女性のファッションに目が行きますね。
思い出したのは
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

5.0

予備知識なしで観始めたのですが、『Once ダブリンの街角で』『はじまりのうた』のジョン・カーニー監督の新作ではないですか!

もう、かわいくて、かっこいい!
10代のバンドやろうぜ映画大好き。
しか
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マイマイ新子と千年の魔法(2009年製作の映画)

4.0

NETFLIXの新作でこの映画のタイトルを見た時、どこかで見たタイトルだな、と思ったのですが、『この世界の片隅に』の監督、脚本で興行成績は最初は振るわなかったものの、知る人ぞ知る・・・のアニメ映画でし>>続きを読む

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

4.5

ジェイク・ギレンホールとライアン・ゴズリングはアメリカの中堅男優で特に好きな俳優さんなので観たのですが、アメリカでは有名な話でも日本ではあまり知られていない人物の実話ものです。

ジェイク・ギレンホー
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.5

脚本がジェイムス・アイヴォリー監督なんですね。
『モーリス』とかあの辺の映画が好きな方向け。
1983年のイタリアの避暑地。
大学教授の一家が過ごす家にアメリカから一人のアシスタントが来ました。
ハン
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ハーフネルソン(2006年製作の映画)

4.0

映画は2006年で主演のライアン・ゴズリング、25歳だったそうですが、日本公開は2017年。
ライアン・ゴズリングでなければ公開にならなかったと思いますが、地味だけどいい映画だと思います。

「ハーフ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

すごく凝った映画。
映像は特撮が発達した今の最先端を行っているのですが、ストーリーよりもあちこちに色々な過去の作品のオマージュがあふれかえっていて、音楽も凝っていて感心しました。アメリカ人ならピンとく
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トゥルー・カラーズ(1991年製作の映画)

4.0

1991年ということで、まだ若いジョン・キューザックが見られます。
監督は、『グッバイ・ガール』や『フット・ルース』(古い方)のハーバード・ロスだったんですね。

1983年ロースクールで、寮が同じ部
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.0

顔のアップが続く顔面映画。
日本映画で法廷ものは、アメリカ映画と違ってなかなか浸透していない中、原案、脚本、監督、編集したのが是枝裕和監督、勇気あるというか、自信あるというか。

これは是枝監督の過去
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.0

今日、映画館で続編である「アップライジング」を観たので前作をNETFLIXで鑑賞。

ギルレモ・デル・トロ監督、脚本だったんですね。
この映画は、機械とプロレスが大好きな人が一生懸命作りました、という
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

4.0

映画館で観るべき映画。
音響がとても迫力で、この音響なしでは面白さ半減だと思います。

映画館の時間の都合のせいで何観ようかな、ととっさに決めたので、これが続編であった、ということすら知りませんでした
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.5

「ダンガル」とはレスリングの事。
『きっと、うまくいく』では大学生役をやったアミール・カーンが、製作もし、父親役として中年まで演じる訳ですが、元レスリング国内チャンピオンという役柄なので、体つきから変
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.0

若い頃観たのですが、配信でもう久しぶりに再見。
よかったなぁ、好きだなぁ、この映画。

ウーピー・ゴールドバーグがとてもよくて、ウーピーが出てくるととたんに映画が面白くなるというか、ぴり、としまるんで
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.5

高校の時、世界史の先生が黒板に「健啖家」と書いて、「ウィンストン・チャーチルは健啖家だったと言われている」と話した事を思い出しました。
健啖家とは、よく食べ、よく飲む人の事。
この映画の中でも、ゲイリ
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ザ・ミッション 非情の掟(1999年製作の映画)

4.5

ジョニー・トー監督、お得意の男の映画。

香港電影というと『少林サッカー』など奇想天外、荒唐無稽、ワイヤーアクション、も楽しいです。
が、フィルム・ノワール的、渋い、男の友情びしびしのこんな映画もあり
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tokyo.sora(2001年製作の映画)

4.5

東京に暮らす6人の女性の話、ですがこれは「1人暮らし」の映画もあります。
私は以前5年間、実家を離れて東京で一人暮らしをしていました。
誰にも干渉されない「自由」と1人で生活していく「不自由さ」を
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TAMALA 2010 a punk cat in space(2002年製作の映画)

4.0

アニメ、というと、ディズニー?宮崎作品?いやいや、これはどのカテゴリーにもあてはまらない異端児的アニメです。

永遠に1歳を繰り返すネコ地球のTAMALAちゃんはキュートで、色っぽくて、万引きのプロで
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

4.0

原案、脚本も矢口史靖監督のめずらしいオリジナル脚本映画。
今は、ベストセラー小説や漫画、実話ものが多い中で頑張りました、という感じ。

私がすぐに思い出すのは、東日本大震災の時の事。
鉄道関係が全て止
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

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2001年のアンジェリーナ・ジョリーの出世作の前日譚って事でいいのでしょうか。

アンジーのララ・クロフトの良さって、不敵な面構えで冷静沈着でなんでも平然としている堂々たる姿だと思ってます。

この映
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

4.0

配信にて再見。
時間軸が微妙にずれていくので、ぼーっと観ていると置いていかれてしまう映画。
ジャンルは何になるのかなぁ、と思ったらIMdbではSF・スリラーになっていました。
私は、ティーンエイジャー
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恋するシェフの最強レシピ(2017年製作の映画)

4.5

 スクリーンで金城君を観るのは、思えば『レッド・クリフ』以来では?おひさしぶりでございます。やっと公開になりました。

 東京国際映画祭で上映されたのは知っていましたが、単館でも日本公開になってうれし
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

5.0

とても良くできたストーリーとアイディア、オレンジを基調にした鮮やかな色合い、何よりも骸骨になったご先祖様がわらわら出てくるこの世界観が好きです。

今回の舞台はメキシコ。
春休み映画ということで地元の
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.5

「君はね、彼らの物語に飛び入り参加している」
主人公の大学生、椎名はそう言われます。
まさに、何も知らない人間がある事件に巻き込まれてしまう顛末です。

 巻き込まれ型の特徴のひとつは、わたしは、「唐
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太陽の少年(1994年製作の映画)

4.5

『紅いコーリャン』『芙蓉鎮』などの男優、チアン・ウェン(姜文)が初監督した映画であり、この映画で少年を演じたシア・ユイ(夏雨)は、当時17才でヴェネチア国際映画祭の主演男優賞をとりました。
中国での金
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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

4.0

 ピクサーのアニメ技術はすごい。一番は毛のフカフカ感といった、質感の出し方ですね。
本物そっくりなのではなく、本物以上にフカフカを実感できるような幻覚を覚えるくらいです。

 わたしが好きなのは『モン
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.0

この映画が終わった後に、誰かが

「かわいい女の子が出てくるファンタジー映画だと思って、家族で楽しもうなんて来たら、大変なことになるね」

と言っていたのが聞こえましたが、確かにそうです。

 確かに
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繕い裁つ人(2015年製作の映画)

3.5

三島由紀子監督の映画は良く言えばきれい、私としてはちょっと少女趣味が好きな監督さんかな、と思います。
日本の女性監督では「ズボンをはいた女の子」という感じで、女らしさとかかわいい少女とかあえて出さない
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

5.0

私、この映画、大好きです。
音楽、編集、テンポ、リズム、脚本・・・車の映画でありながら、ありがちな「車好きだけの為の車映画」でなくしているのは、他の要素がきちんと計算され、粋でありながら、無駄がなく、
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.5

とてもビターだけれど、大人の映画。いい映画だと思います。
映画の中で、綺麗ごとを言わない勇気を感じます。

子供がいながらだんだん気持が離れていくある夫婦を映画はじっと追います。そして同時に描かれるの
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